情けは人の為ならず、巡り巡って己が為
これは私の母がよく言っていた言葉。
人のためってやっても、巡りに巡って自分のためになる。
頼まれ事も、いつかは自分の役に立つ時が来るというもの。
小さい頃の私はふーんとしか思っていなかったが、今は確かにそうだなと思うことがよくある。
困っている人を見ると何かしないと落ち着かないタイプなのだが、自分が何をすれば相手を助けられるのか、喜んでくれるのか、そういうことを割と無意識に考えている。
それは今私が接客コンサルタントとして新しいサービスを考えたり、お客様の満足度を上げるにはどうすればいいかを考える基盤になっているのだ。
居心地の良いお店を作るためには、困りごとは少なければ少ない方がいい。
それは今まで困った人を見かけた時にどうすればいいのか、すぐ助けられなかった時はどうすればよかったのか人に相談したりしたことが役に立つのだ。
私は今接客コンサルとして2店舗目で働いていて、そこでは海外の方がよくお店に来るので宗教に対応したメニューを作ろうとしている。
メニュー作り自体はやったことがないが、前職のアパレル店で接客指導をしていた際にマニュアルを手作りしていたことと、卒論の発表(ゼミの先生に声をかけられて挑戦したもの)のために作ったスライドショーの知識が今になって役に立っている。
誰かのためにと思ってやっていたことは、巡り巡って自分のためになる。
今の年齢になって初めて身に沁みてわかったことだが、これからもどんどん頼まれごとはやっていきたいし(もちろん理不尽な押し付けは断るが)こうしたら良くなるんじゃない?!という発想はどんどん使っていきたい。
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