こういう管理会社は要注意‼
良い賃貸管理会社を見つけるには？
「良い賃貸管理会社はないだろうか？」といった質問をよく受けますが、実際に「ここならおすすめできる！」と胸を張って紹介できる会社は少ないです。では、どうすれば本当に良い管理会社を見つけられるのでしょうか？今回はそのポイントを考えてみます。
管理会社の種類
管理会社には、主に4つの種類があることをご存知ですか？それぞれ特徴が異なるため、選ぶ際には注意が必要です。この4つの種類の違いを理解することが重要です。
建築会社系
建築会社系の管理会社は、自社で建てた物件の管理が主で、他の物件は基本的に扱いません。【例】大東建託・生和コーポレーション等デベロッパー系
デベロッパー系も同様に、自社で開発した物件のみを管理する傾向があります。【例】ワンルーム系・小ぶりな新築RC・新築アパート販売会社系
販売会社系は、他社の物件も管理してくれることが多いです。
【例】仲介された物件等地場・一般系
地場や一般の管理会社は、比較的柔軟で、話をすれば管理を引き受けてもらえる可能性が高いです。【例】駅前の１階不動産会社・ターミナル駅の空中階不動産会社
つまり、管理会社を探す際には、販売会社系や地場・一般系の中から探すのが現実的と言えるでしょう。
管理会社を選ぶ際のチェックポイント
管理会社を選ぶ基準は様々ですが、以下の4点は特に確認しておきたいポイントです。
情報共有がしっかりできるか？
連絡方法がスムーズかどうかは非常に大切です。大家としても、できるだけ連絡が取りやすい体制を整えると良いでしょう。管理方針が自分の考えと一致しているか？
入居者が長く住む方が大家にとっては利益になりますが、管理会社は物件の入れ替えがある方が利益になることもあります。入居者が長く住めるような対策を一緒に考えてくれるか、これが重要なポイントです。会社全体で管理してくれるか？
管理は担当者による影響が大きく、担当者が変わると対応に差が出ることもあります。担当者一人に依存するのではなく、会社全体でサポート体制が整っているか確認しましょう。客付け能力はどうか？
どういった広告を出して、どのように入居者を集めているかをしっかり確認しましょう。客付けを仲介会社に任せるだけの管理会社だと、広告費（AD）の要求が多くなることがありますので注意が必要です。
注意が必要な管理会社の特徴
管理会社によっては、大家を「お金を稼ぐ手段」としか見ていない場合もあります。こうした会社と付き合うと、コストがかかりすぎて利益が出なくなってしまうことがあります。以下のような会社には特に注意しましょう。
自社で集客をしていない
自社で集客せず、レインズだけに頼る会社があります。レインズにも出さないという会社も稀にあります。これでは仲介会社に依存し、結果としてADの要求が増える傾向があります。広告をだしているかどうか？はしっかり確認しましょう。以前、広告を全く出さない管理会社が空室をわざと長引かせ、最終的にその物件を安値で買い取ろうとする悪質なケースもありました。要注意です。リフォームばかり要求してくる
「リフォームしないと決まりませんよ」と言う管理会社も存在します。もちろん、必要なリフォームもありますが、その効果や必要性をしっかり確認した上で決めましょう。リフォームをする場合は、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。リース契約を強く勧めてくる
管理会社がリース契約を結ぶことで、会社変更が難しくなるケースもあります。管理会社を変更する際に、リース品の買い取りや撤去が必要になることがあるため、リース契約には慎重に対応しましょう。
管理会社選びはパートナー選び
管理会社選びは、良いパートナーを見つけることと同じです。単に気が合うだけでなく、しっかりと意見を言い合える関係が必要です。賃貸経営は管理会社に任せきりにせず、自分でも情報収集を行い、管理会社と対等に話し合えるよう努めましょう。これが、成功する賃貸経営の秘訣です。