やっぱりユニットバスが好き

お部屋探しをしている方を話すと、わりと最初の方でいわれる条件があります。
「ユニットバスは避けたい」
なるほど、ユニットバスと聞いてみなさんが思い浮かべるソレはよく分かります。ビジネスホテルなどに泊まるとよく目にする、浴槽+シャワー・トイレ・洗面台がひとまとまりになったお風呂場ですね。

お部屋探しの条件で「風呂トイレ別」とフィルターが用意されるくらいに人気がないのを知っています。わたしも生まれて初めての引っ越しでは「風呂トイレ別」で検索しました。その気持ちはよく分かります。

みなさんが思い描くお風呂とトイレが一緒になったそのユニットバスは、確かに狭く快適ではないかもしれません。物件情報を見ていて「UB」もしくは「ユニットバス」と書かれていたら秒で切り捨てて検討候補からはずしていますよね。はい、わかります。
しかし、はやまらないで下さい！
みなさんが候補から外しているそれはユニットバスですが、ユニットバス自体はみなさんの思い描いているものとイコールでありません。浴槽+シャワー・トイレ・洗面台が一緒になったものはユニットバスですが、ユニットバスの種類はそれだけではありません。といいますか、今の時代では住宅用のお風呂場はほとんどユニットバスです。

ユニットバスというのは「天井・壁・床・浴槽」をすべてセットで製造している浴室のことです。みなさんが今お住まいのお風呂場を見てみて下さい。床壁天井とすべてつながっていませんか？　コンクリートにタイルを貼って個別の浴槽をポンと置くスタイルの浴室はどんどん減少傾向にあります。
「浴槽+シャワー・トイレ・洗面台」と浴室にすべて揃っているユニットバスのことを三点ユニットと呼びます。現在あまり人気のないタイプがこれです。風呂トイレ同室のものですね。
ちなみにお風呂場にトイレはなく、手洗い（洗面台）があるものを二点ユニットと呼びます。同じようにお風呂場に浴槽しかなければ一点ユニットです。
なので風呂トイレ別の物件であってもユニットバスである可能性はかなり高いですし、ユニットバスというフレーズに過剰に反応する必要はないのです。もしお風呂とトイレを別にしたいのであれば三点ユニットバスだけ避ければ解決です。

三点ユニットの良いところ
１．家賃が安い
やはり人気がないので家賃を少し下げて募集することが多いです。一人暮らしだし気にしないっていうかたは家賃が安くラッキーです。

２．掃除が楽
一緒に構成されたユニットバスなのでお風呂掃除のついでにシャワーなどでざざざっと洗ってしまえます。

３．海外のホテルっぽい
海外のホテルでは浴槽+シャワー・トイレ・洗面台が一緒なんてのはわりとあります。お洒落なホテルでもしかり。三点ユニットでも広さがあれば、工夫次第で海外のお洒落なホテルのようにすることができます。また大家さんがそのように作っている場合もあるので、見るだけ見てみると良いと思います。

一人暮らしでない場合はお風呂中はトイレに行けないので、そういう不便はあります。逆にワンルームで人を招くこともほぼないとなれば、三点ユニットでも不便はないはずです。
引っ越し後の自分の生活スタイルを思い描いてみて、ピッタリのお部屋を見つけて下さい。
それでは！

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