【第10話】算数・数学の魅力って?
りん「先生は、昔から算数が好きだったの?」
T「いや、あんまり好きじゃなかったなぁ。」
こう「じゃあ、僕らと一緒だね。」
りん「今も嫌いなの?」
T「いや、今はそんなことないよ。
高校2年生の終わりくらいに好きというか、数学ってすげーなと感じ始めた。
数学ってなんでもできるようにするんだよ。」
りん「それってどういうこと?」
T「よし、今日も始めていこう!
例えば、$${5-2}$$は?」
こう「簡単だね。3だよね。」
T「正解!では、$${2-5}$$は?」
りん「それはできないよ。」
T「そうだよね。算数では"できない"って教わるよね。
でも、中学1年生で数学を勉強すると、これができるようになるんだ。」
こう「できるようになるんだ。」
T「そう。新たに、−(マイナス)という数を作ってね。」
りん「マイナスか〜。天気予報とかでも聞いたことあるね。」
T「そうだね。
それ以外にも、□に入る数字は何になる?
あ、ただし、□に入る数は同じ数で!」
りん「これは、3だね。」
T「じゃあ、続いてこっちは?」
こう「1と3かな?
あ!同じ数でないといけないのか!」
りん「同じ数をかけて3になるそんな数字ある?」
T「算数の範囲では”ない”んだよ。
でも2人が数学を学ぶと、ルートという新しい数を勉強して、
この計算もできるようになるんだよ。」
りん「本当に数学では、できないということをなくして、何でもできるようにするんだね。」
T「そうだよね。数学では、何でもできるようにすることができるんだよ。」
こう「算数でも似たようなこと考えられるの?」
(次回へ続く)