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きもの、何が楽しい?きもののメリットと、祖母や母からの愛の話

こんばんは、マタギです、昨日はマンガ原作の1話分のシナリオを作り、自分の連載漫画の33話目の原稿もやり、インスタの着物写真も投稿し、洗濯もして掃除機もかけ、夕飯も作り、風呂に入り、そしてビジネスのオンライン対談を聞き流しながら、このブログを書いていました。途中で挫折し、ペットの世話をして寝ました。
今朝もブログにアップする画像を編集し、連載の仕事をし、合間にちょこちょこブログの続きを書く。
働きすぎじゃないですか?よくやってるな、自分。自分を褒めてあげよう!


さて、先週は着物のデメリットというか、不便な点を羅列しましたので、本日はきものを着るメリットみたいなものも同じ点数、羅列していきたいと思いますよ!
デメリットこの前あげたもののほかにも
・子供と公園で遊べない(遊ぶ人もいます)
・自転車のれない(乗るつわものもいます。知っています)
・マッサージいけない(さすがに)
・洋服屋で試着できない(やろうとすればできる)

も追加しておきたいと思います。

では、以下も
お付き合いいただければ嬉しいです。

着物を着るとどんないいことがあるの?


・目立つ
・自分で着ると尊敬される(一目置かれる)
・ぜんぜん粋じゃなくても「粋だねえ!」と言われる。
・着ていくと喜ばれる

↑これらは、周りの人を喜ばせる


・女性に生まれてよかったと実感できる(人による)
・周りの人が丁寧に扱ってくれる(牧瀬里穂さんもインタビューでおっしゃっていた)
・センスが磨かれる
・自然と所作が女性らしくなる(動きにくいからね)
・日本人の誇りを思い出せる(人による)
・ものを大事にするようになる
・祖母や母親の愛情を感じる
・受け継いだ着物の場合、前のオーナーの意思を受け継ける

↑これらは主にメンタリティーの向上。

・洋服を買わなくなり、量が減る(人によるが良く聞く話です
・天然繊維のありがたみがわかる
・日本の花鳥風月みたいなものをわかるようになる(人による)
・年を重ねないと似合わないものがあるので、年を重ねるのが苦痛じゃなくなる
・年配の人に憧れと敬意を持つようになる
・安いものを着ていてもバレにくい(素人さんには価値がわかりにくい)

↑SDG’s だし、人生が豊かになりますね!


・痩せていても太っていても似合う
・日本人なら誰でも似合う(外国人も似合う人は似あう)
・着物仲間と出会える、知り合い増える
・和の芸事に興味が出る(出ない人もいる)

↑健康的で、前向きに生きられそうでしょ!

こうして羅列すると、いいこと尽くしじゃないですか!
もう素晴らしい道楽ですね、ゴルフとかも楽しいでしょうけど、着物だって負けてないですぞ。

他にも、こんないいことあるぞという方はぜひ、コメントお願いいたします!

さて、自分的にもきものを着ていてとくに実感していることをお話させてください。



・祖母や母親の愛情を感じる


これに関してですが、私の祖母は大正生まれで、呉服屋さんに嫁いだり(のちに夫が亡くなったので別の人と再婚)、仕立ての内職をしていたので、私たちにウールのアンサンブルを縫ってくれたり、晴れ着を作ってくれたりしました。
それを母が大事に残しておいてくれて、最近は私が七五三で着た着物を、私の娘に着せました。
母が20代で祖母に誂えてもらった着物を、私がいまでも着ていますし、祖母が着ていたピンクの羽織は、母が私の七五三で着た後に、祖母が黒く染めなおし、黒羽織として私が今着ております。これは本当に重宝しています。


ばあちゃんが残してくれたものたち


着物は絹糸でできているので、およそ100年もちます。
色無地、色喪服などは、3代受け継げてお得と言われていますが、わかる気がします。
おばあちゃんが30歳で仕立てて、60まで着たものを、30歳の娘が受け継いで、また60まで着る。それをまた30歳の娘が受け継ぐと、なんと70歳まで着たおせるという計算!!(トータル100年)

色無地一つ紋は、いろんなシーンで活用できるから、地味な寒色は持っていて損なしらしいです。(私はこれから仕立てようと思います)

と言いうわけで、わたしはこの黒羽織を着ていると、まるでおばあちゃんに抱かれているような温かみを感じます。
さすがに、裏地は黄ばんで痛んだので「羽裏交換」をしましたが。まだまだ着倒しますぜ!


40年たっても、色鮮やかで映えます!


「おばあちゃんに仕立ててもらったかわいらしい山吹色の小紋、さすがに歳いったので着られなくなったけど、娘のために残そう」と、私の母が大事にとっておいてくれて、サイズも(母は145センチ、私は165センチ)私のためにお直しに出し、裄も丈もぴったりにしてくれていたものがあって、私は今もその着物、着ています。
以前の踊りの師匠が、「この柄は現代では再現できないものよ、素晴らしいわね」とほめてくださってすごくうれしかった。50年以上たつけど今もすごく美しいです。
これが母の愛情でなくて何でしょうか!

マタニティフォトでも残しました↑

・受け継いだ着物の場合、前のオーナーの意思を受け継ける


↑は、リユース着物を手に入れて、お直ししながら着ているときすごくよく思うことです。
中古着物を探していて、心ときめく1枚を発見。こんな色柄は絶対もう再現できない!ってくらい可愛かったり、無地の紬でも地模様が凝っていてめでたい柄が織り込まれていたり、八掛が絶妙な色合いだったりするときに、最初に仕立ててくださったオーナーさんのセンスの良さや、こだわりを見た気がして、思いを馳せます。
たとえ、最初のオーナーが呉服屋さんのいわれるがまま仕立てたとしても、
「こんな素敵な1枚を残してくれて感謝しかない」
という気持ちで有難く着ています。
もちろん、反物を織った職人、染めた職人、柄を描いた人、金糸を入れた人、仕立てた人、もうこの世にいないかもしれないけど、私がちゃんと着ています。そして、私と出会った人、ネットで観てくれた人があなたの仕事を知ってくれています。すばらしい仕事をしてくださってありがとう!とテンションが上がります。

この美しい1枚を、着倒すか、この思いを受け継いでくれる次のオーナーに引き継ぐまでは、大事にしなければと思うのです。

私も命を削りながら仕上げた作品が、誰にも読まれずにこの世から抹消されるのはとても悲しいことなので、できればお着物たちも、タンスの中だけで(はたまた呉服屋さんの倉庫で反物のまま)朽ち果てるなんてあってはいけない!
そう思うので、「着物にふさわしいロケーションで写真に残す、そしてネット上でお好きな人に見ていただく」というビジネスを始めたいと考えたわけなのでした

きもの撮影会←詳しくはこちら

タンスのきもの、お母さんの着物、大歓迎です

熱いおもいをここまで読んでくださりありがとうございました!

次の記事でもお会い出来たらサイコーです。
マタギ






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