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組織文化と一人旅がライフワーク。ブランディング系。渡航歴はストックホルム、リスボン、香港、北京など。10代の頃に読んだ沢木耕太郎の血が騒ぎ出す。次回渡航予定はインド。社会学、人類学、哲学等人文科学系。最近はアートの持つチカラにも興味。週末は葉山滞在率高め。

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組織文化と一人旅がライフワーク。ブランディング系。渡航歴はストックホルム、リスボン、香港、北京など。10代の頃に読んだ沢木耕太郎の血が騒ぎ出す。次回渡航予定はインド。社会学、人類学、哲学等人文科学系。最近はアートの持つチカラにも興味。週末は葉山滞在率高め。

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    旅先で撮影した写真をアップしていきます。

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Leon Flam

    • 千葉に圧倒的に欠けている「文化になるチカラ」~木更津への愛のムチ~

       私の出身は、千葉県鎌ケ谷市。県西北部、都心まで1時間強の郊外ベッドタウンだ。大学1年生まで、千葉県で生まれ育った。今回の記事は、そんな私の目から、千葉県に対する複雑な思い、失望、そして微かな期待を綴っていきたいと思う。  先週末、私は木更津にいた。数年前に参拝した八剱八幡神社にお礼参りに行ったのだ。源頼朝ゆかりの神社。源氏再興に大きく貢献した地でもあるし、近代は千葉の中心として、港町で栄えた街だ。「木更津キャッツアイ」「気志團」でおなじみの方も多いだろう。 一言で表現す

      • Clubhouseの「日本的発展」とスクールカーストの再生産

         この一週間で、日本人は二つに分かれた。  Clubhouseに「招待された人」と「招待されなかった人」である。  「勝利宣言」とばかりに「Clubhouse始めました」とツイートする人(私もその一人であったが…)、マッチ売りの少女さながらに「Clubhouse招待してください!」とSNSに叫ぶ人…この新しいSNSの劇的な普及は、間違いなく2021年ここまでの代表的なムーブメントであるだろう。そしてもちろん、それは今も継続中である。  私もひょんなご縁で、Clubhous

        • 「うっせぇわ」を聴いて「ごめんね」と思った42歳の話。

          「現代のプロテストソング」- Ado「うっせぇわ」をYouTubeで聴いて、まずそう思った。 現代の10代は、こういう風に社会にプロテストするのかと、42歳のおじさんは思ったわけである。 我々の時代のプロテストシンガー、尾崎豊が亡くなったのは1992年。 その時、私は14歳。中学2年生だった。 まだ我々の世代は、尾崎豊は思春期の「通過儀礼」としてギリギリ機能していたと思う。 「盗んだバイクで走り出す」(「15の夜」) 「夜の校舎窓ガラス壊して回った。逆らい続け あがき続

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          ストーリーテリングのレシピ。

          一枚の絵、一枚の写真、一曲の歌。 「創作物」はもちろん、それ単体で力を持つ。力を持たなければならない。 しかし、その作品にまつわる「ストーリー」も含めて受け取ると、そのチカラはよりパワフルに増幅される。そして、手に取りたいと思えてくる。 90年代、大ヒット曲は軒並みトレンディドラマとのタイアップソングであった。歌を聴くとそのドラマのストーリーがセットで浮かんでくるため、より強く心を掴む効果があるからである。 今、個人がSNSを通じて自分の作品(時には自分そのもの)を発信し

          ストーリーテリングのレシピ。

          「マウンティング」を科学する①~マウンティングの6類型

          自分はどうして、こんなにマウンティングが嫌いなのだろう。 おそらくそれは、「マウンティングこそが人の、組織の、ひいては人類の進化を妨げるものである」という深いところでの感覚があるからだと思う。 マウンティングによって、旧態依然とした文化が守られ、新しい才能の新しい挑戦がつぶされる。マウンティングは人の心の中に競争心と恨みを生み、どんなにテクノロジーが進歩しても精神性は進化せず、荒廃した未来を生み出す。マウンティングこそ釈迦が唱えた「エゴ(自我)」の最もわかりやすい形に他なら

          「マウンティング」を科学する①~マウンティングの6類型

          鬼滅の刃とバチェロレッテが証明した「女性性の時代」

          ※この記事はネタバレを含みます。 「新型コロナウィルス」に始まり「新しい生活様式」が定着した、激動の2020年もあと2週間で終わろうとしている。 「今年はどんな年だったか」 人の数だけ答えがありそうな濃厚な1年であったが、私なら迷わずこう答える。 時代が完全に女性性にシフトしたことが明らかになった年。 それは、今年大ヒットした2つのコンテンツである「鬼滅の刃」そして「バチェロレッテ・ジャパン」から読み取ることができる。 (もう一つ加えると、「クイーンズ・ギャンビット」

