matibari

いろいろ書いている人。 時々適当な文章をUPしています。

matibari

いろいろ書いている人。 時々適当な文章をUPしています。

最近の記事

  • 固定された記事

誕生日。そして3周年。

――本日我生誕祭也。 うっかりするとnoteを更新しないで放置してしまうの本当によくない。 せめて新刊が出る度に告知記事くらい書くべきだって分かってるんですが本当にすみません…… さて表題通り本日7月12日は私の誕生日です。この年になると大はしゃぎするようなことはなくただただ「私、いくつになったっけ……?」というぼんやりとした空気になりがちです。大人になると欲しいものもそんなになくなりますしね……毎年好きで買ってるケーキだけは買ってきて食べようかなというくらいです。 そ

    • 誰もが誰かの神様で。でも神様なんていらなくて。

      映画「ルックバック」をAmazon Prime Videoで視聴した。劇場に行きたかったのだが都合が付かず、ソフトが発売されたら買おうと思っていたところ配信が先に始まると知って時代を感じるなどしつつ、ありがたく見させてもらった。 この作品。どこを切り取ってもすごい話なのですが、私は前半部分に当たるエピソードを見るたびに胸が苦しく恥ずかしさでころがりたくなって、同時にどうしょうもなく泣けてしまう。努力していることは隠しつつも自分は天才だと信じ切っている藤野。だがそのプライドは

      • 「私が死んで満足ですか? 誰が殺した悪役令嬢」紹介・あとがきなど

        レジーナブックスから「私が死んで満足ですか? 誰が殺した悪役令嬢」(アルファポリス)が発売されました。 こちらは以前発売された「私が死んで満足ですか? 疎まれた令嬢の死と、残された人々の破滅について」のシリーズ作品となっております。前作は現在神作画でコミカライズ連載中です。 今作は「2」というナンバリングもなく、あえて「シリーズ作品」と称しているのには理由がありまして、あまり詳しく書くとネタバレになってしまうのですが同じ国ではありながらも今作のキャラクターたちは前作のキャ

        • コミカライズ「贖罪の花嫁はいつわりの婚姻に溺れる」

          たまには真面目に宣伝記事を書きます……!! 本日よりアルファポリス・ノーチェブックスさまの公式サイトにて「贖罪の花嫁はいつわりの婚姻に溺れる」のコミカライズがスタートしました。 こちらの作品は2022年11月にノーチェブックスさんで書籍として出た作品のコミカライズになります。 帯の「孕みたいのだろう?」というワードの強さ、いつ見ても痺れる(作者)表紙も幻想的でとっても素晴しいですよね。私も大好きな一冊です。 本作はある理由から家族にめちゃくちゃ虐げられているヒロインと、

        • 固定された記事

        誕生日。そして3周年。

          もう2月が終わるなんて信じない……冬

          なんと最後の投稿から8ヶ月が経過してました すごく今更ですが2023年の振り返りしとく……?と思い立ったのでちまちまと書いてみたり 我ながらよく出したなぁ……と噛みしめる数ですね。実際この数をどう捌いて出したのかもう殆ど覚えてない。とにかく書いては次、書いては次!だったので人生とは……スケジューリングとは……と悩んだ一年でございました。お受けしていたもののお断りした仕事もありますしスケジュール調整をしていただいた時期などもあり編集さんの優しさを噛みしめた一年でもありましたね

          もう2月が終わるなんて信じない……冬

          祝完結「後宮医女は逃げられない」あとがきとお話づくりのアレコレ

          この度、リブレ/e乙蜜コミックスで連載していた「後宮医女は逃げられない ~ワケあって将軍閣下に閨教育いたします~」が完結致しました。作画の茅谷しょうゆ先生および担当編集さま、そして読んでくださった読者のみなさま、誠にありがとうございます~~!! こちらは原作小説などはなく、編集さんと一緒に構想を考え、漫画用のシナリオを書き下ろした作品になります。実は最初に声をかけていただいたのは別の作品だったのですが、そちらは事情があってコミカライズが叶わず。じゃあ原作を!とご依頼いただき

          祝完結「後宮医女は逃げられない」あとがきとお話づくりのアレコレ

          作家デビュー2周年を迎えました

          あっという間の二年間。楽しかった二年間。(卒業式みたいだな)ここまでの戦歴(?)は紙書籍11冊、電子書籍8冊、単行本10冊、電子コミック4冊、コミックアンソロジー2冊参加です。現在までに短編含め10作品をコミカライズして頂きました。 私よりもハイペースで出版してらっしゃる方も沢山いらっしゃるので、そこまで多くはないでしょうというのが自己認知なんですが、どうなんでしょうね。特にコミカライズに関しては漫画家さんがとにかく素晴らしく頑張って下さっているので、自分の作品という気持ちは

          作家デビュー2周年を迎えました

          2022年の総括(書籍3冊+電書4冊+コミックス7冊+ext…)

          今年が終わるなんて信じたくない女、マチバリです。 嘘偽りなく怒濤の一年でした。こんなに忙しかったの新社会人だったときと新生児の育児してた頃じゃないかなってくらいに記憶が無い。ほぼ記憶が無いので記憶が無くても創作がはできるということです()昨年5月にデビューして約1年半。WEBに投稿小説を書き始めたのが2019年12月なので丸3年が経ちました。本当にあっという間に過ぎ去って言っており、おかげさまで小説で食べていけるくらいにはなりました。せめて末の子が制服を着るまではがんばりたい

