Ver.2.1.0 調整内容の解説【スプラトゥーン3】
どうもこんにちは、またりんです!
今回は、2023/01/18に配信されたスプラ3の更新データ「Ver.2.1.0」の調整内容について解説していきたいと思います!
( -ω-)「バランス調整の詳細を知りたい…」
( -ω-)「なんでこんな調整になったのか理由が分からない…」
という方はぜひ参考にしてみてください。
<更新内容はコチラ>
1, メインウェポンの変更
メイン性能アップは、ブキの塗り性能やダメージなどを強化するギアパワーで、ブキによって強化項目が異なります。
今回の調整は、このメイン性能アップに特に依存していた一部のブキたちが強化される形となりました。
・プロモデラーMG/RG
弾が落とす飛沫による塗りの半径を約10%大きくしました。
→スプラ2での弱体化を元に戻す調整です。
着弾点の塗りはアップデートで改善されたのですが、飛沫の塗りはなかなか強化されず、塗りブキなのに中間の塗りがスカスカという状態が何年も続いていました。
メイン性能アップで塗りを強化できていたのですが、それもできなくなっていたため、今回の調整でようやくちゃんとした塗りブキになりそうです。
・ジェットスイーパー
地上での射撃中のブレを約17%減らしました。
→こちらもメイン性能アップで今までできていたことができなくなったため、それを補強するような調整となります。
本来はブレだけでなく射程も伸びていたのですが、流石にそちらは変更されませんでしたね。
ジェットスイーパーはスプラ2で環境を支配していたので、強くなりすぎることを恐れたのかもしれません。
・スペースシューター
着弾点の塗りの半径を約19%大きくしました。
→塗りを強化することで、プライムシューターとの差別化を図っているのだと思います。
キル力を上げるとプライムと特徴が同じになってしまいますからね(低すぎるのも問題ですが)。
ただ、飛沫の塗り半径は変わっていないので、中間は隙間だらけです。
・ダイナモローラー
距離によるダメージの減衰率を調整し、これまでより遠くまで、50.0ダメージ/100.0ダメージが与えられるようにしました。
→これもメイン性能アップで今までできていたことができなくなったため、それを補強するような調整となります。
・ワイドローラー
ヨコ振りの最小ダメージを30.0から35.0に増やしました。
→あまりにもキル性能が低すぎたので、そこを強化する変更ですね。
横振り1確にしてしまうと今度はスプラローラーの立場が怪しくなるので、あくまでキル力は低いまま調整していくのかもしれません。
・14式竹筒銃・甲
インク消費量を約17%減らしました。
→スプラ2での弱体化を元に戻す調整です。
以前はメイン性能アップを積むと一撃99.9ダメージとなり、破格のキル性能をしていました。
あまりにも強すぎてインク消費量が弱体化されたのですが、3では必要ないので元に戻したという感じですね。
・ノーチラス47
射撃継続時間を約15%長くしました。
→これもメイン性能アップで今までできていたことができなくなったため、それを補強するような調整となります。
・スクリュースロッシャー
インク消費量を約10%増やしました。
→弾を撃てる回数が11回から10回に減少しました。
タンサンを投げたあとの回数は変更なしです。
メイン効率0.1で元に戻るので、あまり変わってないかもしれません。
2, サブウェポンの変更
またしてもコイツです。
・ラインマーカー
ダメージを30.0から35.0に増やしました。
地形や相手プレイヤーに当てたときに発生する塗りの半径を約2倍に大きくしました。
→ダメージ増加により、3発当てれば倒すことができるようになりました。
また、バケットスロッシャーデコのコンボも決めやすくなっています。
今まで以上に圧がかかるようになりましたね。
そして塗りも大きくなったため、相手の足場を奪いやすくなったり、足元に投げて緊急の足場として使うこともギリギリ可能になりました。
3, スペシャルウェポンの変更
本来の効力が発揮できていなかったものが多かったので、それを改善する調整ですね。
・エナジースタンド
ギアパワーの「復活ペナルティアップ」や「リベンジ」によって、エナジースタンドの「復活時間短縮」や「スペシャル減少量ダウン」の効果が打ち消されないようにしました。
→「ただのギアでスペシャルの効果が全て消えてしまうのはおかしい!」との声が非常に多かったので、そこを改善するような調整です。
・サメライド
爆発後、動けるようになるまでの約28/60秒間は、ダメージを受けない時間が続くようにしました。
→このスペシャルは強引にポジションを確保することができるのが強みですが、確保した後あっさりデスしてしまうのでただの自滅スペシャルになっていました。
この調整で今までより少しだけポジションの確保がしやすくなると思います。
・トリプルトルネード
ダメージを与える範囲の半径を約10%大きくしました。
与えるダメージを約50%増加しました。
→このスペシャルは敵を動かしたり圧をかけたりできるのが強みですが、今まではキル力があまりにも低く、投げてもそこまで圧にならないような性能をしていました。
今回の調整でキル性能が増し、今まで以上に警戒しなければいけないスペシャルになりましたね。
