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年間休日数の実態
大阪堺筋本町の社会保険労務士⚖️マチネ社労士事務所の上田麻美です⚖️
労働時間の原則・休日の原則についてはすでに記事にしましたね。
では今度は、今日本にある会社の年間の休日数はどのくらいあるのか?という事を考えてみたいなと思います。
労働時間の原則は1日8時間/週40時間です。
1日8時間のお仕事をしてもらう場合、週5日働くと原則の上限に到達します。
それ以上の所定労働時間を設定できませんので、必然的に週に2日お休みを作る計算になります。
では、今、日本にある会社の年間休日数は何日くらいあるのか?
厚生労働省が就労条件調査をしています。
その調査によると令和3年には、平均年間休日数は110日だそうです。
大体110日の休日を設定している会社が多いという事ですね。
では、年間休日110日がどのような数字なのか、具体的に考えてみましょう。
1年間に暦日は365日あります。
365日 ➗ 7日 = 52.12(週)
一年はおおよそ52週あるということが分かりますね。
では週に2日の休日を設定したとすれば、
52.12週 ✖️ 2日 = 105日(切り上げてます)
毎週2日休むと、1年間にお休みは105日 必要という計算になります。
年間の平均年間休日数が110日とすれば、毎週2日のお休みにまだ5日休みが加算されています。
では、皆さんの会社の休日を思い出してください。
土日のお休み以外にある休日といえば・・・
年末年始休暇と夏季休暇がありますね。
では一般的な例で言うと、
年末年始休暇が12月30日〜1月3日の5日間
夏季休暇が、8月13日から16日の4日間
でしょうか。
お休みの年末年始休暇・夏季休暇の日付の中に土日等所定休日に設定している曜日や祝日が含まれているはずですので、差し引きすると5日程度になるのではないかと思います。
年間休日110日という会社の実態は、
・1日に所定労働時間8時間
・週休2日
・年末年始休暇、夏季休暇あり
という会社が多いのかなと推測されますね。
毎週必ず2日お休みがあるように出勤日を調整し、年末と夏休みにまとまったお休みを作ると110日くらいになるのですね。
では、次回は毎週必ず2日のお休みがあるように出勤日を調整するってどういう事?っていう事を考えてみましょう。
ヒントは、「完全週休二日制」です。