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室内を快適に保つ正攻法

一年のなかで最も寒いといわれる二月が終わりました。
三月から四月にかけて桜が咲いたりなんかしてそろそろ春の訪れを感じる季節になってきました。
厚手の防寒着などはもう登場回数が減っているかもしれません。
しかし少しだけ断熱の話をします。
これは夏にも応用できる話です!
もし集合住宅に住んでいるとしたら、上下左右の部屋があればそこは大きな空気の層で、優秀な断熱材代わりになっているので、対策を考えるのなら窓と玄関ということになります。外気に面して暑さや寒さに直接触れる部分をいかに断熱するかが、室内を快適に保つためにはとても重要なのです。

前に防音について書いたことがあります。
これにも通ずるところがあるのですが、断熱にも隙間が大敵です。まず窓や玄関に隙間が空いていると冷たい空気が暖かい部屋に侵入してきます。単純に室温が下がってとても寒くなります。暖房を付けていても暖まるそばから室温を下げる空気が侵入してくると、暖房効率が悪くなって光熱費も上がる一方です。
これは夏も同様で、暖かい空気が侵入してくると冷房で下げた空気がどんどん暖かくなってしまい効率が悪いんです。
窓や玄関に隙間がある場合、まずは「隙間テープ」などでその隙間を埋めることから始めましょう。amazonなどで検索すればたくさんの商品が見つかると思いますので色々比較してみてください。

隙間が埋まってもまだ冷気は窓から伝わってくると思います。
熱量保存の法則により、熱というのは熱いところから低いところに移動します。外気の冷たさを存分に吸収して室内の熱と交換してしまうのは、ガラスとサッシです。特にガラスは大きな面積を持ち、直接室内の空気に触れているため、どんどん熱が外に逃げていきます。
この対策としてよく用いられるのが、商品梱包などに使われるプチプチのシートですね。これはプチプチ部に空気の層を持っているので、室内をガラスの間に緩衝エリアが出来てダイレクトに熱を奪われません。
またこれを対策するための専用グッズも開発されています。窓用断熱シートと検索すればたくさん出てくると思います。
冬だけでなく夏の日差しを和らげ、灼熱の外気との緩衝材となることが期待されますので、オールシーズン使えるものを選びましょう。夏の冷房効率もよくなりますよ。
※ひとつ注意があります。
窓ガラスが「網入り」の場合はシートなどを貼ると割れる可能性があります。網入りガラスはとても割れやすいので、断熱シートを貼る場合は「網入りガラス対応」商品を選ばないとダメです。

カーテンも薄いものより厚手のものの方が断熱的に有利です。夏であれば遮光カーテンにより日光を回避できるので、部屋を暗くすることを厭わなければこちらもおすすめです。
玄関の隙間に関しては以前書いた 防音の記事 を参考にしてみて下さい。

最後に、どの断熱対策を行うときも「原状回復」できるように必ず気をつけてください。元に戻せない加工は絶対にしないように。
それでは!


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