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2023年5月4日(木・祝)@フロントライン能勢

学生3人分の評価書に追われるGW

前回の記事の末尾で、博士課程のための「日本学術振興会特別研究員」(通称・DC1、DC2)の評価書の執筆に触れていたが、案の定、5連休前に終わらすことはできなかった。
締め切りは、5月8日である。

ここで、日本学術振興会(通称・学振)とは、研究者たちの研究費(通称・科研費)の応募や、博士課程の学生の支援・外国人研究者の招へいのための研究費の獲得などを取り仕切る文科省管轄の独立行政法人である。

要するに、研究者たちの研究費を取りまとめる組織であり、研究者は、こぞって学振に書類を応募するのである。

学振のDC1やDC2とは、博士課程へ進学する学生を支援するプログラムであり、学生本人が

「博士課程に進めば、こういう研究をするので、経済的に援助してください」

という書類を執筆するのである。
採択されれば、DC1なら3年間、DC2なら2年間、毎月20万円もらえるのである。加えて、年間数十万円の研究費もついてくる。
一方で、DC1・DC2は採択率20%を切る難関であり、博士課程を目指す学生にとっての登竜門である。
詳しくは、
https://www.jsps.go.jp/j-pd/index.html
を参照されたい。

今年度、自分が受け持つ学生3人がDC1・DC2に応募する。
学生が書いた書類の添削のお願いが、五月雨式にくる。
そしてなにより、DC1・DC2に応募する際、指導教員の評価書が必要になる。
これがなかなか大変で、
「研究者としての強み(1000字)」
「今後研究者として更なる発展のため必要と考えている要素(1000字)」
「研究者としての将来性を判断する上で特に参考になると思われる事項(2000字)」
を書かないといけない。学生1人につき、4000字。
3人分で、12000字。


自分も学生時代、運よくDC1をもらえた。学生にもとらせてやりたいのはやまやまだが・・・。

いや~~~私にとっては、なかなかの重労働である。

我々のホームフィールド・フロントライン

5月3日は上の仕事に追われ、丸1日費やした。
思わずこのノートにその鬱憤を晴らしてしまったが、本題に戻ろう。

今回参加するフィールドは、

フロントライン能勢
https://frontline-sgf.jimdofree.com/

に決定。このフィールドは仲間内で参加してきた定例会の中で最も参加したフィールドである。
トップ画像は、フロントラインのスタンプカード。
1度持参し忘れてしまったため、スタンプは9個だが、今回で参加が10回目である。(次回は、2000円オフ!)
まさに、我々のホームフィールドである。

このフィールドはフィールド全体が緩い傾斜になっている。
濃いブッシュは少ないが、ほどよくバリケードが配置されており、バランスの良いフィールドである。
定例会のゲームはほとんどフラッグ戦で、AスタートとCスタート。
Aが斜面上でCが斜面下だが、C寄りには櫓も2つ設置されており、どちらが有利不利ということはないように思う。

フィールドマップ。
マップ上側(B寄り)のフィールドすぐ外には川があるので"川側"
マップ下側(D寄り)を"森側"と呼ぶことにする。


準備は万端。いざ、第1ゲームへ。

今回は、赤チーム。

やはり、午前中のフラッグ戦である

今回は、仲間5人で参加。そのうち2人は久々の定例会である。

「俺がおまえらをフラッグまで連れて行ってやる!」

なんていう威勢のいいことを言ってしまった。

第1ゲームは、復活なしのフラッグ戦(フルオートOK)。
このフィールドは、最初にカウンター戦の類を実施しないのだが、全く問題ない。
表は、Aスタート。森側からD地点経由でCのフラッグを目指す。
D地点から30メートル程度手前のバリケード付近で接敵しがちなのだが、このあたりでだいたい一度、膠着する。

D地点30メートル程度手前の地点をD地点側から撮影。
スタートダッシュで右に見えるバリケードの裏までは来られる。
マップでいうと、×印あたり。

復活なしのため、ここでいかに自分が我慢して相手を削り、少しずつ前に進まないといけない。

そうこうしているうちに、やられてしまった。

威勢のいいことを言ってしまった自分が恥ずかしい。
やはり、サバゲーは難しい。

しかし、その裏ゲーム。Cスタート。
表で辿ろうとしたルートの逆を攻めあがることに決定。
スタートダッシュで、上の×印少し手前のバリケードに入る。そこで、やはりいったん膠着。

