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自然数って?
私が最も得意分野にしていた内容が、
「数」
の話。
高校生の数学Aでの整数の単元などで必ず話していた、
「自然数の話」
をちょっとだけ披露します。
※小学生でもわかるようにしているつもりですが、難しかったらごめんなさい。
そもそも数って無限にあるのですが、
それぞれの用途によって使い分けられます。
よく分類されるのは
・整数
・分数
・小数
ですよね。
国語が得意な人は感じを見れば、なんとなくわかります。
・整っている(きちんとしている)数
・分けられている数
・小さい数、小さくあらわされた数
ですよね。
整数は、その通り半端なく整っていればいいので、
1 2 3 … 158 … 1235 …
などなど。
分数は分けられた数なので、
2/3(さんぶんのに)
のようなもの。
(1つのものを)3つに分けた2個分ということ。
3つに分けられないようなものでも、3つに分けたと想定して2個分。
分けにくいものでも分数で表すことはよくあります。
小数は…例えば1と2の間を細かくしてあらわしたもの。
1.2 とか 1.75 とか。
もちろん、この範囲でなくてもいいよね。
0.235 とか 125.68 とか。
ここで考えてみるのが、
細かく分けて考えるのが
分数や小数
分けずに考えるのが
整数
となるよね。
でもときどき、「自然数」という言葉が出てきます。
読んで字のごとく、自然な数なのです。
私の好きな言葉を使わせてもらうと
「違和感が全くない数」
です。
区別に困ったら、「違和感が全くない」を考えてください。
数が自然に出てくるのはどんな時…
数えるときですよね。
リンゴが1個、ミカンが2個、お米が3粒、ハトが4羽。
個数の単位をつけて自然に数えられるのが自然数です。
でも、ここで
リンゴが2/3個
といってはどうでしょうか。
リンゴって分けられてますか?
もっとわかりやすい例でいうと、
友達が2人
はしっくりきますよね。
A君とBさんと、という風に。
友達が2/3人
って…A君とBさんと…
これだとこの二人は3つに分けられた1人分(分量)になってしまうのです。
不自然極まりないですよね。
先のリンゴのそうです、3個に分けたうちの2個分というように分量になりますよね。
だから、自然数っていうのは整数しかありえないのです。
でも、中学生高校生になるといろいろごちゃごちゃしてくるので、
整数=自然数
ではないこともわかっておいてね。
だって、ハトが0羽とは数えないですよね。
違和感ありありでしょう。
もっと言えばハトが-1羽とか、ハトが‐10羽とかありえないでしょう。
あえて書きます
自然数=正の整数
です。
算数・数学って色々難しいと思ったら、
全て言葉で表してください。
「何」だから「何」
だから「何」ではない
のように。
※高校生に説明するときは有理数、無理数の話も必ず絡まります。