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ロフトについて知らないこと
住宅情報を検索しているとロフト付き物件というものを見ることがあると思います。
ロフトとは居室にハシゴなどを設け、天井付近に生み出されたスペースを言います。屋根裏部屋に近いです。1Rや1K物件で多く見られますが、通常の居室に加えて「簡易二階建て」という感じで上にある空間を有効活用できます。
当然ですがロフトがあるので居室空間の天井は高く作られ、居室から見れば開放感のある部屋が多いです。ロフトの高さは物件に寄りますが、中腰程度から小学生が直立できる程度と様々です。
壁がないので二階建て、もしくはもう一部屋分とは言えませんが、考えようによってはスペース的には一部屋分が付いてくるとも言えます。
たとえば通常の1Rや1K物件では、その部屋のなかにベッドとテレビとテーブルと、場合によってはソファなどを置くわけです。ベッドはかなりの面積を取るので、部屋のほぼすべてがベッドなんてことも良くある話です。
これは一人暮らしの生活では当たり前の光景ですが、ロフトがある場合どうでしょう。
ロフトを寝室代わりにすれば、ベッドは下の居室に置く必要がありません。テレビソファテーブル、とリビングさながらにゆったりと部屋を使うことができます。さらにロフトのおかげで天井が高いですから、本棚や収納棚なども上の方に伸ばせますので、部屋が整理しやすくよりいっそう広々と使うこともできます。
逆に本やDVD、はたまた趣味のコレクション群などをロフトに展開して、居室には一切趣味の色を出さないなどの方法も採れます。人を部屋に呼んだときに趣味がバレないとか、かさばるフィギュアを居室に置きたくないとか、パソコンを置いて集中して作業・仕事をしたいとか、そういう場合もプライベートスペースとして活用できます。
お部屋探しをするときにひとつ憶えておいて欲しいのは、ロフトスペースは床面積に換算されないということです。
住宅情報を見ていて「1R・18㎡」と書いてあったら狭いなあと敬遠するかもしれません。しかしロフトスペースはここに含まれませんので、実際に活用できるスペースはもっと広いということになります。物件を検索するときに最低床面積を〝20㎡以上〟と指定すると、活用面蹟はもっとあるのにロフト付き物件が引っかからないということが考えられます。ロフトが5㎡あれば20㎡の1Rよりは使える面積が広いという場合が当然あります。
ロフトならではのデメリットもあるので挙げておきます。
まず天井が高いのでエアコンの効率が悪いといわれます。空気は暖かいほど上にいきますので、夏はエアコンの冷たい空気が下に溜まります。下でテレビを見ているときはいいかもしれませんが、寝るときに暑い。冬はその逆で下にいるときは寒く、上のロフトは暖かいという具合になります。サーキュレータなどで空気循環させる工夫が必要かもしれません。
あとは、階段やハシゴの上り下りに気を使うことです。落っこちたら大怪我をしかねませんので、十分な注意が必要です。
最後にロフト物件を探しているときによく確認しておいた方が良いところがあります。ロフトは建築基準法で部屋として扱われていませんので通常の部屋にあってもロフトにはあまりないものがあります。
・コンセント
ベッドを置いて寝ている間にスマートホンの充電を、と考えてもコンセントがないと下で充電するハメになります。寝起きにスマホで時間を確認、なんてことができないのは不便ですよね。
・窓
やはり空気がこもりがちなので小さくても窓があると換気ができます。
このあたりは良く確認してみて下さいね!
ロフトについていかがだったでしょうか?
メリットやデメリットはありますが、やはりなんと言っても用途の自由度は大きいですから皆さんの想像力と工夫で快適な生活が送れそうです。
ぜひ参考にしてみて下さい。
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