日曜日、渋谷のさくらホールで開催された和田裕美さんのイベント「わくわく伝染ツアー2024」に参加した。 2004年の初開催から数えて11回目の開催、今回が本当に最終回というから最初で最後に滑り込み。 今回はの準備も告知も短期間の突発開催だったというが、収容700名超のホールを満席にする集客力は流石、プログラムも中身がギッシリ詰まった3時間半だった。 テーマはお金と時間と心のハナシ。 ご自身のエピソードを交えた深いメッセージが心に響いた。 人は何にお金を払うのか。 何
「音楽と生命」の続きである。 わからないものを、わからないままに触れる。 この重要性を学びの最前線に置き定めることがいよいよ大切になってきたのではないか。 科学の世界では「わからないことは罪である」という感覚があるように思う。 研究の最先端ではそうでもないのかもしれないが、学びの場では殊更そのように捉えられていないだろうか。 知識偏重、採点主義といった学力評価の仕組みがそのような意識を増長させている側面もあるだろう。 決して科学の世界に限ったことではない。 文学や美術
お気に入りの珈琲店の店主から一冊の本をお借りした。 音楽と生命 / 坂本龍一 福岡伸一 認識の在り様を問う正解のない話題に惹き込まれた。 意味性を与えられる以前のすべて = N(ノイズ) 人が認識するために意味づけられた情報 = S(シグナル) 「地」とは、そこにあるすべて(ノイズを包含する)。 「図」とは、認識として捉えられるように構造化された情報(シグナル)。 世界は圧倒的なノイズと限定的なシグナルで成り立っている。 ところが、人はノイズを認識することができ
才ある人が離れていく 若手人材の雇用流動性が高まっている。 ボクの勤務先でもその流れは顕著になってきた。 離職理由はそれぞれだが、共通しているのは全員転職エージェントを利用していることだった。 曰く、サイトに情報登録さえしておけば、自分で求人を探したり就職活動に時間を割くことなく条件の合う転職先とマッチングしてくれるから楽だしプロのアドバイスを貰えるから安心だという。 少し前までは、仕事についていけないタイプの離職が多かったように思う。 休職してそのまま退職し、しばらく
週末の夜、ヤプリさんのイベント「yappli UPDATE2022 THE POWER OF CHOICE」のアーカイブを眺めていた。 世の中の課題に向き合う当事者のトークは、社会理解の解像度を高めるいいインプットになる。 マーケティングまわりの仕事をしているから、インサイトという言葉にはずいぶん以前から触れていた。 購買動機の源であるとか心の内面にあるものとか、いろいろな解釈がなされていて、なんとなくそんなものだろうなぁ、ぐらいに漠然と認識していたように思う。 最近、
はじめに見た映像はメイキングだった。 イメージを実写化する試み、素直に凄いと思った。 ↓ メイキング映像はこちら。 https://youtu.be/QaDx-59jKtA 女の子が空を跳ぶというプロットに触れて、ボクのアタマを過ぎったのはスタジオジブリの「猫の恩返し」で描かれたワンシーンだ。 そして沸き立つ雲に青い空のイメージは、そのまま新海誠監督の「君の名は」に繋がっていた。 映像の記憶はとても強い。その映像が印象的であれば尚さらにその色彩は色濃く鮮やかに記憶され
単位の大きな商いをしていると、新しいお客さまに対する感度が鈍くなる。 最近、それがとても危ういことだと気付かされた。 SNSが世の中に浸透して以降、ひとりのお客さまが属するコミュニティの大きさが無視できない影響力を持つようになった。 「艦これ」絡みでボクが呟いた一言が、瞬く間に18万インプレッションまで駆け上がり、にんべんとは無縁だったコミュニティからのお客様来訪のきっかけのひとつとなることができた。 「艦これ」界隈の皆様とはSNS上での会話を続けている。引き続き我が社
金曜の朝、Clubhouseのゲストスピーカーに上がっていた谷敏行さんのお話を聴いてそのまま著書をポチった。 Amazon Mechanism (アマゾン・メカニズム) ― イノベーション量産の方程式 谷 敏行 https://www.amazon.co.jp/dp/B09MCPST4J/ref=cm_sw_r_tw_dp_T7B4Q76SS57QX63YP94V @amazonJP 読み始めてすぐに、ロジカルな価値とエモーショナルな価値というテーマがアタマを掠めたの