スタートダッシュでこのバリケードに入る。
左後方約10メートルのネット際には、匍匐でジリジリあがる仲間。右には他の仲間も。

ここで、匍匐好きの仲間の1人が素晴らしい動きを見せる。
ネット際からジリジリ匍匐であがる一方で、私が少し先の敵と撃ち合う。
このままこちらに引きつけて、仲間に倒してもらおう、そう考えたのはその仲間も同じだったようで、うまくいき、前の敵を倒してくれた。
まさに、阿吽の呼吸の「アタッカー」と「ミドル」だ。

他の仲間も味方も、生き残っているようだ。このまま押し上げよう。

もう少し先の門の形のバリケード裏の敵も味方が倒してくれたようだ。

門の形のバリケード。ここの裏に敵が潜みがち。

門のバリケードに味方2人で入る。匍匐の仲間も上がってきている。
奥から相手に撃たれているようなのだが、どうやら敵は少なそう。
それに、撃ってくる敵が後ろに下がったようだ。
もう少し前に出てみるか。

門を越えて、×印あたりまで攻めあがる。
×印あたりが、この岩・木の根元あたり。この辺りまで辿り着いた。
奥に見える木箱に敵がいるらしい。木箱のさらに奥にフラッグがある。

一方で、周りには味方がたくさんあがってきており、内側からも撃たれる様子はない。
味方がどんどん倒してくれたのだろう。
木箱にいた敵も、さらに奥に下がったようだ。フラッグを守りに行ったのだろう。

残り5分頃だっただろうか。
よし、いくか。

どんどん前に出て、木箱まであがる。味方も上がってきている。

敵は、左奥に下がっている。フラッグは、右側。
ただ、奥の敵を倒さない限り、フラッグに辿り着くのは難しい。

自分がやられても、他の味方がフラッグを取れそう。
よし。自分が突っ込んでみるか。

そう思い、フラッグの右側から回り込み、フラッグを目指す。
すると敵も、私の方めがけて移動した。
その移動にいち早く察知できた私は、フルオートで撃ちこんだ。
そして、ダウン。

この瞬間、勝ちを確信した。

周りの味方に、大声で、
「最後の敵、倒せたので、赤チーム、フラッグまであがれますよ!みんなであがりましょう!」
的なことを叫んだ。すると、味方がわらわらあがってきた。

もし、まだ敵が残っていれば、自分がやられる。
そうなったとしても、周りの味方がその敵を倒してくれるだろうと思い、呼びかけた。
どうやら、本当に敵はいなかったようだ。

Aのフラッグは、ドラム缶上の箱の中。
箱を開けなければならない。慌てているとなかなか開けられない。
このひと手間がギリギリの攻防を生むのである。
フロントラインのフラッグは、手で鳴らすホイッスル。

「誰か、フラッグ取りたい人いませんか?」
「どうぞ取っちゃってください!」
「すみません、ありがとうございます!」

そんなやりとりを味方として、ホイッスルをならした。


ぃぃやったぜぃ!!!!!!


第2ゲームは、残り5分前まで1回復活ありのフラッグ戦(フルオートOK)。
表ゲーム、Aスタート。今度は、第1ゲームと逆、川側から攻めてみることにする。
Aスタートで川側から攻めるとき、拠点となる要所がある。
ネット際、くぼみになっている角がある。

要所となるくぼみ。ここに身を隠しながら、あがってこようとする敵を倒す。
くぼみからの風景。ここを左に入りたいが、そこにどう入るかがポイント。

スタートダッシュでくぼみに入ることには成功した。
内側から、仲間の援護もある。1回復活もできる。

よし、陣地を押し上げるためにも、突っ込んでみるか。

撃ってくる敵がいないことを確認し、ネット際に出てみる。
くぼみからネット際に左に行くと、下り坂になっており、バリケードがいくつかある。
そのバリケードに入ると、逆に内側にいる敵は完全に無防備になっている。そこに入り、敵を撃ちまくった。7,8人は倒しただろうか。

くぼみから出た後の風景。下り坂になり、ネット際に降りて行くといくつかバリケードがある。
奥にB地点も見える。

そのままどんどん下っていき、B地点少し手前まで辿り着いた。

ただ、ここで問題が。味方がついてきていない。完全に孤立してしまった。相手も復活できるので、復活後、私をドンドン狙ってくる。
盤石なバリケードに身を隠しながら応戦していたのだが、全く身動きが取れない。
味方のあがりを待ったが、私が1人で下り過ぎてしまった。
そうこうしているうちに、残り5分をきった後、やられてしまった。

