パソコンとかでメモとかするじゃないですか。特に最近はメモアプリもたくさんあり、ペーパーレス化も進んでますよね。私なんかはまだまだ紙も使っていきたい派なんでちょっと肩身が狭くなっております。 そんな中でデジタルでのメモは手書きと比べてどうなの?というところを調べてくれた研究があったのでご紹介します。 等研究は、かの有名なプリンストン大学の学生67名が対象。被験者はメモの取り方には特に指示を出さずにランダムに手書きノート派、ラップトップメモ派に振り分けられ、 1.TE
今年も来たよ!買って良かったもの。ということで下半期も紹介していきます。 ここ2年の間に2回も引っ越したので物欲が減りつつあるのですが、それでも持っておきたいものたちをまとめました。 上半期はこちら↓ https://www.mathlikeb.com/entry/2021/07/06/163000 * 1空気清浄機 asin:B07Z8PRD4W 13畳まで対応の加湿機能付き空気清浄機。買った経緯は以前も書きましたが、やっぱり使い勝手が良いですね。 https:
医学部とか芸術学部とかにいる人の性格とか知りたくないですか? 私は気になりました(笑)。 性格というと、最近はビック5という指標が標準的。結構浸透してきている感じがありますが、紹介すると、 Openness:開放性=知的好奇心の強さ Conscientiousness:誠実性=まじめさ Extraversion:外向性=社交的で活動的 Agreeableness:調和性=他人にやさしいかどうか Neuroticism:神経症傾向=不安や緊張
数学者は引きこもりが多いです。何らかの大きな発見をする上では、一人で邪魔されない環境で考える。この意味では、不登校や引きこもりに対して私は必ずしも批判的ではありません。しかし、引きこもりを抱える側としては不安も大きいことでしょう。「不登校・引きこもりの9割は治せる」では、一万人以上の引きこもりと向き合ってきた著者による引きこもり脱出法がかかれていたのでメモ変わりにご紹介します。 不登校の兆しとタイミング 著者によると、不登校には一定の前触れがあるそうです。特に分かり
虐待については結構無視できない問題になりつつあります。 というのも、日本においては虐待の報告件数が年々増加しているからです。 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302913.htm ここには2つの問題があります。 1つは、単純に虐待をする親が増えたこと。もう1つは、虐待の定義が狭いことです。 順に書いていきましょう。 最初の問題ですが、虐待をする親は増えているようです。これは
働き方について橘さんの本「働き方4.0VS2.0」を読んでました。 シリコンバレーで起こっている働き方と日本を比べつつ、現実世界での処方箋を書いたいい本でした。 日本型は前近代的 どーも、大型連休に何をしていいか戸惑うタイプの人です。そこで将来の仕事について考えていました。人生において長い時間をかけるので、こうした休日こそじっくり向き合いたいところです。そんなアラサーサラリーマンに、橘氏は容赦無く日本型雇用をぶった切っていまして、とても参考になりましたので書評を
以前に大隈教授が声をあげた基礎研究の充実の話。 mainichi.jp 充実ってのは、要は基礎研究に金よこせってことで、これ自体は(基礎研究者にとって)素晴らしいお話なんですが、 「そもそも基礎研究って何よ?」 ってなると中々入り組んでくるんですよね。 まずは定義から ちなみに、アメリカだと Basic research, also called pure research or fundamental research, has the s
スマホって、何だか勉強には悪影響な気がしません? けっこう保護者の方も持たせるのは躊躇したりするんではないでしょうか? そういった、勉強中だとか、宿題の途中でスマホいじったりするとどうなの?っていう問題に対して、高校生を対象に行われた中国の研究があったのでご紹介します。 調査は男女半々の中国の高校生1799人に対して行われたもの。宿題の最中にどういった気晴らしをするかを調べたものなんですが、当研究では、気晴らしを 従来の気晴らし この尺度は、長い間存在してきた
皆様、スマホはお持ちでしょうか? 私は一応持ってます。 でも、それで何をしているかというと、、、、笑 では次の質問です。皆さんは何に使ってますか? メールやKindle読んだりはしますが、ラインだのの使用時間との兼ね合いをみると、そこまで時短になっているかはやや議論。時短が全てではないですが。 スマホに関するメタ分析が出た! 今回は、そんなスマホと学力のお話。 実は親御さんでの悩みは「スマホをもたせたらいい
中野信子先生。 今や押しも押されぬ人気脳科学者です。 脳科学を生かした教育への発言も多いので彼女はウォッチしていたのですが、本書はKindleで月間セールにも選ばれていたので購入しました。Kindleは積読がはかどりますね笑 本書は妬みの感情というのがテーマなんですが、これだけにとどまらず毒親の仕組みや、はては戦争の話まで解説している面白い本。テレビなどで見る中野先生とは違った部分も覗けるのではないでしょうか。 教育の面としては毒親の話と社会性につい
平塚の金魚絵展に行ってきました。作者の深堀隆介さんは、生き生きとした金魚を描く現代芸術家。 先端科学者にしろ、現代芸術家にしろ、創造をすることを生業にしている人の苦しみは計り知れない。それは有史以来生み出されていないものへの挑戦だからだ。 今までここに存在していなかったものを生み出す。そしてそれに他者への共感を生み出す。 対象が何であれ、その挑戦を選ぶ人にはある苦しみが待っている。 「自分には価値がない。」 という苦しみだ。
数学が辛い。 授業が嫌だ。 こんな風に思うなら、数学不安かもしれません。 数学不安とは 「日常や学校で数字を扱ったり数学の問題を解いたりする際に感じる緊張や不安」 として定義されています。[S] 数学不安が高いと、それだけで成績に差が出てしまいます。[L]によれば、不安傾向の高い人ほど簡単な問題でのミス(符号のミスなど)が増えるようです。結果としてスコアにも差が出ます。 また、数学不安傾向が高いと、その後のキャリアにも影響します。[M]によれば、数学不安傾向が高
マインドセット、という言葉は茂木健一郎先生がかなり普及に努めていることもあってけっこう日常にも馴染みのある言葉になりましたね。一応、当ブログではマインドセットを 「心理的枠組み」とか、もっとざっくりと 「心のあり方」 という意味で使うことにします。 マインドセットには大きく分けて コチコチマインドセット 「知性には一定の量があって、その量は変えることができない」 と しなやかマインドセット 「誰であれ知性の量は増やせる!」 があります。 違いが明白に出る
数学においては、とかく生まれ持った能力で決まるのではないかと思われがち。確かに、一部の能力(例えば、計算スピード。参考https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20039944) しかしながら、計算スピードなどは、この計算機の発達した時代には無用の長物(他国では、小学生でも電卓を使用しているようです。)ですし、ある程度改善はします。生まれつきの差も、ある程度は克服可能です。 今回はそんな生まれつきどうこうの話ではなく、メンタルのお話。とく
前回の記事では、宿題の量は1日どのくらいがベストなのかについて書いてみました。サクッというと、 数学ならば、1日90〜100分が最適で、 理科ならば、1日80〜90分が最適量 やりすぎると、逆に成績が落ちる という感じでした。 今回は宿題についての2回目。参照する論文は前回と同じですが、この論文によると、宿題時間や量よりももっと成績に関わる関わる因子があります。なんと、2倍。 それは、自主性、です。