練習編 レベル1 綿棒
前回までのあらすじ:初めてできた彼氏とセックスしようとしたものの、挿入時の痛みがひどくて挿入できなかった私。なぜこんなことになったのか?
振り返って考えると、まずこれまでの人生で「膣に物を入れる」行為をしたことがありませんでした。
Q. オナニーさえ未経験なのか?
A. Yes, I do.
いいえ、あります(結局日本語)
しかし膣に指を入れるのは「痛そう……」と抵抗があり、一度も中に何かを入れたことはありませんでした。
指どころかちんこ突っ込む器官だろ!! と今なら突っ込めますね(膣だけに)
ほか、膣に入れるものとしてタンポンもありますが……そもそも普通に生きていると「膣に物を入れる」ということをしません。タンポンは「非処女が使うモノ」というイメージが先行していました。
なので一度もトライすることなく生きてきました。彼と何度かホテルに行って、アメニティで実物を見る機会はありました。
しかし最初の練習にタンポンはハードルが高い。まず生理中でなければ使えないし、そもそも指ぐらいの太さのものを入れるのさえ怖い。硬そうだし。
どう練習したものか。
まずはネットで情報収集。
そして見つけた最初の練習法が「綿棒を膣に入れてみる」こと。
そもそも膣というのは、赤ん坊が出てくるところ。
「伸縮可能な器官、筋肉」です。少なくとも綿棒ぐらいは余裕で入るはず。逆に綿棒が痛くて入らないなら、自力でどうにかなるレベルではない可能性もある。
そう考えて、まず
「膣は物が出入りする場所であること」
「物を入れても痛くないこと」
と体に覚えさせる目的で綿棒を入れる練習を始めました。
経験者からすれば、綿棒ってそんなちっさいものを……と思うかもしれません。
たとえ話ですが、鉄棒で「大車輪」という技があります。
鉄棒を両手でつかみ、グルングルン回るあれです。
あの技をできますか? と聞かれたら、恐らく大半の人は「できない」と即答しますよね。で、人によっては「逆上がりもできないのに、とんでもない」と答えるんじゃないかと思います。
私ならそう答えます。(逆上がりできたことがない)
きっと世の中には、逆上がり(指入れオナニー)も大車輪(セックス)も、
躊躇いなく易々とできてしまう人もいると思います。
できない私は少しずつやるしかない。まずは鉄棒に慣れてから。
幸いにして、綿棒練習はかなり有効でした。
おっかなびっくりでしたが、するりと入るようになり。
「少なくとも綿棒は全然痛くない!!」
小さな一歩ですが、着実な一歩でした。
文字ならひらがな、カタカナのあとに漢字。
算数なら数え方を覚えてから加減乗除。
できることから積み重ねてゴールを目指していきます。
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