カルディコーヒーが造るワイン〈日本/レジェント(泡)〉
ゆるやかな日曜日の午後、いかがお過ごしでしょうか。こんにちわ、3000円ワインの民、ますたやです^^
さて、週末にはとても楽しい『星空ワイン教室』に参加してきました。
しかし、その夜はとても大事な予定が入っていたのです。それが、我が家での晩酌。
このために断腸の思いで早めのおいとまをすることとなりましたし、だったらおいしい3000円ワインを飲むしかないでしょう!ということで、ご登場願ったのが、今回の3000円ワインでございました🍷
さて、というわけで、本日ご紹介する3000円ワインは、日本の泡でございます🍾.。o○
キャメルファーム、というワイナリーをご存知でしょうか。
ただ今絶賛、日本ワインの産地として注目されおります北海道は余市市、こちらにありますのが、このワインを造っているキャメルファームさんです。
こちらのワイナリー、『株式会社キャメル珈琲』という企業が立ち上げたワイナリーなのですが、なんだか聞き覚えありますか?
そう。こちらはあのカルディ珈琲の親会社なんです。
主にカルディなどで見かけるワインのインポートをしている、『オーバーシーズ』さんも、こちらのグループ会社。
ホームページのヒストリーによると、そもそもキャメル珈琲がコーヒー豆の輸入をはじめたのは、タイでおこなわれていた『大麻よりもコーヒー豆を育てよう』という「ドイトン開発プロジェクト」に感銘を受けたため。
その後、イタリアのエノロゴ(醸造家)リカルド・コタレッラ氏の協力のもと日本にキャメルファームが立ち上げられるのですが、このリカルド・コタレッラ氏は、イタリアのエミリアロマーニャ州で、薬物依存に陥った若者の社会復帰を目指すためのワイナリーの技術指導をおこなっていたとのこと。
「地球にいいことしてる?」をテーマに事業を展開するキャメル珈琲ならではのコラボだった、ということなんですねへ~~!
▶ ちなみにリカルド・コタレッラ氏はカルディコーヒーでもよく見かける、こちらの「エスト!エスト!!エスト!!!」の生産者なんですってへ~~!
ワイナリーは当初山梨県で始められ、2014年に余市に移転して本格的に立ち上げられています。
余市は、緯度でいうとシャンパーニュとほぼ同じ。つまり、葡萄栽培の北限ぎりぎり。
キャメルファームで作られている葡萄は、ケルナーやバッカス、ツヴァイゲルトなど「ドイツっぽい葡萄」が多いようですが、冷涼地域でも育つ葡萄を使ったワイン造りが盛んということですねへ~~~~!勉強なる。
さあ、では調べ物はこのあたりにして、さっそく晩酌にいってみましょう!
なにを隠そう、もうわたしワイン飲んで帰ってきてるので、晩ご飯が面倒だったんですよね… とういうことで、なんにでも合うの代表格、泡大先生にご登場願った、ということなんでした、泡助かる~!!
キャメルファーム レジェント スパークリング [¥3000円前後]
<ワインdata>
国:日本 種類:泡 品種:レジェント ヴィンテージ:2020 生産者:キャメルファーム
<バランス>
酸味★★☆☆☆ 糖度:★★★☆☆ 香り:★★★★☆
そもそもレジェントってなんぞ?と思って調べてみると、こちらも立派なドイツの黒葡萄品種。カビ耐性があるそうで、自然派の作りに向いているんですって。なるほどそういう観点があるのか。
黒葡萄品種ということで、黒葡萄から作ったシャンパーニュ、いわゆる「ブランド・ノワール」的な濃さをちょこっと期待したりしながら、グラスに注いでいきます。
と、透明・・・・・ッ!!!
驚くべき透明さ。かすかにグリーンがかっていますが、これはわたしの目には、正直透明に見える…っ
泡立ちはわりとしっかりしているのですが、なんせ透明で面食らいます。
ところが香りを取ってみると、これが意外や意外、小さいお花みたいな香りがちゃんと上ってくるんですよ。ほほ~!ちょっと飴ちゃんみたいなフルーティな香りも感じますし、これ、こんな透明なのにこんな美味しそうな香りがして、いったい味はどうなってるんだ?
さっそく、ひとくちくちをつけてみます。
あ、うんうん、酸味は柔らかでどちらかというとほんのり甘やか。そういう意味では酒質は弱くはなく、確かにフルーティさを感じるところもあります。
全体的には軽やかかつカジュアルな感じ。お花の香りとふんわりとした甘やかな風味が印象的で、ジューシーなイメージが舌のうえに残ります。
味わいのバランスはちょっと不思議。いわゆるシャンパーニュやカヴァ系の瓶内二次の雰囲気ではないですし、イタリア系のはじけるような元気な泡とも違う。
かといって「薄い」とか「ライト」ということでもなくて、ちゃんと個性は持っているんですよ。じゅんわりしてるけど控えめ、みたいな。酸が柔らかい分、マイルドな印象になってるのかな。
なんというか、こういう子がクラスにいてくれると安心するよね、っていうそんな雰囲気の泡でした。
みんなわいわいと過ごした非日常のあとに、いつもの日常に戻してくれる、そんなかわいらしいワイン🥂
楽しかったワイン教室の話を夫ににこにこ報告しながら、たのしい週末の夜は過ぎていったのでした🌙
▶ エチケットがなぜ違うのかは調べてもわからなかったです。どなたかお詳しい方いらしたら、コメント欄で教えてください…!
それでは、ここまでお読みいただいてありがとうございました♪ 本日はここまで。また次の #ワ活 か #3000円ワイン でお会いしましょう(^O^)3000円ワインの民、ますたやでした♪ 今夜はなにを飲もうかな!
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■ ますたやとは:
関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワインは週に約5本(休肝日2日)。夫婦で1本を分けあって飲みます。3000円ワイン以外のワインについては、Vinicaにて夫が更新中。2021年、夫婦でJ.S.A.認定ワインエキスパート取得。夫はワイン検定講師もつとめています。これからもおいしいワイン、いっぱい飲むぞ~!
twitter:@3000wine_tami
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