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高校数学10分プログラミング(数学B編 4.確率分布と統計的な推測)11日目「母集団分布を考える」解説

マガジンリスト > 数学B編 4.確率分布と統計的な推測 > 11日目 解説

本日の課題、おつかれさまでした。

課題の母平均、母分散、母標準偏差を計算するプログラムを作成することができたでしょうか。


解答例

今回の課題の母平均、母分散、母標準偏差を計算するプログラムの例を示します。

// 母平均、母分散、母標準偏差の計算
void setup(){

  // 確率変数の値
  int[] x = {1,2,3}; 
  // 母集団分布P
  float[] p = {2.0/10.0, 3.0/10.0, 5.0/10.0};

  // 母平均の計算
  float m = 0;
  for(int i=0;i<3;i++){
    m = m + x[i]*p[i];
  }
  
  // 母分散の計算
  float v = 0;
  for(int i=0;i<3;i++){
    v = v + (x[i]-m)*(x[i]-m)*p[i];
  }
  
  // 母標準偏差の計算
  float sigma = sqrt(v);
  
  // 母平均、母分散、母標準偏差の値をコンソールに出力
  println("母平均  :", m);
  println("母分散  :", v);
  println("母標準偏差:", sigma);
  
}

ソースコード2 母平均、母分散、母標準偏差を計算するプログラム(完成版)

ソースコード2を、Processing の開発環境ウィンドウを開いて(スケッチ名を「MeanValue_etc_StatisticalPopulation」とします)、テキストエディタ部分に書いて実行すると、コンソールに

母平均  : 2.3
母分散  : 0.61
母標準偏差: 0.781025

と出力されます(図1)。

図1 スケッチ「MeanValue_etc_StatisticalPopulation」の実行結果


これらの結果がおおむね正しいことは、手計算などの結果と比べて確認しておいてください。


本日は以上です。
明日は、標本抽出(サンプリング)について考えていきます。

次回もよろしくお願いします。


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