第2回世界将棋AI電竜戦にチームVtuberとして出場しての感想
2021年11月20日(土)、21日(日)の二日間にわたって開催された第2回世界将棋AI電竜戦にチームVtuberの一員として参加してきました。
配信などでも感想や結成秘話などを少しお話ししましたが、改めてNoteでも記載したいと思います。
チーム結成のキッカケ
はじまりはふとしたツイートがキッカケでした。最近の趣味は何ですかと聞かれたら「配信!そして将棋!」と答える一宮。当然、11月に開催される電竜戦も知っていました。なんとなくルールを確認していると出場条件に「人間複数」も参加可能との記述が。これで思いついたのが下記のツイートです。
これは一宮の欠点でもあるのですが、「配信が面白くなればいい」というスタイルでしか物事を考えることができません。そのため合議制の難しさなどは完全に度外視で「人間同士が相談しながら相手の指し手に一喜一憂したりする配信は見ていて面白そう!」という発想。ただそれだけでした。
一宮が好きな将棋Vさん達がわーわー言いながら将棋を指しているのを見たい
そう何気なく思って呟いたのがこのツイートでした。
一宮自身も瞬間的な思い付きだったのですが、このツイートに反応してくださった将棋Vtuberさんがお一人いらっしゃいました。それが、将棋V界のスーパーアイドル、真澤千星さんでした。
いち将棋Vリスナーである一宮なので、当然千星さんのことは存じています。そればかりか、もう本当に雲の上の人という印象しかありませんでした。電竜戦エキシビションマッチではプロ棋士の阿部健治郎七段の聞き手を務められるなど将棋Vさんの中でも随一の知名度を誇るスーパースター。
そんな千星さんから反応いただけるとは。
それをみて一宮も「これはやるしかない」と気合を入れ、電竜戦への出場を決めました。
千星さんの相方である紫陽花さくらさんをメンバーに加え、一宮を加えた3人をベースメンバーとしてチームVtuberを結成しました。
裏でチームメンバーを募集し、最終的には下記のメンバーでエントリーを行いました。
真澤千星、紫陽花さくら、弥院快志、Unferth、音無ちえる、鹿角ほたる、一宮真純
皆様かなり忙しい中、直前の募集にも関わらずに快諾いただき本当に感謝です。本当に合間を縫って参加いただきとてもありがたかったです。
合議制の難しさと楽しさ
さて。ここからは感想を。1局の感想を述べると計26局分の感想を書くことになるため、全体としての感想を簡単に書きます。
まずは将棋としての面から。一言でいうと合議制は難しかったです。
まず作戦選択から難しい。メンバーは居飛車党・振り飛車党・オールラウンダーとバラバラです。そのため何を指すかも実はかなり難しい問題です。居飛車・振り飛車と大きな方針が決まっても、振り飛車ならどこに振るか、居飛車なら戦型として何を選ぶか。検討することは山ほどあります。
その意見をまとめていざ対局に挑んでも、指し手の方針でもやはり意見が分かれます。囲いとして何を選ぶのか、攻めの手と守りの手のどちらを優先するのか。棋風がそれぞれ違う中、どう選択をするのか。指し手を務めた千星さん、さくらさんは体力的にはもちろん精神的にも負担をかけてしまったと思います。
時間があれば話は少し変わったかもしれませんが、10分2秒のフィッシャールールで合議制で指すのは、想像以上の難しさでした。
純粋に将棋がお好きな方からすると、不満に感じられる方もいるかもしれないなと思った合議制ルール。この辺りは今後の課題として対策を考えたいなと思います。
一方で配信として。これは視聴者の皆様の意見になるので、配信者側である一宮にはどうお感じになられたか分かりません。ただ、いち参加者としての感想をお話しすると、めちゃくちゃ楽しかったです。
相手の指し手に一喜一憂し、対局に勝つとみんなで喜び、負けるとみんなで悔しがる。。普段はひとりぼっちの孤独な闘いである将棋というゲームにおいて、喜怒哀楽をチーム全員で共有するという不思議な体験。本当に楽しかった。
千星さんとさくらさんのコンビの掛け合いをまじかでみれたり、さくらさんにいつものように雑に扱っていただいたり、千星さんに「真純ちゃん」と呼んでいただいたり、ちえるさんを加えてハーレム状態を体験させていただいたりなどなど、、、
本当に楽しい二日間を送らせていただきました。Vtuber人生の大切な思い出の一ページになったと思います。とっても素敵な時間でした。
またこのメンバーで来年も出たいなと一宮は思いました。
おわりに
電竜戦に参加された沢山の開発者様や将棋指しの方々、本当にお疲れ様でした。運営として準備された皆様、当日の開設・聞き手として参加されたプロ棋士の先生方、ありがとうございました。皆様のお陰で楽しい2日間になりました。この場を借りてお礼を申し上げます。
そしてチームVtuberの配信を見てくださった視聴者の皆様にも心からの感謝を。配信者側の一宮が一番楽しんでいた配信だったなと思うのですが、その楽しいと思った感情が少しでも皆さんと共有できていたら良いなと思います。
来年は真純ちゃんが好きな人をさらに集めてハーレムを結成してやりたいにぇ...
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