C4を探せ!~名所に行ったら探してみよう、クリスチャン4世~
クリスチャン4世
誰やねん、と突っ込んだ方、
思わずググッた方、
、、、ですよね。
基本的に北欧の王様方は世界史の教科書に登場しないので(マルグレーテ1世ぐらい?)知られてなくても当然。
しかしデンマークでこの王様ほど良く知られた王様はいない。
なにせありとあらゆる建物を建てまくり、これでもか、というぐらい名を残しまくった王様だから。
そう、文字通り街に「名前」を残しまくっているのだ。
どんな人?
「名前」の話に入る前に、ざっくりこの王様のことをご紹介しておこう。
その他、書き切れないエピソードは山ほどあるが、それはまた別の機会に譲りたい。
どんな王様か、少しでもイメージが湧きましたでしょうか(湧かない?)。
で、「名前」の話
本題に戻りまして。
このクリスチャン4世、「建築王」とニックネームが付くぐらい多くの建築物を残したことでも知られている。
例えば、コペンハーゲン市内のローゼンボー宮殿、旧証券取引所の建物、ラウンドタワー、郊外にある世界遺産クロンボー城(再建)、フレデリクスボー城(全改築)。
また数多くの街も作っている。クリスチャンスハウン(コペンハーゲンにある一つの地区)、クリスチャンスタッド(スウェーデンにある町)、クリスチャンノープル(同じくスウェーデンの町)、クリスチャニア(ノルウェーの首都オスロの前の名前)などなど。
(※彼の時代、ノルウェー全体とスウェーデンの一部はデンマーク領)
そんなクリスチャン4世の足跡を発見する方法があります。
コレ⇩
分かりにくいので拡大
大文字のCの中に数字の4が組み合わさったデザイン。
このロゴマークみたいなのをモノグラムと呼ぶのだが、どの王様も女王様も自分のモノグラムを持っている。
例えば単純に、フレデリック5世だとFと5の組み合わせ、マルグレーテ2世はMと2の組み合わせ、と言ったように。
数ある王様のモノグラムの中で突出して多いのがこのC4サイン。それこそ犬も歩けば棒に当たるぐらいの確立で見かける。
逆に言うとC4サインを見たら、その建物は彼に関連するものだと思って間違いない。
写真のように建物のファサードについていたり、扉についていたり、教会のオルガンにもC4、風見鶏の代わりにC4、彫刻にC4、壁紙にC4、自分のスリッパにC4、帽子にC4、、、
まるで子どもがお絵かき帳にスタンプを押しまくるかのように(笑)。
「全てワシのものじゃー」
「C4ブランドじゃー」
と主張するかのよう。果てしない自己愛が感じられます。
皆さんもデンマークにお越しの際はぜひこのC4マーク、探してみてください。古い街並みをキョロキョロしながら歩くとほらそこに!
その数に驚くこと間違いなしです。
<ミニ観光案内>
C4ハンティングが楽しめる場所
・ローゼンボー宮殿(冒頭の写真も)
<おまけ>
クリスチャン4世のネイタル(笑)
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