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4/10パフォーマンスの記録写真

パフォーマンスのテキスト
最近桂川の川岸で工事があり人が踏み込めなかった一帯の草木が切り開かれ、地形、景色が変わった。草木で覆われていた川岸の地面が露出し高低差が見えるようになり、幾本かの重機の跡に沿って歩けるようになった。

川岸一帯の高低差や重機の跡を辿って歩くうちに、自然と身体に馴染むルートがあることに気が付いた。高いところ低いところ、地面の感じ、辺りに落ちている物など、何か分からないが吸い寄せられる順番がある。まるで巡礼しているかのように感じた。

コンビニやデパートの計算し尽くされた動線ではなく、身体や情動が選ぶ川岸のルートを結び、私の身体の内臓を引き摺り出し絡み付け、一本の線のような、或いは複雑な図形のような舞踏をやりたいと考えている。

制作方法としては、何日かかけて風景の細かいところを観察してじっくり身体を馴染ませる。それから身体をその場所に置いたときの感じを言葉にして書き出していき、振付のようなものを作る。そして桂川に落ちている様々なものを組み合わせてオブジェクトを作り、風景に溶け込むようで、風景を過剰に脚色させるものを作りフィールドにする。といった具合で進めた。

撮影・編集:misa shinshi


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