心の安全基地を絵本で
2学期が始まって少し経ち、
娘の行き渋りが少し戻ってきた
またよみ協会 みとま です。
今日も授業に1人では参加できず、
理科の実験にわたしも一緒に参加してきました。
授業に入っていく娘の取っていた行動が、
小さい子が1人で遊んでいて
途中でハッと氣づいて
お母さんを振り返って確認して
安心して戻る、
というのと同じだったので、
大きくなってもこうやって
安全基地から飛び立って行くものなんだなぁと
しみじみとしてしまいました。
飛び立つには
飛び立つには必ず安全な場所が必要です。
どうやって安心を得るかは
ご家庭それぞれだと思いますが、
やっぱりわたしは絵本の読みきかせで
安心できる時間を過ごして欲しいと思っています。
娘が行き渋りから不登校になるまでの間、
周りのお母さんたちが
「子どもにもう絵本は読んでないよ〜!」
という年齢になっても
自分が不安だと思った時
嫌なことがあった時
落ち着かない時…などなど、
「安心が欲しい!」
と思った時には
必ず絵本を持ってきて
「読んで」
と言っていました。
もし、安心できる時間が抱っこやおんぶだったら
わたしは即断ります。
もう30kgを超える娘を何分も何十分も
抱っこ・おんぶなんてできないです…。
でも、絵本なら肌と肌を合わせて
自分の声であたたかい時間を過ごすことが
何歳になってもできます。
1冊でも絵本があれば
そんな安心できる時間が持てるのです。
ただひとつ…。
絵本の読みきかせは弱い刺激なので
テレビやゲーム、スマホなどの強い刺激に魅了される前に
充分に味わってほしいです。
そうすれば、必ず大きくなってからも
本当につらい時、
絵本のあたたかい時間を求めて
戻ってきてくれます。
わが家もゲーム漬けの毎日もありましたが
先に書いたように
どうにもならなくなった時、
「絵本読んで」
と戻ってきてくれました。
それを信じて、
マタニティ期からの読みきかせを
始めて欲しいと思います。
2021.09.27
三笘 千絵