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「旗を立てよう。」SHIPリニューアルに伴うデザイン変更について

SHIP運営の彩です。今回は、SHIPのリニューアルに伴うデザイン変更と、リブランディングのストーリーをお話したいと思います。

SHIPは、医療・介護・福祉領域に関心がある人が集まるコミュニティです。もともとは、東京都が運営する平成29年度 インキュベーションHUB推進プロジェクト事業に採択されたことから、ヘルスケアに特化したインキュベーションパークとして始まりました。

東京都の補助金事業だったわけですが、2020年3月末までの委託期間をまっとうし、わたしたちにもコミュニティ運営のノウハウが蓄積されたところで、あらためて自分たちがつくりたい世界について考え、リニューアルすることになりました。新しいロゴとCIはこちらです!

旗を立てよう

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ロゴは右に変わりました!

いままでのロゴの意味は下記のとおり。

Policy・Bussiness・Bedside・Finance・Markets・Humancapital etc…SHIPは、散在している重要なアイテム達を集め、つなぐ・つながる場所です。
これらが全てつながることで、方向性がしっかり決まり、どんな大波にも負けない舵取りが出来ると信じています。そして、その中心にあるのは医療への強い想い。そんな想いを込めて、このロゴマークを作成しました。

これまでは、事業創出のインキュベーションを目的としていたので、理念やビジネスのHow to、医療の現場からの意見など、さまざまな角度から知見を集められるコミュニティを目指していました。そこに集まってきてくれたメンバーは、明確に何かを成し遂げたい人から、「まだ何とは決まっていない(事業をしたいとも決まっていない)けれど、何かはしたい」という人、「事業をしたいわけではないけど、医療・介護・福祉領域に関心がある」という人でした。運営しているわたしたちも、「SHIPの価値って、インキュベーションだけではないよね」という思いが出てきていたこともあり、2020年4月からの新体制に向けて、ロゴやCIを含めたリブランディングを開始しました。

話し合いをしたメンバーは、主にSHIPの運営を中心的に行っている人たちで、代表の石井ちゃん(@ishiichangdesu)、運営統括のかずき(@kanokun6)、しょうくん(@shochan_wo
)、かぶちゃん、ごえさん(@HRBizDev1
)、ささきくん(@masamasa_39)、つばさちゃん(@Nats_001
)、そして私(@masutaniaya)を含めたチームです。

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まずは、現状のいいところと、やめたいところを書き出しました。

そこで出てきたのは、大小はさまざまだけど、何か一歩を踏み出したい人を応援するコミュニティでありたいということでした。これまでは、事業を立ち上げることを目標に、そのために必要なヒト・モノ・カネ(学びのために必要となるお金)を支援すること。一方で、完全に受け身の人への思いについて、メンバーは悩んでいました。

「完全に受け身で何かいいことを教えてもらいたい、導いてほしいという希望を持っている人には応えきれない」
「でも、何か明確にやりたいことがない人でも、自分で何かしたい人は排除したくない」

「自分のやりたいこと」が具体的に決まってはいなくても、「こんなことに興味があるから、この人を呼んでイベントをしたい」とか、「今、現場でこれに困っているから、このテーマで勉強会をしたい」といった一歩を踏み出せる人。こうしたきっかけから、自分の強みを見出そうと挑戦できる人、医療・介護・福祉領域の現場をよくしたいという思いがある人の一歩を、SHIPはぜひ応援したいねと話が一致しました。

そこでできあがったコミュニティのコンセプトが、こちらです。

医療・介護・福祉領域を軸に、
「これまで」を変えたい人、
「これから」を作り出したい人、
応援したい人が集まり、
対話や行動をともにすることで
自らの強みを見いだし、
やがて世界を前に進めるコミュニティ

わたしたちの強みとして上がってきたキーワードが、「ヘルスケア」「応援」「集まる」「多様性」、そして全体的なキーワードが「対話」でした。

ヘルスケア…医療・介護・福祉領域の人が対応である
応援…応援されたい人だけでなく、応援したい人も参加できる。応援したことで、応援する側に回ることもある
集まる…コミュニティとして、オンラインで、オフラインで集まって対話できる
多様性…医療職だけではなく、多職種で集まることで、さまざまな質問への回答や、インプットができる。老若男女さまざまなバックグラウンドの人が参加して対話

SHIPの強みは、多様性があり、医療・介護・福祉領域に関心のあるメンバーが、心理的安全性の保てているコミュニティで、密度の高い対話ができること。その中で、「やりたいこと」とまではいかなくても、業務だけではない「自分の強み」を見つけることができる。それが、新CIの「旗を立てよう。」につながりました。

このCIをロゴに落とし込む作業は、とにかく書き込みました。まずは形を決めて、フォントの形やアレンジを考えて…と全部で似たようなものばかりですが、100個ほど作成し、決まったのがこちらです。

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・「自分の強み=自分の旗」をイメージした三角形
・SHIPの名前はそのままに、ヘルスケアモチーフである「(+)十字」と、「(+)プラス」でコミュニティ的な「加える」意味を表す。
・flag(旗)+ship(船)=フラグシップ(flagship):旗艦。多くの同類の物の中で最も重要なもの。企業の商品やブランドの中で最上級、最高品。
・「応援」、「祝福」、「決意」など、人によっていろんな旗が各地で立つイメージ

色は、今後のイメージビジュアルとする空の画像から取りました。
旗を掲げる空の色。
日々うねり、変わり続ける空の色。
ヘルスケアに合う清潔感ある空の青。

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わたし自身も、本業は出版社の記者・編集者なので、文章を書いたり、編集して読みやすくすることはできるけれど、それ以外のことができないという自信のなさがありました。でも、コミュニティに所属して刺激を受け(必要にも迫られ)、デザインやディレクションに興味を持ち、コミュニティ内外で学びの機会を持ってきました。パーティーの装飾をコーディネートしたり、イベントをチラシをデザインソフトで作成したり、今回はCIやロゴを制作したり、やりたいこと、強みといえそうなくらいまで昇華してきました。

対話の中で、メンバーから「そういうのも全て含めて編集者なんじゃない?」といってもらったことで、なんとなく自信にもなりました。医療者ではないけれど、この強みを、医療・介護・福祉領域をよくするために生かしていけそうです。本業と別にコミュニティに所属する意味を実感しました。

4月以降のSHIPがどうなっていくのかは、代表である石井ちゃんの記事を待ちたいと思いますが、方向性としてはこのコンセプトに示されるように、やりたいことがある人を応援する、そして対話を通して自分の旗(強み)を見出すコミュニティになっていきます。

今後のコミュニティメンバー向け企画は、以下の通り。4月はシルバーウッド社長の下河原さん、5月は私のライティングセミナー、6月はUbdobeの岡さん!ゲストを呼ぶ回と内部の学びを深める回を交互に繰り返し、年に3回ほど新メンバーの募集と、メンバー外の方にも参加いただく大規模イベントを開催していく予定です。

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新生SHIPに興味があるという方は、3月28日まで新メンバーを募集しておりますので、ぜひお問い合わせください☺



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