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人生は、アートだ。

コロナウィルス騒ぎに収束の気配が見えず、在宅リモートワークも1ヶ月を迎えようとしている。最初は通勤のない生活を謳歌していたが、しばらく経つとやはりフラストレーションが溜まってくる。とはいえ、春の陽気に誘われて行楽地に行く、とはおいそれといかないのが今回の悩ましいところである。

そんな暮らしの中最近始めたのが、絵を描くことである。目黒通り沿いにあるアートショップは二階のアトリエを開放していて、身体ひとつで訪ねても絵を描ける道具を整えてくれる。

コンサルティング稼業の私は、在宅でひたすら提案書をモクモクと創るワークスタイルになりやすい。どうしても左脳偏重になる。ただ、絵を描いているときは対象に没頭できて、かつ右脳ワークなので、脳のバランスが取れるのではないかと思ったのである。

初めての回。中学生以来絵筆を取ったので、半ば筆と絵具を使うリハビリだと思って描いたのがこちら。

私が好きな葉山の海をイメージした。

そして本日の作品はこちら。

2018年の夏に休暇でハワイ島を訪れたとき、
宿泊したホテルで撮影した写真をベースにした。
元ネタはこちら。

今日はアトリエにたくさんの人が詰め掛けており、
「満員御礼」さながらの活況を呈していた。
皆、同じようなことを考えているのだろうか。

それにしても、一人ひとり、描く対象もテイストも全く違う。人間の内側から生起するものがこれほどの多様性を有していることに改めて感心する。人間とは本来ことほど左様に多彩な輝きを放っているにも関わらず、社会がすべての人の輝きを包摂してるとはとても思えないのは、私だけか。画一化した評価軸の中で、「大きなものの一部」になっていないか。機械の部品のような生き方をしていないか。

人間とは、本来アートな存在だ。
つまり、人生とは本質的には、社会というまっさらなキャンバスに書き込む自分だけのアート作品なのである。

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