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大学生よ、完璧主義は捨て去れ。
自分は完璧主義者である。自分の成果物すべてを出来る限りの一番良い状態で仕上げたがる。すべての環境が整ってやっと、一歩を踏み出せるような状態であった。
そのためにも、学校では主席卒業を果たし、ここまで来れたという事に感謝している。しかし、同時に、完璧主義は行動を妨げてしまう最大の障壁でもある。
完璧主義者は、自分の満足の行くような成果物で無ければ、何も提出さえしない方がいいと考える。失敗するかもしれない、と考えなんてしたら、それはほとんどの場合やろうとは考えないだろう。
完璧主義者は、すべて自分の思い通りになると考える。そして、自分の中にあるビジョンが他社と共有されず、現実化されない時に取り乱す。
これは、すべて自分に当てはまる。
完璧主義は、一見良い性格かのようにに映る。すべてを完璧にこなす努力家。しかし、執着深い性格というのは諸刃の剣。扱いきれなければ、自分自身が燃え尽き、周りから反感すら買ってしまう。
そこで一度、完璧主義を捨て去ってみる実験をお勧めする。
私はいまだに完璧主義者だ。が、それでも物事の「完璧」に対する執着を手放すことで、行動を起こす火種を植えることが出来る。
現実世界で、すべての環境が整うことなんてまずない。その日の睡眠が少し浅かったのかもしれない。まだいいアイデアが浮かんでいないのかもしれない。
しかし、ここで全てを先延ばしにしたって意味はない。
環境が整う以前にも、とりあえず何点でもいいから完成品を作る。そして、その完成品に改善に改善を重ね、徐々に点数を挙げていく方法が一番である。
どんな逆境でさえも押し返していく内に、自分のその作品の完成度を挙げていけば良いのではないだろうか。
これまで私は多くの人が目の前のチャンスを掴まない姿を見てきた。
「今は少し忙しいから」
「それは恥ずかしいから」.
…
言い訳というのは、付いている本人に一番都合良く聞こえる。
そしてその言い訳のせいにして、せっかくのチャンスを台無しにする。チャンスの女神に前髪しかないというが、環境が揃うまで待っていたら女神の姿すら見えないだろう。
この事柄が新しい役職にしろ、留学生との交流にしろ、自分が少しでも面白い、興味を持った、というのであれば絶対的に手を挙げて欲しい。
別に失敗したって、大抵の場合は命に関わることはまず無い。
ましてや、ちょっと恥ずかしいくらいで済むのなら、圧倒的な経験と学びを与えてくれるチャンスを掴まない訳にはいかないであろう。
ぜひ、一度はチャンスの女神の前髪を鷲掴みにし、離さないで欲しい。
では、またの記事で。
抹茶たいやき