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αー3.掛けた時間=家への愛着

自分の家づくりの参考になればと、Instagramで皆のマイホームを覗かせてもらった。素敵な家もあれば、えっ!この家のどこがいいの!?と思わずにはいられないものもあり、見れば見るほど辛くなっていった。

好みは人それぞれとは言え、自分の感性が変だと言われているような、感性を狂わされそうな気分に苛まれたので、ここで自分の気持ちを書き留めておきたい。

こういったデザインが好きな人もたくさんいる以上は、そういったデザインも勉強せねばと思う気持ちもないことはない。気持ちに整理がついたら、また勉強のために拝見したい。

プロのメイクアップアーティストさんたちが美容系のYouTube等をご覧になった時も同じように、えっ!これでいいの!?と思ってるのかもしれない。そうだとすると、少し厳しいコメントをしてしまう気持ちも分からなくはない。しかし、先ほど言ったように、好みや考え方は何事においても人それぞれであって、正解はないのだ。

とはいえ、専門家のような話ぶりで、動線が~とか、デザインが~とか言われると、些か心穏やかではない。ここからは小難しいと思われるような話になるが、使いやすいのは今だけじゃない?っていう間取りも散見した。

生活は常に移ろうものだから、フレキシビリティは切って切り離せない。使いにくくなったら、またお金をかけてリフォームしたり、建て直したりするのだろうか。そういうことは素人では分からない部分も多いんだから、設計士が教えてあげれば良いのにと、少し気の毒に思う。

正直、細かい動線の話よりもフレキシビリティと家への愛着が、長く住める家づくりにとっては大事だと考えている。細かい動線計画は、現状は使いやすいかもしれないが、条件が一つ変化しただけで、使いにくい動線に変化してしまったりもする。

細かい動線計画を考えるという行為が、家に愛着を持つことに繋がっているのであれば、是非そうして欲しいとも思う。例えば、”A案を採用したら便利になった。○○というデメリットもあったが、そんなに気にならなかった。”という記事があったとして、それを書いた人はA案を採用するにあたり、検討に検討を重ねたうえで決定し、その経験があったからデメリットが気にならなかったのだと思う。逆にその記事を読んでA案を採用した人はデメリットが気になり、記事は不正確だと判断してしまうかもしれない。

つまり、記事に書かれた話をそのまま鵜吞みにして採用し、使いにくくなった…記事を信じて採用したからだ!みたいなことにはならないと良いなと思う。記事からヒントを得ることはあっても、鵜呑みにせず、自分の考えとして昇華して、家への愛着に繋げてほしいなと切に願う。

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