突き進んだ先は"成功"か"失敗"という単純なものではない
現状に満足しておらず、モヤモヤしている。
でも、なにをしたら良いか分からずに悶々としている。
そんな人に向けて、とりあえず何かを決断して行動した方が良いよ。
という話を、今の自分への自戒も込めてしていく。
最近、自分の向いていること、得意なことをやるべき、それ以外はやらないようにしよう、という論調が激しい気がする。
しかし、それがわかれば苦労はしねーよと自分なんかは思ってしまう。
だからそんな人は、
一旦ざっくりでもいいから方向性を決めてその道で突き進んでみる、でよいと思う。
なぜなら、
突き進んだ先で得られるものは
"成功" or "失敗" という単純な2パターンに分類できるものではないと思うから。
■自分で決めて突き進むべき
日常に悶々としているのであれば、なにかを捨てるべき。
そして、ざっくりでいいから道を決めて突き進むべき。
このときに重要なのは自分の意志で決めること。
決めたことに対して責任を持たず、「誰かが言ってたから」という余白を少しでも持ち合わせてしまうと言い訳ができてしまう。
なので、決めたことは自分自身で確実に責任を持つべき。
自分で決める。
■自分で決めて突き進めば失敗は存在しない
自分の意志で決めて突き進めば、例えその道で大成しなくても失敗ではない。
なぜなら、例えその決めた方向で満足できる結果を得られなくとも、突き進むことで見える景色は確実に変わるから。
またその見える景色が変わった状態で悩んで自分で決断していけばよいと思う。
自分もここ数年だけでもそんなことの連続だった。
■どんな決断をしても壁にぶち当たる
自分で決めて突き進んでも結局いつかは壁にぶち当たるもの。
思えば、自分は地方金融機関に4年間勤めたあと、数ヶ月の無職期間を経てWebエンジニアに転職をした。
金融機関に勤務していたとき、周りには仕事に対して前向きに捉えている人はほとんどいなかった。
そして、イキイキと働いている人が集まっているイメージのあるスタートアップ企業に憧れを持った。
◎前に進んでいる感覚は楽しい
そして、プログラミングを勉強しはじめた。
プログラミング学習をしているとき、自分の憧れの環境に近づいている感覚を覚えて楽しかった。
なにか一歩を踏み出した当初は夢に近づいている感覚が楽しいものである。
◎理想と現実のギャップに絶望する
現在、エンジニアとしては2社目である。
エンジニアとして入った1社目でまず壁にぶち当たった。
その企業は、自分のイメージしていたようなスタートアップ企業ではなく、みんな死んだ目をして仕事をしていた。
自分の入社当初イメージしていた明るい雰囲気とは全く異なり、入る会社間違えたのかな?と思った。
この転職の選択はあっていたのかな?この先のキャリア大丈夫なのかな?
そんな迷いはあったけど、自分のできることはやろうと決めて自分の価値を高めるために勉強は社内の誰よりも行った。
現状に対するモヤモヤ感があったとしても、やるべきことが目の前にあるのであればそのことから手を抜く理由にしてはいけない。
◎夢が叶った
現在いるエンジニアとして働く2社目はみんな前向きに仕事をしており、イキイキしている人しかいない。
働く環境としては、まさに自分が思い描いていたものでした。
まさに自分が地方で働いていたときに抱いていた、夢に近いような目標は達成されたわけである。
ただ、一方エンジニアとしていまいち突き抜けられない自分のキャリアについては今後どうしていけばよいか悩んでいる部分もある。
◎また悩み、迷う
自分とは比較にならないくらい能力が高い人を目にして劣等感を感じる。
自分では頑張っているつもりだけど、頑張っているだけの結果がでない。
自分にしかできない付加価値を付けた仕事ができている感覚が薄い。
自分が理想とする人たちと仕事をする環境は手に入れることができた。
しかし、また新たな迷いが生まれた。
このままどうやって仕事をしていけば、より納得できる仕事ができるのか?
しかし、数年前にエンジニアになる決断をして仕事をやめたことを後悔したことは一度もない。
それは自分で決断して、そのなかで行動してきたから。
振り返ると確実に成長したと感じることができる。
■また自分で決めて進むだけ
そのとき見えるところからまた決断することができる。
悶々とした状態で何年も過ごしていたら、成長せずにその場で悩み続けていただけ。
全く景色の変わらない状態で考えるだけになってしまう。
なので、何歳になってもお金のこととか人目とかを気にせず、ゼロベースで考えて面白そうな方、楽しそうな方に決断していきたい。
なにかを得てしまうとそれを手放すことがもったいないを思ってしまう。
しかし、いつでも捨てる勇気をもって決断できる大人でいたい。
そして、いつでも今という何者でもない過程を楽しむ自分でいたい。