          2022年の総括(書籍3冊+電書4冊+コミックス7冊+ext…)

          2022 eロマンスロイヤル大賞 <金賞>を受賞しました

          拙作「極悪王子の愛玩聖女(https://novel18.syosetu.com/n8955hq/)」がWEBサイトのムーンライトノベルズ上で開催されていたeロマンスロイヤル大賞で金賞を受賞しました。やった~! こちらの作品は別の記事でも書いた、新しいプロットの作り方で執筆した作品になります。約10万字を2週間で書くという自己新記録&めちゃくちゃ楽しく趣味に突っ走って書いたこともあり、受賞はめっちゃ嬉しいです。 作品作り この作品はまずタイトルである「極悪王子の愛玩聖女

          2022 eロマンスロイヤル大賞 <金賞>を受賞しました

          夏休みに殺された話

           9月です。待ちに待った9月!!何故こんなに9月が待ち遠しかったと言えば夏休みが終わるから!夏休み。子どもの頃はこんなに幸せなワードはなかったのに親の身になるとまさに過酷。以前どこかで『夏休みが終わったことにはしゃぐ親の写真(海外)』みたいな特集を見たことがあったんですが。その気持ちが痛いほどわかる。諸手を挙げてひゃっほうしたい。  我が家には子どもが三人おり、そのうちの二人が小学生です。去年までは一人だったのに。去年はそこまで夏休みに苦しんだ記憶が無かったんですが、今年はあ

          夏休みに殺された話

          気がつけばデビュー1年を軽く過ぎていた話

          Twitterでは勝手にお祭りしてたんですが、noteでは記事にしていなかったなと思い立ったので久々にnoteで総感的なものをまとめてみました。 2021年5月に「お荷物と呼ばれた転生姫は、召喚勇者に恋をして聖女になりました(以下、転生姫)」(角川ビーンズ文庫刊)でデビューしてからの1年間で書籍6冊+電子書籍1冊+コミックス3冊+電子コミックス1冊の系11冊の刊行に携わらせて頂きました。また処女作でもあり初コミカライズ作品である「異世界転生して魔女になったのでスローライフを

          気がつけばデビュー1年を軽く過ぎていた話

          小説プロットの作り方を変えたみた件<※おかげさまで受賞しました>

           プロットの作り方を変えて長編を書いてみたら、案外自分にあっててするっと一作書けたという話です。  思いついたきっかけは漫画の原作シナリオ作業からです。原作ではなくてシナリオなので脚本みたいなのを書くやつです。現在いくつかのお仕事をさせてもらっているのですが、漫画の場合はだいたいにおいて『全○話になりますよ』という前提ありきです。なので全体プロットの他に各話で何が起こって何があるのかまで最初に決める必要があります。長編1本とは違い『各話に山場が必要』という小説とまた全然違っ

          小説プロットの作り方を変えたみた件<※おかげさまで受賞しました>

          「私が死んで満足ですか?」

          【新刊のお知らせ】 4月1日発売予定(3月30日出荷)にアルファポリス/レジーナブックスさまより「私が死んで満足ですか?」という殺伐タイトルの本が発売されます。 内容は画像にまとめたそのままなんですが――卒業記念パーティで王太子から婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナ。彼女はその翌日に事故死したと報じられて――というスタートになります。物語のスタートは定番の婚約破棄。ただしこの作品はヒロインであるロロナはほとんど登場しません。偶像劇というスタイルを取っており、ロロナに残され

          「私が死んで満足ですか?」

          2021年の振り返り

          今年は自著が商業作品となりいわゆる作家デビューを果たすなどした驚きの一年でした。まさか自分がという思いがまだまだ抜けませんが、せっかくなので今年一年出た本をまとめてみたいと思います。 5月「お荷物と呼ばれた転生姫は召喚勇者に恋をして聖女になりました」(角川ビーンズ文庫/illustration:南々瀬なつ先生) 「異世界転生して魔女になったのでスローライフを送りたいのに魔王が逃がしてくれません」(カドカワBOOKS/illustration:カワグチ先生) 「異世界転生

          2021年の振り返り

          小説同人誌を作った覚書

          タイトル通りですが年の瀬に同人誌を作りました。人様に見せることを前提とした同人誌を印刷所に発注するとか〇年ぶりで変な汗をかいたのですが、やってよかったなと思ったので覚書として工程を記録しておきたいと思います。 本文を書く今回、同人誌にしたのは「あちらを勃てればこちらが勃たず!?~治癒の聖女と双子の王子様」(以下、W勃たない)というタイトルの一次創作小説です。この作品は綾瀬ありる先生が書かれた「勃たない王子様と治癒の聖女」(※1)という作品に着想を得て思いついた内容で、綾瀬先

          小説同人誌を作った覚書

          第2回ジュリアンパブリッシング恋愛小説大賞〈銀賞〉受賞しました

          タイトル通りにムーンライトノベルズでのコンテストで銀賞を受賞しました!!「宰相閣下の溺愛に雇われ妻は気づかない」というタイトル通りの作品になります。表紙はカナエサト先生に描いていただきました! こちらの作品はとにかく「ヒロインに嫌味をなくしていこう!」という想いだけで書いたので大きな葛藤や困難は特にないのですが、キャラが自分からかなり動いてくれたので最後まで楽しく書けた作品になります。ロイヤルキスさんから電子書籍として配信予定でこれから作業に入るということなので、是非お楽し

          第2回ジュリアンパブリッシング恋愛小説大賞〈銀賞〉受賞しました