やみくもにあがっても、勝ちには繋がらない。


裏ゲーム。やはり我々は森側、ということになり、森側から攻めることに。
で、第1ゲームの裏ゲームと同じようなバリケードに入ったが、早々にやられる。
復活後、味方たちと前に出ようとしたが、前に出た瞬間、やられてしまった。

しかし、まぁ、仕方ない。


ポリタンク戦・フラッグ戦を2回・最後に攻防戦

昼休みをはさんで、午後最初の第3ゲーム。ポリタンク戦。1回復活OK(セミオート限定)。
フィールド中央にある小屋に置いてある11個のポリタンクを奪い合い、自陣に多く持ち帰ったチームの勝ち。

左に見える小屋の中にポリタンクがある。
11個のポリタンクが置いてある。片手に2個ずつが限界。
この小屋の中での打ち合いは禁止。

奪われたポリタンクは、相手チームスタート地点に奪いに行く(もしくは、少し離してノーカウントにする)ことも可能。
ただ、基本的には奪いに行くのは難しいため、最初の1分でほぼ勝負が決まってしまう。
私はいつも、スタートダッシュは銃を置いてダッシュし、ポリタンク回収を目指している。
ただ、完全無防備のため、撃たれることもしばしば。
撃たれた場合は、その場にポリタンクを置かなければならない。

フロントラインの午後最初に行う定番のゲームである。

表ゲーム。Aスタート。
スタートダッシュで小屋に入り、なんとか4個を小屋の外に出し、持ち帰りに成功。
他の味方も4個持ち帰ることに成功し、赤チームは8個。
その後、銃を持って小屋付近に戻り、攻防に参加。
隙を見て、もう一度小屋に入り、中を確かめたところ、1個ポリタンクが残っていた。
せっかくなので持ち帰る。そして、ゲーム終了。
赤チーム9個、黄チーム2個。表ゲームは赤の勝ち。

裏ゲーム。Cスタート。
裏ゲームも、初手で4個の回収に成功。
だが、結果は赤チーム5個、黄チーム6個で、黄の勝ち。

ポリタンク戦、ダッシュがしんどいが、フロントラインでの恒例のため、しょうがない。


第4ゲーム。復活なしのフラッグ戦(セミオート限定)。
表も裏も森側から攻めたが、いつものバリケード付近でやられた。
一度、同じバリケードの表と裏に入ってしまい、相打ちになったことがあった。
同じバリケードに入ってしまうこと、たまにあるのだが、こういうときはどうしたら良いのだろうか。
相打ちなら、まだましなのか。うーん、こういう所の技術がまだまだな気がする。


第5ゲーム。残り5分前まで1回復活ありのフラッグ戦(フルオートOK)。
表ゲーム。Aスタート。川側から攻めることにした。
味方が例のくぼみに入り、私はそのすぐ横からB地点方向の敵と交戦。
一度やられたのだが、すぐに復活し、元の場所に戻ってくる。
まだまだ膠着していて、なかなか攻めあがれない。残り5分を切った。
くぼみに入っていた仲間が「森側に回った方が良いかもしれない」と叫ぶ。

よし、森側の様子を見に行ってみるか。

そう思い、1人で森側に回り込んでみた。

復活後、図のような進路をとった。

すると、いつものバリケード付近に多数の味方がおり、状況を味方に尋ねると、味方の数に対し相手の数は少なそうな様子だった。
そのため、近くの味方に援護をお願いし、前に出ることにした。
そのまま、D地点目の前のバリケードまで辿り着く。ここまでくると、フラッグまではあと少し。

D地点付近から撮影。ドラム缶少し後ろのバリケードまで辿り着く。

そこから先、おそらくフラッグ付近は守りを固められていると思われるが、周りに味方もいる。
フラッグめがけてぐいぐい進んでみることにした。
ところで、バリケード付近から味方(女性!)に援護をお願いして一緒に進んでいたのだが、その方が頼もしすぎた。
おかげで、的確に相手の位置が把握できたため、フラッグ手前まで辿り着けたのだ。
やはり、近くの味方と共闘するのは大事、というか、必須だ。

残り1分を切っていた頃だろうか。
フラッグがあるドラム缶に辿り着き、箱を開けたその瞬間!!

撃たれてしまった。


え?どこから??

