2023年10月15日(日)@フロントライン能勢
新学期スタート。久々の単著論文も完成。
暑さの峠を越え、ようやく秋めいてきた10月上旬。
新学期もスタートし、2週間分の講義を終えた。
今学期私が担当する講義は、理系学部の1年生向けの微分積分の科目で、後期は積分だ。
高校で習う範囲の復習に加えて、広義積分や重積分などの新しい内容も入ってくる。
とはいえ、基本的には高校の延長だ。
本格的に数学を勉強する数学科に向けては、理論的な部分(いわゆるε-δ論法など)も行う必要があるが、そうでなければ細かい議論は無視して、理屈の部分は(嘘を言わない程度に)ごまかし、計算の手法やその応用例などを中心に紹介していく。
過去にも同じ講義を持ったことがあるので、その時のノートを流用しており、講義の準備はたやすい。むしろ、ほぼ何もしていない。
一方で研究の方はというと、10月に入って久々の単著論文を完成させた。
共同研究の話はいくつか言及しており、ロバートとの共同研究も継続中で、共著論文も絶賛執筆中だ。
(ロバートとの一連の話は、下記を参照されたい。)
それとは別に、個人的に研究していた内容を論文として完成させたのである。
最近の私の論文は共著として執筆することが多かったため、単著で書くのは久しぶりだ。
この論文、実は動機が少し“不純”である。
というのも、今年11月末に自分がお世話になっている分野に関する大きい研究集会があり、その集会で私の学生が数名発表する予定である。
一方で、私は最近その分野の研究をしていなかった。(学生にはさせていたのだが。)
となると、「自分は研究しないけど、学生は学会で発表させてやってね」となり、なんだか無責任なのでは?という気分になってきた。
であれば、自分も発表せねばと思い、そのためには研究せねばとなり、今回の単著論文執筆に至ったのである。
いわば、「忖度論文」である。
まぁそれでも、久々の単著、楽しかった一面もあるし、この結果を方々で発表するのも楽しみではある。
そんな10月の中旬。絶好のサバゲーシーズン。
いつもの仲間2人ともう1人の友人を加えた4人で15日日曜に定例会に参加することに決定。
紆余曲折ありながら、今回のフィールドは
フロントライン能勢
に決定。
我々のホームフィールドと勝手に思っているフィールドだ。
5月4日以来の参加。以前の記事は、下記を参照されたい。
準備は万端。いざ、第1ゲームへ。
今回は、黄色チーム。
午前中のフラッグ戦。ゲットならず。
仲間との話し合いの結果、この日は徹底的に森側から攻めあがることにした。
ホームフィールドといいつつも、川側からフラッグを取る道筋のイメージが我々にとってはどうしても湧かない。
いずれにせよ、フラッグを取ってチームの勝利に貢献することができれば良いので、バランスを見ながら我々が森側を徹底的に攻めること自体は悪いことではないと思う。知らんけど。
第1ゲームは、復活なしのフラッグ戦。フルオートOK。
表は、Cスタート。しかし開始早々、かなり手前のバリケードでやられてしまう。仲間もすぐにやられてしまった。
どうやら、相手のスタートダッシュが相当速い。そして、結局負けてしまった。
裏は、Aスタート。今回は多少攻め込むことができたが、それでもフラッグには遠い。
そして、私も仲間もやられてしまった後、負けてしまった。
今回の相手チーム、相当強い。
私の伸びそうな鼻を粉々に折ってくれそうな相手。とてもありがたい。
第2ゲーム。残り5分まで1回復活ありのフラッグ戦。
表ゲーム、やられることなく残り5分をきる。
復活が1回はできるため、終盤まで生き残ることができるのがこのゲームの特徴だ。
そのため、残り5分までは戦線をキープし、相手が減ってきたところを見計らって攻めあがるのが定石、だと私は勝手に思っている。
そのように心がけ、なんとか耐え、フラッグ少し手前の岩まで辿り着いた。
残り3分頃だったろうか。前に出ようとしたところで打ち込まれ、終了。
うーん赤チーム、ガンガン攻めてもくるし、守りも堅い。勝てない。
ただ、こういう状況も仲間で連携を取りながらなんとか状況を打開できるようにならなければ我々も強くなれない。
裏ゲームも同様に、残り5分までなんとか戦線を保ったが、攻めあがったところで打ち込まれて終了。
午前中は、いいところが全くなかった。
ポリタンク戦からの、フラッグ戦でのクロスファイヤー。
昼休み後、午後最初のゲームは、おなじみのポリタンク戦。
1回復活有り、セミオート限定。フィールド中央小屋の中にある11個のポリタンクを奪い合うゲームだ。
表ゲームは、ポリタンクを無視して攻めあがり、相手スタート地点を強襲する作戦をとったが、そううまくもいかず、フラッグ戦と同じようなところでやられて終了。
ゲーム自体も負けてしまった。
裏ゲームは、ポリタンクを取りに味方とダッシュすることにし、自分も2個持ち帰ることに成功。
他の味方も2個持ち帰り、黄色は4個。一方で、小屋の中とその周りに3個ポリタンクが見える。
つまり、赤も4個。残りの3個を奪い合う状況となった。
私も果敢に残りの3個を取りに行ったが、やはり相手の守りも堅く、やられた。
結局最後はその3個とも相手に奪われ、4対7で負け。
赤チーム、つええ。。
その後に、どうやら戦力調整のため、メンバーが入れ替わったようだ。頼もしい味方が増えた。
ただ、やはり自分たちで状況を打開できるようになれない限り、我々もレベルアップできない。
午後の第2ゲーム。復活なしのフラッグ戦。セミオート限定。
このゲームも結局フラッグはゲットできなかったのだが、この日最大の見せ場(?)ができたので、書き残しておきたい。
表ゲーム。かなり手前のバリケードで膠着。土嚢の敵がいる限り前に進めない状況となった。
このとき、横の仲間と交信し、土嚢裏の敵をなんとか協力して倒したい旨の相談をした。
そして、私が木の根元に移り相手と応戦し、その隙に私がいた場所に仲間に来てもらい、そこから相手を倒してもらう。
そのような打ち合わせを行い、実行に移した。
それが見事にはまり、土嚢裏の敵を倒すことに成功!