          鬼滅の刃とバチェロレッテが証明した「女性性の時代」

          オニツカタイガーをゲット。

          オニツカタイガーをゲット。

          スウェーデン語、始めました。

          スウェーデン語、始めました。

          男の人生に服を着せる、カントリーミュージック。

          僕が住んでいるマンションの二件となりに、小さなステーキハウスがある。 カウンターだけの10席程度の店。開拓時代のアメリカを再現したようなウッディな店内を、年配のマスターが一人で切り盛りしている。 ステーキは特大ボリューム。壁中に、マスターといろいろなプロレスラーの写真が飾られている。店はいつも、3階のキックボクシングジムで汗を流した後の屈強な男たちがひしめていて、分厚いステーキを手短に平らげている。 その店でいつもかかっているのが、カントリーミュージックだ。 それまで僕は

          男の人生に服を着せる、カントリーミュージック。

          この世界は、「行き場のない男性性」に溢れてる。

          この国は、銃で撃たれる心配はないが、突然中高年男性から激しく攻撃されることがある。 スーパーやコンビニの店員を些細なことでどなりつける中年男性。 朝の通勤ラッシュでの激しい言い争い。 職場でのパワハラ、セクハラ。 夫婦間、親子間のモラハラ。 若者の一挙手一投足、いわゆる「箸の上げ下げ」に激高するオジサン。 そんなとき、この国には行き場のない男性性に溢れてる、と私は思う。 日本社会はいつから、「大人の男性」にとって、こんなに分が悪い世の中になったのだろう。 確かにこれま

          この世界は、「行き場のない男性性」に溢れてる。

          考え過ぎてしまう僕が、音楽を聴きながら考えたこと〜joanが夢見たTokyo〜

          最近、joanというアメリカのインディー・ポップデュオにハマっている。 きっかけは、この「ease your mind」が、五反田のワイン酒場「ディプント」で食事をしていたときにたまたまBGMとしてかかっていたことだった。私は、外食をしているときでも、流れている曲が気に入ったら、鼻歌アプリで確認する習慣がある。 やっぱり、ポップスはいい、と素直に思った。今の時代であれば、ヒップホップが好きだと言った方が、それっぽく聞こえるのかもしれない。しかし、聴いていて世界が輝き出す感

          考え過ぎてしまう僕が、音楽を聴きながら考えたこと〜joanが夢見たTokyo〜

          考え過ぎな僕が、夕食を食べながら考えたこと~独りよがりなソムリエと、仕事の極意~

          昨日の夜は、久しぶりに近所のイタリアンで夕食を食べた。量が多いけれども値段が良心的で、味も本格的ながらカジュアルな気分で楽しめる店。お気に入りのレストランのひとつだった。 「彼」がこの店に来るまではー 昨日も、彼が私のテーブルの対応をした。年は30代半ばくらい。ソムリエバッジをつけている。爽やかな営業スマイルとキビキビとした動き。一見、「デキル男風」に見えるし、本人もその自負があることがうかがえる。 しかし、何かが決定的に食い違っているのだ。 とにかく、リラックスして

          考え過ぎな僕が、夕食を食べながら考えたこと~独りよがりなソムリエと、仕事の極意~

          サラリーマンは、優越感のために働く。

          サラリーマン、いわゆる「会社勤めの人」が、最も生き生きと輝く瞬間はいつだろう。 それは間違いなく、「人を貶めるとき」である。 未熟な後輩を(時には人前で)叱るとき、細かい不備の揚げ足を取るとき、同僚や他部署の陰口を言うとき、会議の時、さりげないマウンティングで自分の優越性を主張するとき…皆、間違いなく「生き生き」している。目は輝き、声は張り、動作は大きくなる。笑顔すら浮かぶ。人間としての本能が満たされているのだ。 そんなことのために働いているわけではないのに、なぜなんだ

          サラリーマンは、優越感のために働く。

          日本の大人たちよ、チャゲアスを聴き直そう(前編)〜"ミッドライフクライシスの歌い手”として〜

          1992年リリースの「SUPER BEST Ⅱ」から、1996年の「CODE NAME.2 SISTER MOON」まで。私がCHAGE&ASKAの「ファン」だったと胸を張れるのは、この期間だったと思う。 5年と書くと意外と短いな、とも思ってしまうが、中学生、高校生という一番多感な時期、彼らの歌は常に私の心に最も寄り添っていた。間違いなく、一番大好きなアーティストだった。私にとっては、B'zよりも、ミスチルよりも、スピッツよりも、やはり、チャゲアスだった。「ファン」というの

          日本の大人たちよ、チャゲアスを聴き直そう(前編)〜"ミッドライフクライシスの歌い手”として〜

          満月、品川の夜。

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