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蒸し暑く煮え切らない夏の夜に、ラベルの裏に旨味を見る(万事意見書より)

Mateo.flatの万事意見書より、連載本文はNOTEアカウントにてマニアックな文学体裁の読み物の中に紛れ込んでいる。
写真撮影:Bong bong Yamaguchi

気のせいかどうもこの頃変わらない馴染みの連中とのコミュニティにとどまりがちな交友関係の壁が下がり、これまでは関係を持つきっかけのなかった新しい方々との出会いが増えているように感じるところ。特に明確な根拠はないものの、誰の目にも明らかなこの頃の社会の変化(変化なのか?)、あまり断定的な表現、勘違いされがちな文言は避けたいが、例えば例のウィルスさんの影響力などによって、これまでそれぞれの塊の中で終始完結していたものが混ぜ合わされているような雰囲気であるようで。

なんだか休まらない、開放感のない夏らしくないこの夏に、やや心を静めて俯瞰の目を発動してみれば、ウィルスさんの周囲にもふわふわと諸問題が渦巻いており、いったい何をどうしたら良いのやら、、、良くも悪くも随分前から情報は氾濫気味で、意識高めの素直な方々を翻弄し、社会全体の精神状態としては、出口の見えない"全体"を前に、実は具体のない危機感と共に、湿度は増すばかりかと。

混ぜられ、
道がない、
日本語で混沌?(あってる?)

言葉選びが正しいかどうかはわからないとして、混沌とした状況下では先に書いた”俯瞰の目の発動”は大いに役に立つと思う。言い換えれば、騒々しい空間、社会全体が共通の諸問題を認識している状況。これは、ピンチであると同時に、立場を変えて見方を変えればチャンスの到来でもある(ここではモラルについては言及しない)。

念のため、混乱をチャンスに変えろなどとは言ってない。

何のチャンスか?

個人の意見ではあるけど、茶番を見破るチャンスだと思う。

大きな問題の発生は、特に中身のない諸活動家風の人種にはすこぶる都合がいい。同時多発となればなおのこと、受け手側は余裕を奪われ本質的な部分にまで確認が及ばない場合が多い。そして解釈がないままメディアに流される。(マスメディアとは限定して言ってない。各メディア全部)要は、肝心な中身や方法論は問われにくいわけ。だからここぞとばかりに薄っぺらい茶番を振りかざしてくるわけで。そういう茶番劇を俯瞰の目で眺めて、あっけなく見破ってやるといいと思う。そうすると見えてくるものがあるかと。

近いところで一人ひとりが選択を求められる機会は秋に控えた選挙もその一つ。別に個人的には政治に過度な期待は寄せてはいないものの、地域の代表として誰を送り込むのか、地域の代表に誰を据えるのか。その意味が変わってきているように思う。

別に今に始まったことではないけど、ポイントはおそらく”地域”ということ。ローカルでもいい。おらが村でもいい。

というのも、言葉だけでなく、地域の思考、思想が物事を動かす流れは進む一方だと思うから。(個人の見解だけど)

僕が地域というキーワードに本気で注目したきっかけは、種子法廃止、種苗法改定後までの大きな流れを追う中にあったのだけど、国はともかく、各地方の条例によって不利益を最小限に抑えようとする動きにつながっていった。※この問題はまだまだここからが大事だと思うが別の機会に。

地方社会の復活を考えるにあたって、これもまた茶番は通じない。職業上茶番劇の舞台裏に出くわす機会は多いが、課題は各地方それぞれであり、一様なはずはない。これはさすがに議論は待たないとして。大きな流れを地方分権の流れとするならば、一番の懸念点は、地方がことの次第を正確にとらえて、賢明な対処ができるかどうかだと思う。

いかにも素人的で、相変わらずまとまらない意見書であり、正直こういった類の問題について意見を表面することは恥ずかしい。そしていろんな意味でちょっと怖い。が、だからと言って疑問や違和感を放置したくない。選挙一つとってもそう。政党やら組織票やら、一体誰の何のための選挙なんだ。投票会場にはきたものの、一覧眺めて「この人誰だよ」って。※人生で初めて投じた一票はそんな感じだったなあ、ごめんなさい。

すぐには変われないものもあるにしても、地域の意思が影響力を強めながら時代が進む。それが正だとすれば、当然ながら一人ひとりの思考の質が社会に影響力を強めていく。キャンペーンやわかりやすく短くまとめられたスローガンに乗っかっている場合じゃない。
そういうものに対して、

「で?...」
「どうやって?」
「ひょっとして、あなた・・・」

といた具合に、本質を見抜いていく。


話は既に大脱線の模様だが、それはいつものこと。


”俯瞰の目を発動する”
そうすることで見えてくるものも多い。

商品パッケージと同じで、
人にも目に見えないラベルや所属などの要素がついて回る。

”俯瞰の目を発動する”
ラベルの裏側までのぞき込む。

商品パッケージと同じで、
割に食えないものが多い、

がしかし、

たまに想像を超えるものもある。
好みじゃないパッケージの裏にも。

そういうものと出会い、託していく。
選ぶ側も、知ろうとしなきゃ始まらないけどな。


2021.08.18 AM3:48付近
夜型人間が寝る前に
Mateo.flat


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