また、カニタンクやナイスダマなどの環境トップのスペシャルに対するメタとして機能するようにもなっています。
・カニタンク
「スペシャル性能アップ」のギアパワーを使用していない場合の継続時間を、約9秒間から約8秒間に短くしました。
→カニタンクは敵の行動を制限できる時間があまりにも長すぎたため、そこを弱体化するような調整となります。
また、弾を撃てる時間が減るので、単純にキルも取りづらくなっています。
スペシャル性能アップで元に戻すこともできますが、以前の9秒に戻すためには1.1以上積まなければいけません。
4, スペシャルポイントの変更
スプラシューター 200 → 190
.52ガロン 200 → 190
スプラマニューバー 200 → 190
シャープマーカーと近い射程のブキを強化することにより、短射程の選択肢が増えるようになっています。
.96ガロン 200 → 190
プライムシューター 190 → 180
スペースシューター 200 → 190
こちらは特に何かを意識した調整というよりは、単純に弱いので強化された形でしょうか。
もみじシューター 180 → 190
ドライブワイパー 180 → 190
これらは、トーピードが初心者帯で猛威を振るっているため、それを緩和するような調整となります。
ドライブワイパーはおそらく巻き添えです。
他のトーピードブキは既に190p以上なので今回は触れられませんでした。
スクリュースロッシャー 210 → 220
こちらはブキ自体が単純に強力なので調整されたように思えます。
離れたところからサブウェポン…の話はおそらく関係ないです。
もしそうならノヴァネオが190pになるはずです。
5, ギアパワーの変更
・イカニンジャ
イカ状態になった直後の約30/60秒間は、インクの飛沫が見えなくなる効果が発揮されないようにしました。
「イカダッシュ速度アップ」のギアパワーを同時に使用したときに、その一部を打ち消す効果を廃止しました。
→イカニンジャは本来、長射程に近づく手段として効果を発揮するべきギアパワーですが、短射程に対しても想定以上に強くなっていました。
今回の調整ではそれを改善する代わりに、弱くなりすぎないようイカ速を上げてバランスを取った形ですね。
6, 今後の調整の予想
調整理由の解説は以上です!
ここからは私の個人的な感想と、今後のアップデートの予想をしていきたいと思います。
・調整の頻度/量について
今回のアップデートは、かなり時間をかけて考えられたような印象を受けました。
特にイカニンジャの調整がそうですね。
スプラ2の初期では、過度な強化や弱体化を行ったせいで環境から長期間姿を消してしまったり、あまりにも強くなりすぎてしまったりする例がたくさんありました。
例えばヒッセンは初期環境で弱体化されてから、連射速度が上がるまでマイナーブキでしたし、先ほど例に出したモデラーも大幅な弱体化を受けてから現在までずっとマイナーブキです。
スプラ2の初期は確かに調整の頻度は多かったですが、内容は今より雑であったように感じます。
もちろん環境がコロコロ変化するので飽きづらいというメリットはありますが、そのブキの使い手にとってはたまったもんじゃありません。
スプラ3ではおそらくこれの反省を活かし、じっくりと時間をかけて慎重に調整していく方針になっているように感じます。
1ヶ月半の頻度は遅いという声もよく聞きますが、他のゲームでは全然このくらいでも普通ですし、問題ないと思います。
・今後の調整について
今回の内容をよくよく考察すると、今後のアップデートを予想することができます。
<スクリュースロッシャーがしっかりと弱体化された謎>
これはおそらく、スクスロに割く時間が足りなかったのではないかと思います。
シャープマーカーは弱体化を適度に抑え、別の短射程ブキを強化する方針でした。
これと同じようにするなら、スクスロも弱体化を適度に抑え、スクスロと同じグループでマッチングされるブキが強化されないとおかしいはずです。
しかし、スクスロと同じグループのブキは、ノヴァ、ホット、クラブラ、ヒッセン、バケツですが、今回強化されたのはバケツのトルネードのみで、他のブキは一切触れられていません。
シャープマーカーと同じ方針でいくなら、スクリュースロッシャーと同じグループでマッチングされるブキも強化されないとおかしいはずですよね。
ではなぜこうなってしまったかというと、調整の優先度と、調整の難しさにあります。
シャプマとスクスロは、どちらかというとシャプマのほうが環境を破壊しており、急いで対応しなければいけないのはシャプマ側です。
スクスロももちろん強力ですが、シャプマほど暴れてはいません。
また、同射程のブキを見ると、シャプマと並ぶブキはスシ、ZAP、52、マニュなどと、既にそこそこ強力なブキばかりなので調整が簡単です。
対して、スクスロと同じグループのブキは、今回調整されたバケツを除くとノヴァ、ホット、クラブラ、ヒッセンと、強化内容を考えるのにはある程度時間がかかりそうなブキばかりですよね。
単純にスペシャルポイントを減らしても全然意味がなさそうです。
これらの理由から、今回の調整ではいったん緊急性が高く調整が簡単なシャプマ側に関してのみ変更を行い、次回以降の調整でスクスロ側もじっくりと対応していくのではないかと予想できます…!
