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あんた何してきたん?[学生編3]

どうも、まっちです。
今回は研究後半についてです。

理論が8割程度固まってきたタイミングで実証に移っていきました。
実際に木くずを入れて液体燃料を作り出すために、下の写真の装置を制作しました。

実証プラント

もちろん今回も装置設計は教授にしてもらい、制作の大部分はプラント業者に入ってもらいました。(笑)

このプラントで何をするか簡単に。
ヒーターで数百度に温めた空気を装置に送り込み流動層を形成します。
中にある砂は送りこまれた熱風で温められ、砂の温度も上がっていきます。
そこに木くずを投入し、燃焼、熱分解など導入する空気や温度を変えながら液体燃料を取り出すことを目標にします。

もちろんトラブルがたくさん起こり、
配線がショートして回路がダメになったり、
燃焼が強すぎて研究棟を煙で真っ白にしたこともありました。
今思えばよく研究が継続できたものです。(苦笑)
そこも人に恵まれていたのかもしれませんね。

そんなこんなで、私が卒業するまでにちょこっとだけ液体をとりだすことができました。植物油にタールが浮いているような液体でしたが、いったんの目標は達成できた恰好です。

ほんとに、、、安心しました。
安心という感情がぴったりでした。

ここまでの過程でぼちぼち学会で発表し、英語での発表も経験させていただきました。
まじでダメダメだったと思うのですが、教授からは毎回声をかけていただけたので、今となっては感謝しかありません。
もちろん当時は「当たり前だ!おれ以外誰が行くんだ!」とか思ってました。ごめんなさい。

私は学部から奨学金をMAX借りていたのですが、おかげ様で大学院の2年間分については、免除していただきました。
これも教授がめげずにいろんな場に連れ出してくれたおかげです。
ありがとうございます!

こんなことを書いていたら、感謝の気持ちを伝えたくなってきたので、今度群馬に帰ったらお酒を持って尋ねてみようと思います。

やはり今振り返ると、いろんな人に支えられて研究も進められていたなぁと思います。
これが当時の町田は分からなかったんですね。
ほんまに恥ずかしいです。

今思うことは、当時の町田みたいな人に出会ったら、生暖かい目で見守ってそっと背中を押してあげたいなということです。

その時に伝えてもわからないと思うんです。

そのうち自分なりに腹落ちするものなのかなと思うので、それまで否定せずにそっと、ぬるっと、背中を押せたら良いなと思います。


次は学生時代、クラシックギター部について書きたいと思います。
ぜひ読んでください。
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後悔しても遅いのであきらめましょう。

ここまで読んでくれてありがとうございます!
また見てくださいね!



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