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「SoluVision」のはじめかた

1.SoluVisionの使い方

「SoluVision」は、”実験研究者に最適化されたグラフィックユーザーインターフェースで、誰でも素早く簡単に、材料と目的に応じた溶媒を探索できるクラウド型ソフトウェアサービス”です。本記事では、

「SoluVision」でアカウントを登録したけど、
どうやって使ったら良いんだろう?

と感じている方に、「SoluVision」のはじめかたを説明します。この記事を読めば、サービスの全体像を理解できると思います。(※本サービスの利用には、新規登録を行う必要があります。)

2. 3つのSTEPで溶媒探索

「SoluVision」のサービスは、3つの基本ステップから成り立っています。以下、各ステップに分けて解説していきます。

図1. サービスの基本ステップ

(A) STEP1: 溶解度パラメータの計算

最初のステップは、溶解度パラメータの計算です。溶解度パラメータは物質固有値であり、本サービスの肝になる物性値になります。「SoluVision」では、具体的に溶解度パラメータを求める2つの機能を提供しています。

<実験結果から溶解度パラメータを計算>
溶解度パラメータを求めたい物質の良・貧溶媒に関する実験結果を入力して、溶解度パラメータを計算する方法です。既に溶媒をいくつか検討して実験結果を保有している方は、この計算方法を使うことをオススメします。

<分子構造から溶解度パラメータを推測>
溶解度パラメータを求めたい物質の分子構造から、溶解度パラメータを推定する方法です。まだ実験を行なっていない場合には、こちらの計算手法がオススメです。(本機能は2022年2月時点で有機小分子、高分子のみ実装しています。順次、他の物質カテゴリでも適応範囲を拡大する予定です。)

(B) STEP2: 計算カテゴリの選択

2つ目のステップは、前述の溶解度パラメータを用いて、目的に合う溶媒を探索するステップです。ここでは、良溶媒を探索したり、精製方法(濾過・遠心分離、再沈殿、抽出)に適した溶媒を探索することができます。

「SoluVision」では、探索する溶媒の範囲を自由に設定したり、混合溶媒を含めて探索するなどの条件を設定できる機能を提供しています。目的や実験結果に応じて、様々な計算を試してみましょう。

(C) STEP3: 計算結果の確認

最後のステップは、計算結果の確認です。「SoluVision」は、アプリ上で計算結果を確認できるユーザーインターフェースを準備しており、計算結果をすぐに確認することができます。

特に、3D Mapで表示されるグラフは実験科学者の直感的にも、分かりやすいデザインになっているので、ぜひ体感してみてください。

図2. SoluVisionの計算結果の画面イメージ

3. まずはやってみよう。

いかがでしたか?本記事では、サービスに登録したばかりで、使い方が分からない方向けに、サービスの全体像を説明しました。使い方をもっと知りたい方は、スタートガイドの記事に具体的な操作方法を解説しています。

4. 詳細サービス情報はこちら

もし、「SoluVision」に興味を持たれた方は、下記の詳細サービス紹介ページをご覧ください。「SoluVision」では2週間の無料トライアル期間、ならびに機能が限定されたFreemiumプラン(無料)もありますので、ぜひ新規登録の上、試してみてください。

図3. SoluVisionのサービスイメージ


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