「猿の惑星」(1968)
1968年に公開されて世界的にヒットした「猿の惑星」のBlu-ray盤です。未開封新品。 写真に2014年に公開されたティム・バートンによるリメイク「猿の惑星ライジング」の宣伝シールが貼ってありますが、今回出すのはあくまでオリジナルの「猿の惑星」です。
何度も何度も何度もテレビで放映されましたので、細かい場面まで覚えており、今回は未開封新品のままメルカリに出すことにしました。
「猿の惑星」については、作中に「3匹の猿が見ざる・聞かざる・言わざるのポーズをする」場面があり、テレビで何度目かの再放送を見ていてこのシーンに気がついて「あっ」と驚きました。なんで「猿の惑星」のスタッフが日光東照宮の三猿のことを知ってるんだろうと思ったのですが、ネットで調べたら、この「三猿」は古代中国の文献にも出てきて、世界中に広まった有名な逸話なのだと知りました。
細かい話はともかく、この「猿の惑星」はピエール・ブールの原作を「トワイライト・ゾーン」のロッド・サーリングが映画化したものですが、ラストシーンはこの映画独自のもので、原作通りのオチではまだインパクトに欠けると考えたサーリングが、ある日ニューヨークの港周辺を散策していたら、海に浮かんで見える「アレ」を見て「これだ!」と閃き、あの映画史に残る有名なラストシーンが生まれたのです。
この1968年という年は「2001年宇宙の旅」が公開された年でもあり、まさにSF映画の当たり年でした。 原作者ピエール・ブールはフランスの小説家で、作家になる前はフランスの秘密工作員だった経歴があり、第二次大戦中、フランス領インドシナ(今のベトナム)で工作活動中日本軍に捕えられて捕虜収容所に入れられました。この時の屈辱的な経験から「猿の惑星」が書かれたといいます。
ちなみに原作のラストは、宇宙船を修理して地球に生還できたテイラー船長でしたが、実は未来の地球に戻っていて、そこで生活する人間は皆、猿の姿をしていたというものです。これはこれで面白いんですが、やはり映画のラストのショックにはかないません。 「猿の惑星('68米)」 チャールトン・ヘストン / キム・ハンター / フランクリン・J.シャフナー
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↑プライム・ビデオ「猿の惑星(字幕版)」
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