びっくりして、しばらくフラッグ付近で、ヒットアピールした状態でゲームの様子を見ていたのだが、私の後続で辿り着いた2人とも、ドラム缶に辿り着いた瞬間に撃たれた。

まじか。

ゲームが終了した瞬間、信じられない場所にギリースーツで身を潜めていた敵が出てきた。

これは、わからん。

ギリースーツ、おそるべし。

そして、裏ゲーム。
森側から攻めあがることにした。やはり我々は、森側からの方が得意だ。

いつものバリケードに入ったのだが、他の味方も同じバリケードに入る。
ネット際には、匍匐の仲間。右にも仲間が残っている。
割と森側に味方が集まっているようで、このまま削っていけばどんどん前に出られそう。
ネット際の仲間・他の味方もどんどん削ってくれて、門まで辿り着いた。
味方が多く残っており、「面」で押し上げていった。

そして、残り3分頃だろうか。木箱の手前まで辿り着いていた。
その瞬間、仲間の1人が、フィールド中央側からフラッグめがけてダッシュ!!

これは、私もついていかねば。

そして、自分もフラッグめがけてダッシュ!!その瞬間!!!


ズコーーーー!!!!


ものの見事にずっこけてしまった。フラッグの10数メートル手前。
仲間がフラッグをゲットしたその瞬間の出来事であった。

フラッグ付近で、味方も敵もみんなに注目されてしまった。
ケガはないのだが、心のダメージがすごかった。


これがこの日の最後のフラッグ戦。恥ずかしすぎた・・・


最終ゲーム。攻防戦。防衛側は、Aのフラッグを守れば勝ち。攻撃側は、Cスタート。
攻撃側は1回復活あり。防衛側は復活なし。
防衛側は、A地点寄りのフィールド半分から手前で防衛。

表ゲーム。防衛側。味方に常連さんっぽい方がいて、的確に配置してくれた。
その方の指示で、川側の最前線、土嚢の裏に身を隠した。
が、結局あまり役に立てず、やられてしまった。
とはいえ、チームは防衛側の勝利。

ところで、最終ゲームにもなると、早めに帰宅する方もいて、チームのバランスが崩れていたように思われる。
赤チームは20名程度はいたが、黄チームはもっと少なかったと思われる。

そんな状況の中、裏ゲーム。攻撃側。
攻防戦の攻撃側は、守るものがないので、戦力を一カ所に集めれば良い。
話し合いの結果、全戦力を森側に集めることにした。
防衛側は守りを分散させる必要があるので、こちらが必ず数的に有利となる。
しかし、元々の人数に差があったように思われる・・・。

その状態で攻めあがり、割と簡単に門付近まで辿り着けた。
そのまま攻めあがり、残り5分。木箱の裏付近まで到着。

よし、いくか。

フラッグめがけてダッシュ!ドラム缶まで辿り着く。
すると、内側から相手が撃ってきた!
すかさず、ドラム缶の裏に身を隠す。
そうしてやり過ごしているうちに、味方が敵を倒してくれた。

で、落ち着いて、フラッグをゲット。

ただ、数的有利につき、少し釈然としなかった。


帰り道、今回の私のフラッグゲットの回数について仲間と話をしたのだが、午後のフラッグ戦(ずっこけ)と、攻防戦の攻撃側(数的有利)と、この2つを併せて1回分としてはどうか、ということになった。

新たな目標

ということで、今回は、フラッグゲット2回(午前中の1回+合わせ技の1回)ということにしたい。
そして、フラッグ奪取率は

38/38 =1

に更新!ついに、当初の目標を達成!そして、

9回連続フラッグゲット
8回連続2回以上フラッグゲット

である。思っていたより早く達成してしまった。


そこで、この機会に次なる目標を立てようと思う。

フラッグ奪取率1以上のキープ

これを継続しつつ、次なる目標として

●フラッグ奪取率1.5の達成

これを新たな目標としようと思う。
フラッグ奪取率1.5とは、「毎回フラッグ1回以上獲得、2回に1回はフラッグ2回獲得」と同値である。

このような無謀な挑戦を達成しようと思うと、やはり、
「フィールド全体の戦況を正しく把握した上で、取るべき戦略を的確に選び、仲間と連携してフラッグを目指す」
ということが必須になるであろう。

さらなる高みを目指したい。


GW明けは大学から学生減りがち

4月は新入生がやる気まんまんの時期であるが、GW後は、1回生たちがサボり方を覚えてくる。
4月のキャンパスは、我々教員からするとキャピキャピしていて、食堂は混むし、"目もあてられない"状態ではあるが、GW明けには、それが落ち着いてくる。

今年は、どうだろうか。私は、かまわずこれからも諸々頑張っていこう。
とりあえず、3人分の評価書だ。これを完成させねば。


次回のサバゲーは、5月中にもう一度参加できないか模索中。

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