ますお

生活に彩りを。一秒一秒をより豊かに。 ファシリテーション・グラフィッカーとして京都で活動してます。 #こども #福祉 #教育 #可視化

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最近の記事

ほんとうに必要なのは「成長しなくてもよい場」だった

こんにちは、ますおです。 久しぶりのnoteです。 年度があけ、ばたばたの4月を迎え、昨年度の1年間と距離をもちながら冷静に振り返ることができる時期に入り、自分がどんなことができて、どんな影響があったのかを整理しつつあります。 学習会という切り口で、どう「子どもも大人も一緒に育ち合う場」を作ることができるのか。京都に来て4年目になりますが、それを問い続けた4年間でもありました。 脳裏にはタイトルの通り、どうしても学習会の名称の活動になると、関わるボランティアさんも「勉強

    • たぶん、心がばらばらになった時に再び現実に戻るためにできること

      どうしてもこの秋冬という季節が苦手みたいです。 特に今年は拾い集めるのも一苦労、いや何苦労かぐらいに心がバラバラになったみたいで、天気がよい日の少し自分を俯瞰できるようになったタイミングでどうすれば立ち直れるかをカフェオレ片手に考えてみました。 同じ失敗、同じ過ちというのは、その結果に至るまでに「過去と同じ」行動や決断、判断を選択してしまうループみたいなもので、どうすればその悪循環から抜け出せるのか、今年はそんな仮説で「自分の立て直し」を考えてみました。 メモ用紙にたく

      • 「勉強に集中できない」は悪いことなのか

        子どもとの活動づくりを振り返ると、必ず出てくる「集中してできた・できなかった」議論。 特に学習会という、名目の性質上、 「集中して勉強できてよかった」 「集中して取り組むことができた」 と子どものよいところとして受け止める傾向が強いよう。 一方で、 「どうすれば、勉強に集中できるのか」 「集中するためにどんな声がけ・ふるまいをしたらいいのか」 「どんな勉強(問題)なら集中してできるのか」 とサポーターの悩む声が多いのもある。 ここで疑問が湧いてくる。 子どもの育ちの中

        • アナログで伝える~はじめての文通~

          ひとりの時間が増えたことによって、どう過ごすかを改めてゆっくり考えるにはいい機会なのかもしれません。 いくつかきっかけが重なって、このタイミングで絵葉書を送ることになり、手で「かく」ことの意味を新たに見つけたような気がしています。 ここで一旦お手紙を出すまでの因数分解。 ①相手に送る絵葉書を選ぶ ②手紙の文章を考える ③切手を貼って投函する これまでの人生を振り返って、絵葉書を買うことはあっても、誰かのために出したことはないので、そもそもどうやって出すのか、いくらかか

          同じ想いを持つグループのほうが安心なのに、なぜ私たちは”多様性”に惹かれるのか

          11月に参加した「多様性が拓くみらいを考える」の合宿から2ヶ月。 ここまで強く安心を求める私たちなのに、なぜ今”多様性”に惹かれるのか。 価値観がちがう他者と同じ空間で同じ時間を過ごせるのか。 世代が違う他者と同じ目線で話すことができるのか。 それまでの同質の関係性の枠組み、家族や職場、学校クラス、友達、仲間の枠から飛び出したいのか。 自由からの逃走があれば、同質性単一性からの逃走もあるのか。 これまでの安心できる関係性の枠が崩れてきた社会。 家族でも信じられない

          同じ想いを持つグループのほうが安心なのに、なぜ私たちは”多様性”に惹かれるのか

          描きたい社会の色は?~多様性のひとことでまとめる前に~

          「あなたの人生のなかで美しいと感じたものはなんですか?」 20年ほど前に、世界の環境問題に対して100人もの国籍や専門性の違う人が集う場でのチェックインで投げかけられた問いだそうです。 個人的にこの問いかけが好きです。 ・海 ・星空 ・田舎 ・気持ちのよい朝 といったように、風景だけに限らず雰囲気やものや人、状態などいろんな100人の"美しい"が共有され、あたたかい場が作られたようです。 共生や多様性の大切さがたくさん説かれるなかで、ほんとうに立場や価値観の異なる他者

          描きたい社会の色は?~多様性のひとことでまとめる前に~

          こどもの日とはなにか

          5月5日は「こどもの日」。 「こどもの日」のイメージとしては、”こいのぼり”や”ちまき”が個人的には強いのですがみなさんどうでしょうか。 こどもに仕事としても関わりのある人間なので、5月5日になるとどうしても無意識的に世間(おとな)の目が”こども”に対してどう写っているのかが気になるところなのですが、それもさておき。 とはいえ、ちょっと気になりちょうどいい機会なのでなので「こどもの日」がこどもの日なのかを”ちょっとだけ”調べてみました。 祝日としてのこどもの日どうやら

          こどもの日とはなにか

          テクノロジーの進化よりも暮らしの進化を

          こどもの頃に感じた「未来」現在24歳の私にとって”未来”といえば、かつては『ドラえもん』のような”SF"に代表される「あったらいいな」というテクノロジーと人類が夢を持って共存している世界。もしくは『ターミネーター』のようにテクノロジーが人類に絶望をもたらして人類が支配されている世界。それがこどもの時にイメージできた”未来”でした。 どちらも今の科学技術の発展が前提となって描かれた世界。それでも、その時勉強していた理科の内容がいずれはそこまで進化するんだろうと、ある意味、可能

          テクノロジーの進化よりも暮らしの進化を