金利を見て投資詐欺に遭わないマーケット感覚を身につける
まずトレーダーや証券会社で働いている人が、朝まず確認するのが米国と日本のそれぞれの2年、10年金利です。
このブログを書いている24年9月23日現在だと、米国2年金利が約3.6%、10年が3.77%、日本の2年金利が約0.38%、10年金利が約0.85%ほどです。
この金利をベース(ベース金利)に債券などの金融商品や住宅ローン金利(短期金利)が決まってきます。
現在、ドル建ての債券や定期預金が高利回りで人気ですが、すべてはこれらの金利がベースとなっています。これが市場金利です。(正確には10年金利はマーケットベース、2年のそれは政策金利に連動しています)
よくSNS上の広告に月利5%!とか年利30%!とか怪しいものが散見されますが、マーケットの金利を知っていたら100%詐欺とわかるでしょう。
例えば年利10%保証の円建て商品!などが売られていたら、そのうちの9.5%ほどはあなたがなんらかの大きなリスクを背負っている証拠です。
ドル建てや円建ての社債を購入したりすすめられた際に、このベース金利にどれくらい金利が上乗せされているのか(リスクプレミアム)また国債なら手数料として引かれているのかを考えることが金融リテラシー向上に役立ちます。
金利は基本、毎日変動しているのでネットをたたけばリアルタイムの値が確認できます。
ある程度の知識があれば金融詐欺的な商品の見分けは一発でつくので、初心者の方はまずマーケットの金利を見ることから初めてはどうでしょうか。
では!
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