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「ラブ&ポップ」
庵野秀明初の商業実写映画です。ラストシーンを除く全ての画面をデジカメ撮影しています。当時としては珍しかったです。
ラストシーンの渋谷川(渋谷の真ん中を流れているドブ川)を、主役の女子高生たちがジャバジャバ歩くシーンだけ劇場用35ミリ撮影という、なんというか変わった映画です。 新人時代の仲間由紀恵が友達役で出てきます。
庵野監督は最初のエヴァンゲリオン劇場版を撮り終えた直後であり、この次は何をすべきか本気で悩んでいました。そこで女子高生を主役にした映画を撮ろうと、村上龍のこの原作を選びましたが、当然、普通のアイドル映画ではありません。 出演する女子高生たちとなんとかコミュニケーションを撮ろうとみんなで遊園地に行きましたが、そこにバンジージャンプがあって、庵野監督だけ女子高生をほったらかして何回もジャンプを繰り返して呆れられたといいます。