ジョン・ウォーターズ「シリアルママ」DVD
レンタルアップDVDです。
盤面に多少の傷がありますが、再生には問題ありません。
史上最低の映画「ピンク・フラミンゴ」でカルトな人気が爆燃したジョン・ウォーターズでしたが、80年代以降はメジャー進出への涙ぐましい努力を重ね、1994にユニヴァーサルスタジオでキャスリーン・ターナー主演で撮影したのが「シリアル・ママ」になります。
ここでのシリアルは「連続殺人鬼」を意味するシリアルですが、作中にシリアル食品と連続殺人をひっかけたギャグがあります。
キャスリーン・ターナーは歯科医師の妻。子供も2人いて何不自由ない生活を送る平凡な主婦ですが、彼女には秘密がありました。それは、自分の生活を乱す者、社会のルールを守らない者に対しては、誰であっても殺さずにはいられないのです。
ボルチモアの平凡な住宅地を舞台に、自分の気に食わない近所の住民が次々と惨殺されていきます。
特にレンタルビデオを巻き戻さずに返却する近所の老婆への怒りは凄まじく、老婆が大好きな「アニー」のビデオを見ながらアニーの歌を楽しげに歌う背後から冷凍庫でカチンコチンに凍った豚の股肉を振り翳して「アニーの歌」に合わせて撲殺する場面は、この映画の白眉というか、ジョン・ウォーターズの、善良面した世間が許せないという、捻くれた心がよく表現されていて大爆笑です。
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