HHKBとK3を交互に使ってみる
HHKBの弱点でもあり良い点は、コンパクトさだ。
そのコンパクトさを実現する上で、カーソルキーまで取ってしまった。
そのため、細かい位置調整を矢印キーでおこなう場合、Fnキーと矢印キーになるキーを押さなければならない。
慣れればなんとでもなりそうだが、今のところは少しストレスに感じる。
テキストのカーソル位置の移動であれば、Macの場合はControl+F、B、P、Nで動かすことが可能だが、実はMacのMicrosoft系のアプリケーションではこのショートカットが効かないことが多い。(それゆえに私は、OutlookはWeb版を使っている、Web版であれば、Macのショートカットが使えるのだ)
MS系のソフトを使わなければならない時に、テキストの移動をする場合、どうしても矢印キーが必要になってくるので、その場合にはやはり独立したキーの方が効率が良いような気がする。
前回の記事でも書いた通りBackspaceの位置と矢印キーのことを考えると、HHKBの手癖を覚悟を持って受け入れる必要がある。
つまり、HHKBを使う場合は、『常に持ち歩いてでも使う』というある種の覚悟のようなものが必要と感じている。
一方で、K3はどうかというと、一般的なUSキーボードのの配列に近い。
やはり特殊なのは、矢印キーだ。
ShiftとEndキーの間に「↑」キーが入っていて、下に「←」「↓」「→」が並んでいる。
また、一番右つまり、「→」の上には「end」「home」「page down」「page up」「キーボードのライティング」のキーが並んでいて、この配列が案外なれるまで触ってしまって、カーソルが上下に飛んでいってしまうなんてことが結構あった。
とはいえ、Backspaceの位置が違うというほどの大きな違いはない。
また、今、私が仕事で使っているMacはJIS配列なので、そもそもキー配列が違っているのだが、karabiner-elementsの副作用で、US配列仕様に変わっていることからも、K3からMacのキーボード(外出時)、K3という場合のキーボードの違いにも大きな打ち間違いなどは発生しない。
つまり、K3はとても気軽だ。この気軽さを外に持ち出してもいいんじゃないかと感じるくらい気軽だ。
そういったことも踏まえると、HHKBを持ち歩く覚悟がないのであれば、一般的な配列に近いK3の方がさまざまなケースで安定して使えるということが言えるかもしれない。
また、どちらもUSB接続で使えるのはとても良い。
差し替えてすぐ使えるので、Bluetoothの接続ガーとか、スリープがーとか考えなくて良い。
その辺りもこの作業はHHKB、この作業はK3と切り分けて作業ができるのは良いかもしれない(BKSpace問題さえなければ。。)
HHKBは電池が入っていなくてもUSBに挿せば使えるので、その点は、ある意味K3よりも良いかもしれない。
元々は、20年ほど前にこの言葉にとても感銘を受け、HHKBが欲しいと思っていたのだが、とても手が出せる金額ではなかった。
少し大人になって、今では手に届く範囲にあるのだから、良いインターフェースを使うというのは考えても良いのかもしれない。
とはいえ、K3も良いキーボードだと思うし、他のキーボードも触ってみたいという気持ちもある。
K3と同じ配列のK2だとか、少しサイズが大きくなるが、Realforceだとか。。
あ、これがいわゆるキーボード沼というやつなのだろうか。。