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新世紀GPXサイバーフォーミュラ見た感想【おもしろい/つまらない!?】

キャラクターデザインのいのまたむつみさんが死去されたというのと
やたら自分の環境まわりで見かけるタイトルだったので
視聴してみました!
ネタバレ度はそれほどでもない感想です。


■あらすじ

F1を遥かに凌ぐスピードと性能
そしてAIによるサポート等最先端テクノロジーを取り込んだマシンで競う、次世代のモータースポーツ"サイバーフォーミュラ"。

『サイバーシステム』の開発者を父に持つ14歳の少年、風見ハヤトは、
父の開発したAIを搭載するニューマシン『アスラーダ』の争奪戦に巻き込まれ、否応なしにドライバー登録されてしまい、過酷なサイバーフォーミュラに参戦することになった。

チームメイトやライバル、そしてアスラーダから時には教えを受け、
時には衝突しつつレースを重ねる。


■制作

ガンダムで有名なサンライズ制作のアニメです。
1991年放映。
イラスト原案がいのまたむつみさん
全37話
ちなみに続編は5編(各5~8話)存在します。

→が主人公、左下が主人公の2歳上のヒロイン

■F1のようなレースの駆け引きのディティールがおもしろい

コンピューターによるナビゲーションを搭載したF1マシン
それがサイバーフォーミュラという乗り物の設定になってます。

今でいえば、AIが搭載されたF1マシンってことですねw
まぁ違うのは主にそこで
ほぼF1として見ることができます

雨天時に早めにタイヤを変更することでアドバンテージをとるなどの駆け引きは
F1をあまり知らない自分としてはなかなか興味深くおもしろいです。

レインタイヤではブーストの加速に耐えられない
ブレーキを踏むタイミング(我慢)
周回遅れはコースを譲るのがマナー
バイク乗りの感覚を四輪車に応用する
スリップストリーム(空気抵抗提言:ウマ娘にも出てきますねw)
燃料が減ると車体も軽くなるメリット
・レーサーと整備担当の確執
・ドリフト時のタイヤへの負担
などもなるほどなと🧐


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■アニメレースならではの表現

超スピードで壁を走るみたいな表現は好きですね😋
現実じゃ…完璧に用意された丸みを帯びた壁みたいな環境じゃないと
ありえないでしょうからw

主人公のマシン・アスラーダは水面も走れたりします

レーザーサテライトというのを上空に飛ばして
各車の位置関係を取得したりもできます

ネットでは嫌われる、盗んだバイクで走りだす
みたいなイベントもあります
自転車ですけどw

実際の走っている映像とは別に、架空の映像を見ながら走る
リアルな走行感覚とバーチャルな走行感覚の差異
計算しながら走るみたいな複雑なレースも存在します。

↑マシンをドリルが襲う!!!

物理的な攻撃が許される闇のバトルカーレースみたいなも出てきます。
タイヤからドリルが出て相手を潰しにかかりますww
今のネット環境がある時代設定だったら…
表の世界のレーサーがこんなの参加してたら
一瞬で首になりそうです😎

という具合に…なかなか興味深いです✨


■アニメ作品ならではの年齢設定

主人公は14歳
免許も持ってないのに

どうやって運転していたのでしょうw😎

まぁそこは個人的に許容範囲ですw

ライバルの新条直輝も17歳だそうで

当時としては無理な年齢ですねw

色んな意味で兄貴的存在のシューマッハでさえ

たったの21歳

ただの若造ですw

ロペでやっと30歳、うむw

↑これがライバルの新条直輝、データ見なければ20台半ばの印象
彼のオーナーであるアオイも20歳、子供たちががんばってます!

■声優

菅生あすかの声は、セーラムーンのうさぎ(三石琴乃さん)です。
90年代前半の女性声優といえばこの方という感じなんでしょうね!



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■個人的に印象深い回

■15話はアルプスのハイジのオマージュか

↑はりせんぼんのーます

クララみたいのも出てきますし、
ゆびきりげんまんイベントも踏襲しております😋

■歌いだすハヤト

16話。ちょっとおもしろいですw
アスラーダもロボットボイスっぽく歌いますwww

■ヘリに車をぶつけるありえねぇスーパージャンプ

↑ヘリにレースマシンが超ジャンプして激突してます

21話。上空から攻撃してくるヘリへの攻撃
なんで都合よくそんな車がジャンプできる位置に飛んでるのよww


■イライラしてしまう要素

あまりにうまくいってしまうと話がつまらないので
挫折や苦悩がある程度は必要になるのですが
この作品では、
主人公が意図的にレース中にマシンを降りる、止まるという行為が
度々行われます

主に、他人を思う、気遣うというのが動機になっていますが
これレーサーというか、戦う者の覚悟としては…
ありえないんですよ……🤔

なにがあろうと、レースを走りぬいて欲しいわけです
他のレーサーも、見ている方も。

例え自分がレース中に事故ろうと

他の知り合いのレーサーに止まって欲しいとは思いませんて
むしろ「舐めてんのか?」とそう思うわけです。

救助ならスタッフがやるわけで
何故おまえが止まる必要があんねん」とイラっとしてしまうわけです。

それも一度ならまだしも数回行われます
この一点において私はこの主人公があまり好きになれなかったですw


そしてもう一つイラっとさせる要素を
この主人公は持っています。

良い先輩である大友がケガしてしまった時に
ライバルである新条が花束を持って
大友が入院してる病院にかけつけて
主人公とそこで出会うのですが……

おまえはわかってない!(だいぶ年上相手に)という感じで
持ってきた花束を叩きつけて去ります

お~~~~~~いww
大友の事故に何も関係のない
他人が持ってきた花束をたたきつけんなよとw
いくらなんでも自己中心的すぎやしませんか…
子供でもそのくらいの気遣いできますよと


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■レース描写はどうなのか?

再評価系の記事でこのアニメが語られる時
当時CGの時代でもないのに「この描写はすごい!」
と紹介されますが

91年。
どうなんでしょう?
私は他の車系のアニメあまり見れていませんが
紹介されるようなニュアンスで
正直「すごい!」……っていう実感は得られなかったですねw

↑これはイラスト的なシーンですね!

比較…まぁあっちは映画なので力の入り方が違うのであれですが
「ヴィナス戦記」というバイクと戦争の話のアニメがあるのですが
それと比較してしまうと……う~ん…という感じにはなってしまいます。

この描写すごいからもういちどこの回見たい…
みたいな感じにはならなかったですかね。
※これはあくま91年作のみ話です。続編はまだ見ておりません。


■好きなキャラクター

うむ、ぱっとは思い浮かばないのですが
しいてあげるなら大友ですね。
理解力、バランス感覚のある男といった感じで頼りになります。
ただ…そんなに活躍はしないし
不幸にもみまわれる…という不遇な扱い。
そういうとこも好きですかね😋


■総評

というわけで
ゲームの中でしかカーレースにあまり縁のない私が見た場合、

カーレース知識を多少得られるという意味で勉強になりましたが

主人公にはほとんど共感できなかったので
ストーリーにはハマらなかったかな

個人的なおすすめ度としては★3.0~3.5という感じになります。
アニメ好きな人は、語る上でも見ておくべき作品だと思います。😌

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