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「違う、やり直し!」 ナカは鋭く言って、じっと達夫の方を見ている。 十六歳の達夫は、扇を左手に、今の所作を繰り返した。 「違う。右手が死んでる。目は左」 達夫の伯母であるナカは、普段は大雑把で豪快な人であるが、こと踊りの稽古となると厳しく、細かくダメ出しをする。 芸事にはそれが当たり前だが、プロを目指しているでもないのに、そこまで要求しなくてもと達夫は思う。ましてや甥っ子なのに、という甘えもある。 達夫は扇子を畳んで膝前に置き、ありがとうございましたと、真のお辞儀をした。
明けましておめでとうございます。 昨年は仲良くして下さり、ありがとうございました。 今年もまたお付き合い、よろしくお願いいたします。 オバカン、今年も面白がってついて行きます。 今年は巳年ということで、次男は年男です。 PC開けたら、ますみさんのイラストが。 眺めれば眺めるほど、かわいくて、やさしくて、へびなのにあたたかくて。 ますみさんマジックです。 おっとりのんびりで、繊細で、ご飯食べるのがめっちゃゆっくりな次男が、しろへびさんになったみたいで、しげしげと眺めてしま