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タイトルが下手すぎる

タイトルが下手すぎる。わたし。
言葉遊びは大好きで、息をするように言葉を紡ぐのに、壊滅的に下手なのが、タイトルづけだ。
歌なら一日あれば書けるのに。
先日そう思った。
詩のようなタイトルも割とできる気がする。
考えて作る言葉はできやすいのに、タイトルづけが本当に下手くそだなと感じるのだ。

ハンドメイド作家をしていたころは、出す作品に全て名前をつけた。
「きみはぼくの月」とか、「今夜、星の雨に濡れ」とか、「夜が来る前の空気はちょっぴり眩しい」とか。
さらに、ぼく月、星雨、夜くるなど略称もつけて披露したら、みんなわたしの作品を愛してくれた。
先日は更新していないわたしのハンドメイドショップに古いファンの方がいいねしてくれていた。
もしかしたら、今でも待ってくれているのだろうか。
申し訳ないけど、もうやきものの窯は手放してしまったよ?

作品には必ず物語があり、それを考えるのはとても楽しかった。
言葉は一種、わたしの友達と言ってもいいかも知れない。
幼いころは、何かあれば文字にして気持ちの整理をしていたし、歌を書くことで成仏させた思いもたくさんある。

中身はよく考えたんだけど、がわのラッピングをつけることをほとんどしてこなかったのはちょっとしたしくじりポイントだろう。
WEBライティングのタイトルならまだできる。
なぜなら入れる言葉が決まっているから。
あとは接続詞とか言い回しだけの問題だ。
あとキャッチコピーも得意な方だと思う。

なのに、タイトルづけになると途端にポンコツ感が増す。
内容を鑑みて、総称のようなものをつけようと頑張るほどに何も出なくなってしまうのだ。
あれじゃない、これじゃないと思って掲げる言葉のほとんどが闇に消えていく。
どうやったら、これだ!ってものが出るようになるんだろうか。
それとも、思い移ろう気持ちと一緒に、さっとベールをかけるように名付けたらいいのだろうか。

そんなにわたしは器用じゃない、と思ってしまう。
器用になりたい、わたしの人生のタイトルは「生きよう、今世」かな。


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