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一人になって、肩に力を入れ生きていた。

パートナーを看取り、天国へ送り出せた事は
今思い出すと、私にとってとても大きな学びだったのではと思う。
人が人生を全うしたという事の後は、
待ったなしに葬儀から始まり、役所の手続きなどが押し寄せた。
全てやらなければいけない。
泣けなかった。
生前パートナーと話していた通りに物事を進めて行った。
相続については、会計事務所に頼む。
パートナーの前妻には2人息子がいたので、
慎重に進めた。
寝不足、疲労、神経が高ぶり 私の状態は、最悪だった。
普段好きだった運転すら出来ない状況だった。
病気の看病に、全神経を使っていたので
“死”とは向き合っていなかった。
一人になる事へ全く何も考えていなかったし、考えられなかった。
ただ、今やらなきゃいけない事を一個一個やるしかなかった。
また、悲しみに蓋をして生きていた。
寂しかった。
今までいつも隣にいた人がもうこの世にいない。
会う事も、話すこともできないという

悲しみで、どうして良いのかわからなかった。

愛犬のルイと、2人で寒い冬を過ごした。

#腎盂尿管癌
#家族が癌
#癌との向き合い
#そして一人
#瞑想

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