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オタクとワイン、ワインとオタク
みなさん、こんばんわ(^O^)3000円ワインの民、ますたやです。
さて、3000円ワインの民であるわたくしますたやも、平日は勤勉に働く勤労の民でございます。日々納税の義務(主に酒税)を果たすべく、日頃の勤労に励んでおります。
そうして秒読み単位で心待ちにした週末。この世に土曜日の朝ほど、幸福なものはそうありません。まぶしい太陽がのぼりゆく街なかを、意気揚々と四足歩行でワイン行脚に出かけます。
わたくしますたやは3000円のワイン、そして、ワインのことが大好きです。とにかく、「ワイン」と名のつくなにかがあれば、現地に行ってこの目で見てみたい衝動にかられます。
おいしいワインが試飲できるバーがあるって? よし行こう。
ワイナリーで新しいイベントやるの? よし行こう。
なになに、みんなで集まってワインを飲むだって? よし行こう。
決定まで、わずか2秒。ワインにまつわるあらゆる活動、すなわち『 #ワ活 』における判断のはやさには、わたくしますたや、全わたしから定評があります。
もはやわたしにとってワインは単なる『飲み物』を超えた、もっと懐の深いコンテンツであり、かつ、人と人を繋いでいく、ハッピーなプラットフォームだと思っているのです。
そんな、週末の #ワ活 を楽しむ #ワ活びと であるますたやですが、これまでの人生のなかでも、さまざまな現地におもむいてまいりました。
そのうちのひとつが、同人誌即売会です(急展開)。
ワイン界隈の民のみなさまはおシャンティな方が多いと思われるので、いわゆるオタクの生態にはお詳しくない方がほとんどかと思われますが、それでももしかすると、薄っすら聞かれたことがあるのではないでしょうか、コミケット(通称:コミケ)という名を・・・
コミケットは、正式には同人誌即売会の世界最大級のイベントです。実は「即売会」自体は年がら年中、日本中のあちこちで、小さいものから大きいものまで、たくさんのイベントが開催されています。
「同人誌」は今でこそ「オタク文化」の象徴のような扱いとなっていますが、かつての文豪たちはみなこぞって、同人誌を制作していました。お金がなかったということもあると思いますが、同人誌は文化としてのちからも持っていたんです。
とはいえコロナ時代が到来し、即売会は一時中止や延期に追い込まれました。即売会は、間違いなく、密ですからね・・・たぶんオタクはみんな思ったと思います。即売会が中止?密だから??「だろうな(納得)」。
しかしオタクは、負けなかった。まじでどうにかして、同人誌を作り、売り、そして、買いたかった。
あれから、2年。
今となっては、バーチャル空間での即売会までもが開かれるようになりました。ここまで来るのに、たった2年ですよ。オタク、すごくないですか?
オタクの「集まりたい」執念は、本当にすごいんです。
集まって、共有したいんです。この萌えを、この熱量を。
そして、同じ思いを共有できる誰かと、「わかる~!」って、言い合いたい。
どんなジャンルのどんなオタクだって、きっと同じ思いを抱いています。
はい。ということで、行ってきました。
酒ジャンルの即売会です。
・・・・いや まじ なんでもあるなオタク!(尊敬)
ポスターにしれ~っと「酒と酒のつまみのオンリー」と題されているように、こちら、なんと、酒とつまみにまつわる同人誌即売会イベントです。なにそれ??
酒やつまみが振る舞われますが、あくまで同人誌の即売会です。なにそれ???
・・・わけがわからないので、現地に行ってきました。
『酒っと』の会場は、神田駅から徒歩2分。グーグルマップが示すのは、なんの変哲もない雑居ビルです。こんなところで、イベントとかあるの?
時刻は午後7時半。お酒がテーマのイベントとしては、抜群に親切な開始時間。即売会ってだいたい朝からか、遅くとも昼頃にははじまって夕方に終わることが多いのですが、酒っとはさすが、飲酒への気合いが違います。
さて、四足歩行でビルの前までたどりつくと、スタッフの方とおぼしき方のお姿が。
「あ、もしかして…」「あ、はい、イベントに…」
オタクはこのふたことで事足ります。いくつかの確認事項ののち、腕に確認証を巻きつけました。なるほど。これが同族の証。しかしこの時点で、あたりに見える人影はわたしだけ。え、ほんとにイベントなんてやってるの?
エレベーターなどない雑居ビルの、狭く薄暗い階段。これを三階分のぼって、イベント会場へと向かいます。
開いていたドアに、足を踏み入れた、瞬間・・・ーー
・・・密!!!!!(笑)
うおーーー、オタクの熱気!すごい!
小さな会議室のなかには所狭しとサークルスペースが並び、それを取り囲むようにオタクが集って、すでにわいわいと盛り上がっていました。え~~す、すごい、にぎやか!すごいすごい、これみんな、お酒のオタクたちなの?(;0;)
ひさしぶりのイベント参加に面食らいつつ、リアルイベントがこうして開催されることに感動すら覚えていたますたや。
「よかったらふるまい酒、もらってください」
そんなとき、おねーさんから声をかけられ、吸い寄せられるようにスペースに立ち寄りました。酒っとではサークルさんのご厚意で、ふるまい酒がふるまわれることがあるのです。
珍しいお酒をいただきながら、しばしの雑談タイム。なんのお酒がいちばん好きですかとうかがったら「全部好きなんですが・・・」と前置きされ、思わず「わかります」と前のめりで答えました。わかります(こくり)
ほかにもいくつかのサークルさんでお酒や頒布物をいただき、ほんの数十分ですっかり心はほくほくに。
まだまだオタクたちの熱気とエネルギーに満ちた会場を、そっとあとにしました。
わたしはひとの「好き」に触れることが、本当に好きなんです。
たとえば同人誌ひとつ取っても、このご本を作ろうと思うにいたった情熱や、紆余曲折、本づくりの楽しさと苦しさ、そんなことを想像するだけで、本当に「いいなあ…!」という気持ちになります。
めちゃくちゃニッチな話や、誰の役にも立たない話、そんな話を、もっともっと聞かせて!って思います。
ワインを追いかけていると、この「好き」に触れられることが断然に多い。だからこそ、ワインを中心に集うひとたちのことが、きっとわたしはとても好きなんだと思います。
ああ、それにしても、楽しかったなあ。ひさしぶりに同人誌を手にして、わたしもちょっとビビッと来ました。
誰かの活動をハブにして、そこに「集う」ことができるのって、楽しいですよね。
そんなふうに、わたしも誰かの「好き」のハブになれたら、それって・・・なんか、素敵です。
ワインのオタクのみなさんーーそろそろ、集合したくありませんか?^^
と、いうことで、あたたかくなる頃合いをみはからって、ワインのオタクに出会うための活動を、なにか考えていきたいな~と思い描いています♪
それではここまで読んでくださってありがとうございました(^O^) また次のワ活で会いましょう! ますたやでした♪
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■ ますたやとは:
関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワインは週に約5本(休肝日2日)。夫婦で1本を分けあって飲みます。3000円ワイン以外のワインについては、Vinicaにて夫が更新中。2021年、夫婦でJ.S.A.認定ワインエキスパート取得。これからもおいしいワイン、いっぱい飲むぞ~!
twitter:@3000wine_tami
Instagram:@3000wine_no_tami
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ワイン好きなゆるへたアルパカが、ゆる~くしゃべってます。日常的なゆるーいワイン会話にどうぞ。
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