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ネパールいろいろ(1)第一印象

私が最初にネパールに行ったのは2012年12月。クリスマス直前の23日、雪の降るコペンハーゲン国際空港を出発し、カタールを経由してカトマンズに入った。

なぜネパールに行くことになったのか、というと、誘われたからである。その前年からネパールを舞台にしたドキュメンタリー映画を撮り始め、何度か現地を行き来していた夫から話を色々と聞かされていた。2012年の年末年始も撮影しに行くことになったので、一度一緒に来てみたら?というのが最初である。

ネパールなんて旅行先の候補に挙がったことも無い国だった。エベレストがあるんだったっけ?ぐらいの知識しかない。夫の話や写真、動画から興味は惹かれるものの、ネットでは「発展途上国」とか「貧困の国」とかそんなワードも出てくる国。少し不安だったが、この機会を逃せばこの先行くことがないかもしれない。思い切って行ってみることにした。


雪の北欧から一転、到着した首都カトマンズは日差しがきつく、カラッカラに乾燥していた。迎えに来てくれた夫と、撮影に協力してくれているシェルパ族の知り合いと一緒にタクシーに乗り込み、ゲストハウスへ向かう。

車窓から見た街の第一印象は、

「わ―、なんじゃこれ―」

だった。道路にはものすごい数の車がクラクションをひっきりなしに鳴らしながら進む。それを縫うようにバイクが蛇行し、さらにその隙間を人々が横断する。そうかと思えば道の真ん中に牛がのんびり座り込んでいたり、もうもうと埃が舞い上がる車道の脇で物や野菜を広げて売ってる人がいたり。わー!としか言えないぐらい強烈な印象だった。でもこのカオスにどこかちょっと親しみを感じたのも事実。

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ほとんど予習もせずにやって来たネパール。そこで見たり聞いたり感じたりすることはほぼ全て新しい、というこれまでにない旅の始まりだった。







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ネパール行きのきっかけとなったのはこの方、Kancha Sherpaさんでした。
彼を主人公にした映画の製作がそもそも全ての始まりです。
配給先募集中です!

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”Kancha Sherpa 
1953年エヴェレスト山 人類初登頂をサポートした最後の生き残り”
トレイラーはこちらから↓
https://lastofthefirst.net/index.html


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