<ドライブワイパーが弱体化された謎>
これはおそらく臨時対応です。
もみじシューターは現在初心者帯で流行しており、特にトーピードを投げ続ける戦法が非常に強力です。
本来ならトーピードを調整するべきだと思いますが、別の調整で時間が足りなくなってしまったため、いったんスペシャルポイントを増やして対応した感じだと考えられます。
そこでドライブワイパーがとりあえず巻き添えを食らった形ですね。
なので、次回以降の調整でトーピードに関する何かしらの調整がくるのではないかと予想できます。
ただインクロック増加などの単純な調整であれば別に今回でも可能だったので、もっと大きな仕様変更が行われるかもしれません。
<その他>
他にもいろいろ予想できます。
・クイックボムの調整
シャープマーカーやジムワイパーがまだ非常に強力なので、これらに共通しているクイックボムに関する調整はありそうです。
クイックボムは非常に調整が難しそうなので、しっかりと時間をかけて変更してくることが予想できます。
・メイン性能アップ廃止の影響を受けた他のブキの調整
デュアル、H3、L3など、今回触られなかったブキは、次回以降調整される可能性が高いです。
インク効率を戻すだけなら簡単にできそうですが、今回それをしなかったということは、もっとややこしい調整内容を考えている可能性はあります。
・キューインキ、ウルトラハンコの調整
調整が難しいため次回以降にまわされた可能性が高いです。
キューインキは下手に調整すると理不尽スペシャルになってしまいますし、ハンコも適当に無敵をつけると強くなりすぎてしまうことも考えられます。
この2つのスペシャルはおそらく今回のイカニンジャの調整のような、大幅な仕様変更を含む調整がくるのではないかと予想しています。
(ドライブワイパーを弱体化してそのままにするとは考えづらいので、少なくともハンコには必ず調整が入ると思います。)
・アメフラシの調整
こちらも調整が難しいため次回以降にまわされた可能性が高いです。
このスペシャルはスプラ2で2度弱体化を受けているので、適当に強化しても元に戻ってしまうだけですし、そもそも使っていて爽快感がまったくないという問題も抱えています。
こちらも大幅な仕様変更を含む調整がくるのではないかと予想しています。
・その他弱ブキの調整
今回のアップデートで52ガロンやスプラシューターが強化されていますが、これらはもともと強ブキの部類です。
強ブキは強化するのに弱ブキは強化しないなんてことはありえないので、今後たくさんの弱ブキに調整が入ることが予想できます。
特に、先ほど言ったようなスクスロが入っている短射程ブラスター・スロッシャーグループや、後衛ブキなどはかなり格差が酷いので、シャープマーカーの件と同じように格差が無くなるよう調整されるのではないかと思います。
また、今回のイカニンジャの弱体化で数多くの潜伏ブキが巻き添えを食らっているので、影響を受けたブキは何かしら強化されそうですね。
おわりに
以上、Ver.2.1.0 調整内容の解説でした!
このシリーズは継続予定なので、今後アップデートが来るたびにやっていこうと思います!
おわり。
※追記:やっぱり続けないかもしれません()
Twitter:https://twitter.com/matarinxx
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