やりたいことをやるための仕事術. なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
やりたいことができない…
仕事がいつも終わらない…
もっと速く仕事を終わらせることができたら…
あなたもこんなふうに感じているのではないでしょうか。
もし少しでもこのように感じているのであれば、こちらの本をぜひ読んでみてください。
著者は元マイクロソフト伝説のプログラマー中島聡さん。
「ドラッグ&ドロップ」を普及させ、「右クリック」の概念を現在の形にしたのがこの中島さんです。
仕事を速く終わらせるための思考と仕事術が詰まっている本です。
■やりたいことをやるためのロケットスタート仕事術
◎仕事を一気に終わらせるロケットスタート仕事術
はじめの2割の時間で8割仕事を終わらせる仕事術をロケットスタート仕事術として紹介しています。
多くの人の仕事が終わらないのはラストスパート志向だからであり、ラストスパート志向の人は仕事が遅いと説明しています。
与えられた締め切りの直前に追い込みをかけるのではなく、最初に全力でスタートダッシュをかけるのがこの仕事術。
そして、2割の期間で8割完成できればそのまま仕事を進め、8割完成できなければ緊急事態ということで締め切りの延長を交渉するのです。
確かに、私の職場にいる仕事が速いかつ、めちゃくちゃできるエンジニアもタスクが与えられた瞬間に終わらせる勢いで取り掛かっているのを思い出しました。
そしてすぐに他人に共有してフィードバックを得ている。
仕事ができる人は最後ではなく、最初に頑張るのです。
◎100人に1人も締め切りを守り続けることができない
いくら実力があっても仕事の締め切りを守れなければ意味がないです。
マイクロソフトには中島さんを超える凄腕プログラマがたくさんいたそうです。
そして、その凄腕プログラマたちも常に仕事の締め切りを守り続けることは出来ていなかったそうです。
しかし、中島さんは仕事の締め切りをいつも守ってきた。
そんな中島さんがおすすめする仕事術がロケットスタート仕事術なので説得力があります。
◎やりたいことをやるためのロケットスタート仕事術
ロケットスタート仕事術は、中島さんが小学校の頃にやらないと宿題を終わらせてなかったことが原因で、楽しみにしていた海に行けなかった経験から生まれたものだそうです。
やりたいことをやるために、やるべきこと、やらないといけないことを早く終わらせるのがロケットスタート仕事術。
中島さんは
やりたくもないことに延々時間を取られてるなんてもったいない
人生で一番大切なのは自分の好きなことをやるかどうか
という一環したスタンスをとっています。
つまり、人生を思いっきり楽しむためのノウハウがロケットスタート仕事術なのです。
■さいごに
この本は中島さんのマイクロソフトでの経験もあり単純に読み物としても面白いです。
他にも面白い部分として、本の中で集中して仕事に取り組んでいる状態のことを、ドラゴンボールでお馴染みの界王拳と表現されているところがあります。
「突然の根性論出てきた？」と思ってしまいました。
これくらいユーモアを持って仕事を楽しんでいきたいですね。
みなさんも本書を読んでもっと仕事を、人生を楽しんでいきましょう。
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