今日のサバゲーは、これが成功したことに大きな意義があったと感じた。
サバゲーのテクニックの1つ「クロスファイヤー」というやつであろうか。
クロスファイヤーというほど角度がついていたわけではないが、私が相手に撃たれない程度に応戦し、その間に他の仲間に敵を倒してもらう。
それ自体はこれまでも実行してきたことではあるが、それを「なかなか倒せないこの相手に対して行いたい」という意図をもって倒したのは、おそらく今回が初めてだ。
これがいつでも仲間と阿吽の呼吸でできるようになると、きっと我々も格段に強くなるだろう。
今回は、この敵1人倒すのにかなり時間をかけてしまったが、これを瞬時に流れるようにできるようになると、相当強いのでは、と感じた。
結局その後、中間地点あたりでやられてしまったのだが、ゲーム終了直前にはフラッグ近くまで仲間が攻めあがることに成功。
結局引き分けとなったが、この日一番黄色チームがフラッグに近づいた瞬間であったと思われる。
その裏ゲーム、そしてその後のフラッグ戦も、全て引き分け。
結局今回私は、フラッグをゲットすることが出来なかった。
私自身、フラッグに近づくことすらさせてもらえなかった。
やはり、フロントラインの猛者たちは強いし、自分もまだまだ未熟だ。
フロントライン最終ゲーム恒例、棒倒し。
そして最終ゲーム。「棒倒し」(と我々が呼んでいるゲーム)。1回復活有り。フルオートOK。
これ、前回のフロントライン定例会では開催されなかったが、「棒倒し」はフロントラインの最終ゲームの恒例である。
スタート地点がBとDになり、スタート地点と反対側にある旗を倒し合うゲームである。
もちろんスタートダッシュで旗を目指すのだが、スタート地点が坂の下になっており、坂道ダッシュがめちゃめちゃしんどい。しかも最終ゲーム。
D地点の方が直線距離は長そうな印象だが、B地点の方が傾斜がキツイ。
どちらの方が有利・不利、ということはなさそうだ。
表ゲーム。味方何人かでダッシュし、まずは旗をゲットし、その後、円形の広場で守りを固める作戦だ。
本日、私自身フラッグがゲットできなかったため、最後くらい何かしらチームに貢献したいと考えていたため、懸命に坂道ダッシュ。
私より速い味方が1人いて、その味方が一番に旗に辿り着き、赤の旗を降ろす。
二番目に到着した私はすかさず円形の広場の守りを固め、同様に旗を奪いに来た相手チームにフルオートで撃ちこみ、撃退した。
そのまま味方で盤石の守りを固め、そのままゲームは終了。黄色チームの勝利。
裏ゲームも同様に、坂道ダッシュからの赤旗を降ろす。
今回も私は二番目に到着。しかしその直後、あがってきていた敵に撃たれてしまった。
復活するためにB地点に戻り、守りを固めるために旗まで戻る。これもめちゃめちゃしんどいんです。
とはいえ、チームのために、頑張って戻る。
味方が盤石な守りを固めてくれていたため、私は前へ出ていき、旗に近づこうとする相手を倒していくことにした。
フルオートで撃ちまくった。
やはり、フルオートで撃ちこんで相手に当たると、気持ちいい。
これもサバゲーの醍醐味だろう。
結局最後まで守りを固め、そのまま旗を守りきり、黄色チームの勝利。
最後には勝ててよかった。
M2の修論の正念場。
ということで、今回はフラッグゲットならず。そして、フラッグ奪取率は
43/42 ≒ 1.02
に後退。連続フラッグゲット記録も12回でストップ。
仲間との連携で敵を倒したあの流れを今後も続けていけるよう鍛錬を続け、さらに連携を深め、チームでフラッグゲットができるようますます鍛錬を続けていきたい。
一方で、今はM2の修論の研究が正念場を迎えている。
私は現在、3人のM2を受け持っているが、1人は博士課程進学希望で早い段階から論文を書いていたため、修論は問題ない。
残りの2人は就職するのだが、その2人の修論を無事に完成させ、卒業させる義務が私にはある。
研究テーマを与え、計算の進捗を報告させ、時にはアイデアを出してあげるなどのサポートをすることで、学生自身が成果を出せるよう導いていく。
今は、その正念場だ。
頑張れ、M2たち!
次のサバゲーは、11月に関東遠征の予定。