[3000円ワイン]日本も美味ぇぞ、世界!〈日本/スパークリング〉
2022年の夏、フランスワ旅にいってきました🛫
6日間の旅を通して、新しい発見や愛おしい出会いがたくさんありました。
もちろん「ワ旅」ですから、ワインもたくさん飲みました。
それは、試飲だったり、レストランだったり、スーパーからお持ち帰りしたボトルワインだったり………
フランスの文化や、心の自由さとも出会った、今回の「ワ旅」。
抱えきれないほどの思い出を抱えて家に帰り、飲みたくなるのは、やはり…………ジャパニーズワインなんですよ。
安心院スパークリングワイン[¥3509]
<ワインdata>
国:日本 種類:白ワイン 品種:シャルドネ ヴィンテージ:2019 生産者:安心院葡萄酒工房 インポーター:―
<バランス>
酸味★★★★☆ 糖度:★★☆☆☆ 香り:★★★★☆
さてこちらは、大分県の「安心院(あじむ)葡萄酒工房」さんより、瓶内二次発酵のスパークリングワインです。
わたしは大学生からの6年間、福岡県に住んでいました。福岡に住む学生にとって、別府や湯布院へと向かう道は絶好のドライブコースです。
福岡県から大分に入り、別府へと抜ける丘の頂上あたり。そこで出て来る青看板が、なんだか気になる存在、「アフリカンサファリ」と「安心院町」だったんです。
「あれ、なんて読むか知ってる?」
これはこのあたりの大学生にとって、先輩たちの専売特許です。たいてい後輩は読めないので、ドヤ顔で教えてあげるところまでがワンセット。(そして聞いてあげるのが後輩のつとめ)
そこから「読めない地名」の話題へと発展し、地元の話へと話は広がり、それぞれの出身地についてわいわい語り合います。全国各地から集まった若者たちの、人生がここですれ違っているのです。
そして蛇行した急斜面を別府に抜けた瞬間、眼前に広がる温泉の煙――
そんな青春時代の思い出が蘇るのが、わたしにとっての超個人的な「安心院(あじむ)ワイン」なんです。
実は、『菊鹿ワイナリー』さんにうかがった昨年9月のワ旅のとき、こちらの『安心院葡萄酒工房』さんにもうかがう予定にしていました。
しかし、ちょうどコロナ禍と重なり、ワイナリーは閉鎖中。泣く泣くあきらめた、という経緯がありました。
さらに、安心院ワイナリーさんといえば、わたしの個人的な思い出話ばかりではありません。
安心院さんといえば、国内外の品評会にて高い評価を得ているワイナリーとしても有名です。
日本のコンペティションである「日本ワインコンクール(JWC)2022」では金賞、さらに7年連続の「部門最高賞」。
おなじく日本の「ワイナリー」への評価である「日本ワイナリーアワード2022」では、最高得点の「★★★★★」を獲得。
ロンドンで行われるスパークリングワインのコンペティション、「シャンパン&スパークリングワイン・ワールド・チャンピオンシップ2021(CSWWC)」では、日本で初めての「銀賞」。
そしてつい先日、世界最大とも呼ばれる「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード(DWWA)2022」にて、『安心院ワイン 諸矢 甲州 2021』が、アジアにおける最高賞である「プラチナ賞」を受賞されました。すごない?
そんなわけで、ますます気になる安心院さん。
次にお会いしたらお連れしようと心に固く誓っておりましたが、ついにこちらで出会うことができました。
早速おうちに連れ帰り、登板の時を待っていました。
さて、フランスから帰国し、無論日本食が恋しくなっている我々。
「す、寿司を食べよう………(発作)」
とスーパーに向かった我々が手に入れたのは、魚屋で造られた新鮮なお寿司と、そしてなんと生牡蠣。
フランスの街を歩いていると、いたるところに「SUSHI」があるんです。少ない日程なので、日本に帰ればいくらでも食べられるSUSHIにわたしの胃袋を使うことはできなかったのですが、それでも街を歩けば目に入る「SUSHI」に、SUSHI欲が刺激され続けていました。SUSHI…美味しいよねSUSHI…!🍣
さすがに海外で生牡蠣を食べる勇気もなく、ボルドーでも日和って「牡蠣のバター焼き」にしてしまった我々。
ああ、我が祖国ニッポン、ようやく食べられるぜ愛しのSUSHI、そして愛しの生牡蠣ちゃん…!
というわけで、ザ・ジャパニーズフードであるSUSHIに合わせるとなったら………そりゃあ、日本の泡に決まっとろうもん!
外観はライトなイエロー。すこしピンクみがかったような、柔らかな色をしています。細やかな泡がしゅわしゅわと立ちのぼり、瓶内二次発酵の底力が感じられます。
くちに含むと、ぎゅぎゅーーっとした酸と、柑橘系の爽やかな香りが支配します。複雑さよりは、ドライで軽やかでまさに和食に合うシンプルさ。
しかしよくよく味わっていると、なんとなく不思議な余韻が………これは……まさか………UMAMI……?
そうなんです。このスパークリング、どことなく出汁のような、旨味のような奥行きが感じられたのです。一見シンプルなのに、その分じゅわっとした舌触りが、なんだか癖になりそう。
特に今回は、しばらくフランス産のワインばかり飲んでいたタイミング。余計に「違い」が感じられやすかったのかもしれません。
でも、あれだなぁ。ほんと、なんていうか、日本ワインには日本ワインの、フランスともまた違った美味さが、あるよなぁやっぱり……!🍣🥂
日本も、美味ぇぞ~~~~~~!!!!
寿司にも生牡蠣にもばっちり合って、やはり地元(国)合わせは最強だな〜〜と感嘆。
旅も好きだけど、日常もいいよねと、ありきたりな結論にいたった平和な夜だったのでした🌙
というわけで、まだまだ旅の余韻冷めやらぬなかですが、3000円ワイン活動もこつこつと続けてまいります🍷
引き続き茶番な活動へのお付き合い、どうぞよろしくお願いいたします😊♪
それではまた、次の #3000円ワイン か、 #ワ活 でお会いしましょう!3000円台のワインをこよなく愛する3000円ワインの民、ますたやでした(^○^)
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■ ますたやとは:
関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワインは週に約5本(休肝日2日)、夫婦で1本を分けあって飲みます。2021年J.S.A.認定ワインエキスパート取得、2022年コムラードオブチーズ認定。夫もワインエキスパートを取得、現在はWSETLevel2を英語で挑戦中の、ワイン大好き夫婦です!
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