雑感 ~6月後半からの振り返り~
今朝(7月4日月曜日)もカモメのけたたましい声で起こされた。
日の出が早いこの頃、カモメたちも朝が早い。
時計を見たら4時過ぎだった…。
(カモメの話はこちらで⇩)
そんな週の始まりに6月後半からの出来事を振り返ってみようと思う。
(長文です。のんびりお付き合いください)
■ホームレスの人に叱られた
夏至祭(6月24-25日)前からものすごく気温が上がったマルメ。
一時は28度まで上がるという、北欧らしからぬ日もあったここ1週間。
そんな暑いある日のこと、ホームレスの人に叱られた。
正確に言うと叱られたのは私ではない。友人である。
それは前の日曜日のこと。
蒸し蒸しした夕方に、友人と公園に出かけた。
特にあてもなくただお喋りをしながら歩いていたのだが、
なにせ暑かったので、売店でなにか冷たい物を買うことに。
友人はソフトクリームを買ったのだが、
サイズが大きすぎて半分ぐらいでギブアップ。
勿体ないな、と思ったけど捨ててしまうしか仕方ない。
その辺にいる鴨やハトはソフトクリームは食べないだろうし。
とそんなことをぼんやり考えていたが、友人は違った。
「これ、ホームレスかジプシーの人にあげよう!」
ええ~!それ食べかけですけど?
と、そんな私の思いをよそに
そういう人が周りにいないか探し始めたのである。
そこで彼女を止めればよかった。
スプーンで食べていたとは言え、他人の残したソフトクリームなんて
どんなに飢えていても食べたくないだろう。
「きっと喜ぶはず。」
と、のりのりの友人。
彼女はいつもジプシーの人に声をかけたり
何か食べ物を持っていれば分けているんだ、と言う。
そして実際公園の隅でホームレスらしき人を見つけて
半分になったカップ入りのソフトクリームを差し出そうとしたのだ。
するといきなりその人が堰を切ったように怒り出した。
「何様だと思ってるんだ?」
みたいなことを大声で叫び始めた。
そりゃそうだよ。侮辱も甚だしい。
ホームレス風の人はソフトクリームを実際見たかどうかは分からない。
差し出す前から既に「なにもいらない」「構うな」的なオーラが出ていた。
本当に彼女を止めれば良かったと後悔した。
そして私たちはすごすごその場所から立ち去り、
ゴミ箱に溶けかけたソフトクリームを放り込んだのだった。
■新月?逆行?ちょっとチグハグな日々
仕事に関して、ここ1週間はちょっとチグハグな印象だった。
スムーズに行きそうだなと思ったらブレーキがかかるような感じ。
決して大事故が起こるわけではないけれど、なんとなく動きがスロー。
お客さんの予約時間忘れやドタキャンで、おいおい!となった日もあれば
常連さんの妊婦さんが「赤ちゃんが生まれましたー」と嬉しい理由で
予約がキャンセルになった日も。
でもそんなことで予想外に空いてしまった時間を
試験勉強に費やすことができて、結果的には良かった。
そう、週末土曜日にチベット医学講座の試験があったのだ。
■久しぶりの「試験」
試験に臨むなんて久しぶりだ。
試験というものを最後に受けたのはマッサージ学校の時だから、2019年夏以来ということになる。しかしその時は模擬試験的なものがあり、何度も復習したのでそれほど不安はなかった。実技試験も、実習中に先生が見回って知らない間に成績が付けられていたので「試験」という感覚もなく終わったし。
しかし今回は違う。
選択式の筆記試験に加え、どんな問題がでるのか全く予想ができない口頭試験があったのだ。
チベット医学という学問。「まずは西洋医学のことは忘れてください」と講座の最初に先生からも言われたように、専門用語も体の仕組みについての考え方も新しいことだらけ。だからこそ勉強するのが面白いのだが、なにせ暗記事項が多いのだ。
(本場のチベット医は、古くから伝わるチベット語のテキスト『四部医典』4万語を全部暗記するそうです…。私の取っている講座は外国人向けに内容を組み直してあるので全暗記はナシ。良かったー。)
唯一の救いは仏教の考え方がベースになっていることぐらいか。チベット仏教が好きなので、それに関連したことなら多少知識がある。しかしそれだけでは助けにならないのも事実。試験直前の週は、学生の時さながらノートに用語を書きまくって暗記を試みた。
そして迎えた本番。
午後3時、約束の時間にzoomにログイン。
前の人がまだ終わっていないのか、「しばらくお待ちください」の表示が出ており、画面に向かい合ったまま待つこと約5分。ドキドキがとまらない。
ようやく先生と繋がって試験が始まる。
まず108個の数字(さすが、108!)からランダムに4つ選ぶ。
つまりくじ引きの要領で4つの問題を選ぶのだ。
