いじめた子達と校長先生と私も含めて話し合い

大人はいじめがどれくらい深刻なものであるかを知っています。

連日のニュースで 自殺する子がいることも知っています。

ですので、自分の子供も、いじめとはどういうものあるかを知っているものと自然に思っていたと思います。

ニュースで見るいじめは客観視できても、自分の身に降りかかってきたイジメについてはどう対処していいのか、

分からなかったのだと、当時を振り返り感じています。

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何とか いじめを聞き出せたあとは、私が学校へ連絡をして、校長先生や副校長先生

いじめた子供達(4人)、息子、私の8名で話し合いを持つことになりました。

まずは、副校長先生が事実確認ということで、私が息子から聞いたことを中心に いじめた子供達に

話しを聞いていきました。

こんな悪口を言いましたか? 

このような態度をしましたか? 

それはいつ頃から始まりましたか?

その他 いろいろ 聞き出しました。

それに対して、あなたたちは 息子が傷つくと思わなかったのか?

など 話しをしていきました。

いじめた子供達は 比較的 素直にといいますか、正直に 事実を話してくれたと思います。

私の印象としては、女の子は ことの重大さに気づいて 泣いたり、まずいことをしてしまったというような

雰囲気がありましたが、男の子達は きょとんとしてると言いますか、びっくり驚いているというような

感じがしました。

校長先生からは、これら事実を受けて 息子が傷ついたこと、いじめは絶対に許されないことについて

お話しされました。

私からも 息子が 今までどんなに辛い思いをしていたのかを話しました。

この場で 息子に いじめた子達から誤らせて その場は解散になりました。

とりあえず、一区切りがついた瞬間でした。

息子は終始 下を向いて ほとんど 発言はしなかったと思います。

息子にとっても もちろん 一区切りしたとは思いますが、

いじめた子達の中には 保育園時代から一緒の子もいて、こんなことになって

自分(息子自身)が申し訳ないというような複雑な気持ちを持っていたようです。

今思えばですが、この場に担任の先生はいませんでした。

いじめの事実が発覚して後も、担任からは特に何か 私たちに謝罪の言葉などはありませんでした。

それでも当時の私は、一件落着というような感覚があり、これで息子も

時間都と共に 再び 登校できるようになるだろうと少し 安心していました。


ですが、そこが、まだ深い トンネルの入り口であるということは、その頃
知る由もありませんでした。


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