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勉強を習慣にするのをやめましょう

勉強を習慣化できたら、成績は必ず上がります。

でも勉強を習慣化するのってとてもとても難しいですよね。
勉強なんてほとんどの人が嫌いで、できれば逃げたいです。
好きなことならまだしも、苦手なこと・嫌いなことを習慣化するって学生からしたら苦行だし、大人でさえも難しいことだと思います。

「勉強しなきゃ、勉強しなきゃ」

分かってはいるんですけどね、思えば思うほどその重い腰がますます重くなってしまうんですよね。

私が今まで個別指導と学習面談で担当した生徒や親御さんにお話を聞いても、「学習習慣が身に付かない」「勉強しなきゃって分かってはいるけどできない」という悩みが数多くありました。

今回はそのような勉強の悩みを抱えているみなさんに、

「勉強しなきゃ」って思うのをやめましょう

ということを強く言いたいです。

どういうことかと言うと、「勉強しなきゃ」って思えば思うほどできないのであれば、根本的にそう思うことをやめましょうということです。

そして一旦、こう言い換えてみてください。

イスに座って問題集を開こう

別に問題は解かなくてもいいし、勉強はしなくたっていいです。

イスに座って問題集を開く

これなら簡単にできそうじゃないですか?

勉強なんて、そのついでに5分でもできたらラッキーくらいでいいんですよ。

だってそれくらいしんどいことですから。

初めはこれぐらい低くハードルを設定してあげて、まずは一度飛び越えさせてあげることが、勉強の習慣化への第一歩になります。

大切なのは「勉強しなきゃ」なんて思うことをやめて、

イスに座って問題集を開こう
そのついでに5分でも勉強できたらラッキー

このマインドセットでいることです。

なので、生徒にはまず5分程度で終わる宿題を出してあげます。
それできちんとやってきてくれたら、「よく頑張ったね」です。

だって、私も「宿題やってきてくれたらラッキー」くらいの心持ちでいますから。はじめの1歩が一番大変だって分かっているし、本当に頑張ってくれたんだなって思っています。

学校や集団塾って生徒全員が同じ宿題を与えられますよね。
そりゃあ、できる子は成績が上がってできない子は成績が下がっていきますよ。
でも集団塾で成績が上がっていく子って、だいたい勉強する環境さえ与えてあげればどこでも成績は上がります。
「勉強しなきゃ」って思って、実際に勉強できる子たちばかりなので。

逆に言うと、集団塾でなかなか成績が上がらなかった子はもしかしたらマインドセットから変えてあげたほうがいいかもしれません。
「5分でも勉強できたらラッキー」から始めて、気がついたら10分、20分、30分に増やしていけたらラッキーです。

それに意外と、勉強って始めてしまえばなかなか5分で終われなかったりします。
人間って同じことを継続する性質がありますし、だからこそ初めは私や周りの人らがハードルをできるだけ低く設定してあげましょう。


私がよく実践している指導法に、生徒に選択肢を与えてあげるというものがあります。

もちろん、勉強をするか・しないかの選択肢ではなくて、例えばどれくらい勉強をするかという選択肢です。
この場合「5分・10分・30分・1時間」のように選択肢を作ってあげるのですが、これのいいところは「5分」とか「10分」が途端に低いハードルに思えてしまうところです。

「5分ならいける」「10分ならいける」と選んでくれて、実際にちゃんとやりきってくれます。

たかが5分、たかが10分ではないですよ。
勉強すること自体にあれだけ苦戦していたことを考えれば、間違いなく勉強の習慣化への大きな大きな第一歩です。

イスに座って問題集を開く、そのついでに勉強できたらラッキー

5分ならいける

5分が当たり前になったら10分

10分が当たり前になったら15分

こんな感じに、徐々にハードルを高くしてあげましょう。

まとめると、
「学習習慣が身に付かない」「勉強しなきゃって分かってはいるけどできない」と悩んでいる人は

勉強を習慣にするのではなく、イスに座って問題集を開くことを習慣にする
そのついでに勉強をする

このマインドセットに変えることから、はじめてみてください。

そして5分でも勉強できたら、褒めてあげてください。
周りの人が、ハードルを下げてあげてください。

これが、学習習慣のお悩みに対する私のアンサーです。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
他にも勉強に関する記事を書いていますので、よかったら見ていってください。



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