あろうことか、1問目からいきなり「なにこれ、分からーん(ガーン)」とオロオロしてしまったが、先生に「この問題は飛ばしましょう。大丈夫、don't worry」と言われてひと呼吸。
4問中答えられなかった問題があれば、最後にもう1問だけ新しい問題を選ぶことができる。崖っぷちの気持ちで番号を選んだら、それがまた超難問。運の悪さにひっくり返りそうになった。しどろもどろになりつつ全部の回答を終え30分程度で試験終了。
即座に点数が発表された。結果60点中38点。
先生は途中でちょこちょこ助け舟を出して下さったのだが(たぶん狼狽している私を見かねたのだろう)少し会話を挟むことで緊張をほぐしてくださったんだと思う。それ無しではどうなっていたか分からない。口頭試験の終わりにこれからの勉強方法のアドバイスと、筆記試験頑張って、と励ましも頂いた。先生に大感謝である。
続く筆記試験はその4時間後。
待つ間、口頭試験の余韻でボーッとしてしまい、最後の詰め込みをする余裕もなかった。休憩中に食べようとあらかじめ買っていたイチゴ(冒頭の写真)もちゃんと味わえなかったほど。
筆記試験は選択問題だったので、口頭試験ほどは緊張しなかったがやはり難問が多かった。ここで半分以上の成績を取らねば合格できない。
口頭試験(60点満点)と筆記試験(40点満点)、ふたつ併せて60点以上が合格ライン。
つまり筆記であと22点取れれば合格だ。
もし合格しなければ、次の学年から「聴講生」扱いとなってしまい最終学年(3年目)の実技実習が受けられない。合格するためだけにまた1年生やり直し??それはどうしても避けたい。
プレッシャーの中、オンライン上で出題される問題を解いていく。
回答を終えて「提出」ボタンを押すと即座にコンピューターが計算して成績が出てくる仕組みなので、何度も何度も見直しをした。
1時間ちょっと格闘して提出。結果は36.9点。合格ラインを超えた。
成績はすぐに分かったのだが、正式な合格通知が来るまで気が気ではなかった。
月曜になって学校からメールが届いてやっと安心、一件落着。
肩の荷が下りた。
■体調管理とこれから
ところで、実は試験前日ぐらいから、頭痛が酷かった。
ときどきやって来るこの頭痛。痛みのパターンはいつも同じ。
首(僧帽筋)の左側が突っ張るような感覚から始まり、左上の歯、左目の奥、左耳の上、と全て左側を繋ぐラインが重く痛む。
なぜか週末に良く起こり、時が来るとスイッチが切れたようにパチッと急に痛みが消える謎の頭痛である。
原因のひとつは恐らく不摂生(苦笑)。
鍼に通っていた時にも指摘され、食事を気を付けるようにしたら改善されたので、
きっと食事が主な原因だと思う。
加えてここ1~2週間の激しい気温の変化。
数日の間に10度上がってまた10度下がる、ぐらいの急変化を繰り返し、
身体が付いて行けなくなっている模様。
暑くて急に水っぽい物ばかり食べたと思ったら、また肌寒くなって油っぽいものが欲しくなる。そんな繰り返しでお腹の中がびっくりしているに違いない。
試験中も頭痛との闘いだった。
痛いのは頭だけで体は元気なので動き回れるし、本も読みたい、記事も書きたい、でもいかんせん目の奥がズンズン痛むため、目を使う作業ができない。
Youtubeでラジオなんかを聞きながら大人しく過ごした。
そんなことで急に決めた今月の目標。
たまに食べるご褒美的な物は良いとして
できるだけ胃腸にやさしい食事を採ろうと思う。
■言葉のやさしさ
最後にひとつ。
チグハグな日が続いた、と前に書いた。
しかし、ちょっとイラッと来そうなタイミングに必ず誰かからの優しいメッセージがすっと入って来る、そんな経験もした。
なにげないSNSのやり取りだったり、ネットの記事で偶然目にした言葉だったり。
Facebook上をスクロールしていたら、たまたまやっていた誰かのLiveから、心に直球ストライクな言葉が耳に入ってきたり。
その度に気を取り直すことができた。
SNSのデジタルご近所さんや、名も知らない発信者の方々に救われた日々でもあった。
ありがとうございます。
以上、とりとめのない最近の出来事と雑感でした。
今年も後半に入りました。
星周り的に私は大きな変化が起こるらしいのだが、どうなることやら。
秋以降いろいろと個人的に計画していることがあるので
それが上手く行くと良いな。
逆行星たちのご機嫌もうかがいつつ無理せず行こうと思う。
長々とお付き合いありがとうございました。
皆さんにとっても良い2022年の後半戦となりますように!
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