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あなたの脳を蝕む数学不安とその科学的対策

数学が辛い。


授業が嫌だ。

こんな風に思うなら、数学不安かもしれません。


数学不安とは
「日常や学校で数字を扱ったり数学の問題を解いたりする際に感じる緊張や不安」
として定義されています。[S]

 数学不安が高いと、それだけで成績に差が出てしまいます。[L]によれば、不安傾向の高い人ほど簡単な問題でのミス(符号のミスなど)が増えるようです。結果としてスコアにも差が出ます。

 また、数学不安傾向が高いと、その後のキャリアにも影響します。[M]によれば、数学不安傾向が高い人ほど理系や経済の分野へ進むのを避ける傾向にあるそうです。不安のために将来の可能性を狭めてしまうのは実にもったいない。なぜなら数学に対する不安の多くは個人のネガティブな経験によってつくられることがわかっているからです。これは感情や記憶の問題であって、あなたの真の数学の能力ではありません。

 逆に言えば数学不安を減らすことさえできれば、あなたが本来もつ数学の能力を大きく伸ばすことができるのです!

 そこで今回のnoteではまず数学不安を測定していただき、その上ですぐにできる不安を減らす対策を紹介していきます。

質問は14問です。

回答は5段階で
強くそう思う
そう思う
普通
そうは思わない
全くそう思わない

で回答願います。

強くそう思うに5点、以下1点づつ引いて、全くそう思わないを1点とします。

1、数学は快適で簡単だ。

2、数学は最も恐怖を感じる教科だ。

3、数学の教室に入る前はいつも心配してしまう。

4、数学の面白いところを見つけたことがある。

5、数学は最も好きな教科のひとつだ。

6、いつも数学のテストを恐れている。

7、数学の問題を解くことはいつでも喜ばしい。

8、数学の宿題をするときにはナーバスになる。

9、他のどの教科よりも、数学の授業は楽しくてわくわくする。

10、難しい勉強の中では数学を好む。

11、数学と聞くと頭痛がする。

12、数学の授業で質問されるのが怖い。

13、数学は全く怖くない。

14、先生に数学の質問をされると、頭が真っ白になる。

以上です。

1、4、5、7、9、10、13
の合計
2、3、6、8、11、12、14
の合計をそれぞれ出してください。


結果ですが、

45以上なら高い数学不安

32以下なら問題無し!

という結果です。

いかがでしたか?
「低い」となったあなたは、これからも臆することなく数学を学んでいってください。
「高い」となってしまった場合も安心してください。実験的に不安を下げる方法があります。

その方法とは

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