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【駐在妻、ビジネスマン、ワーママ、母の「敬語」と「タメ語」のさじ加減】  大人の自由研究 File No.1

こんにちは!一生「自由に働く」と決めた優子です。
※私の自己紹介「『自由に働く』って何だ?」はこちら。(ってまだないですWW。後日公開予定)

のっけからで申し訳ありませんが「大人の自由研究」にがっつりFile No.1って入れたことに一抹の後悔を抱いています。No.2以降があるのか?わかりません…。


それはさておき、今日は「ニホンゴってムズカシイ。」って話を日本語で書きたいと思います。ので、私の日本語の文章は推して知るべしです。期待せずにお読みください。

ニホンゴってムズカシイ人の10回超と10年

私、アメリカ生まれ、日本育ち、オーストラリア、中国を経由して、ただいま日本ラウンドです。かつこの先またどこかに行く予定の人です。人生での引っ越しは10回超、幼少期も含めると海外ラウンドトータル10年以上になりました。

だからと言って日本語より英語や中国語が優位なわけではありません。なぜなら日本の義務教育9年間をコンプリートし、高校も一般受験して大学まですくすくと日本で育ったから。学生時代全部日本やん!そうです。「母国語は?」と聞かれたらそれは「日本語」なのは間違いありません。

しかし、そんな私はいつも思っています。
「ニホンゴってムズカシイ。」

日本語の習得難易度ランキング!とは違った軸のニホンゴのムズカシサ。

まずは、日本語の難しさを世界的にランキングにした結果を拝借することにしましょう。国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が発表した世界の難しい言語ランキングでは、日本語は5位に位置しています。 (1位は中国語、2位はギリシャ語、3位はアラビア語です。)

はいはい、ですよね。めでたく?上位ランクイン!
でも、母国語が日本語である人にとってはランキングNo.1とされる中国語は世界一習得が難しい言語ではありません。いわずもがな難しいのは「漢字」だから。漢字に馴染みにある日本人にとっては簡単だし、文法的または言葉遣い的に難しいわけではない。というのが私的見解です。中国でサバイバル中国語レベルには達している私の実感のこもった結論ですね。

はい、世界中の沢山の言語のなかでだいたい3つくらいしか馴染みのない状態でほざいていることをお許しください。これを読むのは日本語が読める人という前提で話しています。Yo!

となった時に、「言語」としてというより「使いこなすのが非常に難しい」のが日本語と思います。世界最高峰なんじゃないだろうかと個人的には思っています。使いこなすのがムズカシイというと「敬語の使い方」をイメージされる方も多いかもしれません。新入社員じゃあるまいしと…。

でもムズカシイのは、尊敬語、謙譲語、丁寧語のいずれであるかではありません。
社会人としての正しい敬語の使い方の研修は沢山受けたし、電話に出るということも場数を踏んだし、How to本も沢山読みましたよ!また、「がんばり過ぎない敬語」などの書籍で「いただきます」連発して相手を不快にしないように気を付けるテクニック的なところも勉強したつもりではあります。

しかし、敬語その物ではなくてですね「さじ加減が難しい」のが日本語なのではないかと思うのです。何のさじ加減かと言いますと、「敬語」と「タメ語」の「さじ加減」を指します。(以下「敬語・タメ語のさじ加減」と表現します。)

ムズカシイと感じる最大のポイントは「敬語・タメ語のさじ加減」を相手との関係性や自身の立場やいわゆるTPOによってを調節する必要があるからです。そして、その使い方がそのまま相手をどう思っているか(扱おうとしているのか)の意思表示に繋がるからです。

最もムズカシイのは、最初にどれをセレクトするか、更にその後関係性が変わってきたら言葉も変わっていくことです。もしくは言葉を変えることで関係性も調整することができてしまうことだと思います。あームズカシイ。

そんなもん、上司なら、年上なら、こどもなら、で選べばいいじゃん。って思ったそこのあなた。正解です!そんな単純なこと。完全同意。

しかーーーし、実際、私これまで沢山失敗してきました。
言葉使いのセレクトと「敬語・タメ語のさじ加減」を…。

Yukoのニホンゴ失敗日記(子どものころ編)

忘れもしない1回目の失敗は、アメリカ生まれの私が5歳で日本に戻り、日本の幼稚園に通い始めた時のことです。日本語はだいたいわかるもののマインドはアメリカンなYukoです。幸い?制服があり、加えて文句なしの黒髪とまじりっけなしの和顔で純ジャパを絵に描いたような外見で登園した私は秒で溶け込んだ~はずでした。

ところが、友達の名前を憶えて一緒に遊ぼうと声をかけた時のことです。「くん」「ちゃん」の存在を知らない私は、「ねー●●、遊ぼう!」と名前をダイレクトに呼んだのです。

すると…その瞬間
「あーーーーーーー、よびすてにしたーーーーーーーーー!!!!!!」
とクラス全員の視線が私に向けられました。

友達の名前を呼んだだけで、暴言を吐いたかのような、重罪を犯した犯人のような視線を向けられたのです。ひょえーーーー。

しかも、そのときのYukoは「呼び捨て」の意味すらわからずポカンです。
そこから、私の「ニホンゴってムズカシイ」人生はスタートしたと言っても過言ではありません。

Yukoのニホンゴ失敗日記(大人になっても編)

ビジネスにおいては、関係債が友達ベースのなーなーになるとちゃんと仕事ができなくなることもあると思っています。なのでリスペクトの意味をもって、そして知らず知らずのうちに下に見ないように上に見すぎないように適度な敬語を使いたいと思っています。これもむずかしいけど(いつも調整)

でも、一番難易度がたかかったのは夫の海外駐在が決まって現地に駐在帯同した時のことです。会社員の仕事を辞め、無職で子どもたちを連れて駐在妻になりました。

まず、私って何なんだ?から始まりました。無職で名刺もなく、友達もいない私の立ち位置は?夫の付属物かこどもの保護者でしかなくなった私は、誰にどの言葉を使っていいかさっぱりわからなくなってしまったのです。「敬語・タメ語のさじ加減」レベルではありません(笑)

そしてこちらも忘れもしない初の日本人婦人会出席の時のことです。これまでの経験上ママ友に敬語を使うと壁を作ってしまうことを感じていた私は、婦人会で同世代のお子さんがいるとわかった方にお友達になろうとしてタメ語で話はじめました。

そして後から知ったのです。その方のご主人はかなり位が上の方(夫の上司)。で、私と同世代であるにも関わらず、他の方は全員敬語でその方にお話をしているのです。がびーん。やっちまったと思いました。しかも、一度タメ語で話始めた後から敬語に戻すことの不自然なこと極まりない。

言葉のセレクト・「敬語・タメ語のさじ加減」の難しさとともに、それが不可逆であることも学んだのでした。
丁寧なところから崩すことはできても、逆は白々しい…。

では、最初は一律で丁寧な丁寧な敬語にすればいいじゃないかと思ったのですが、今度は敬語を使いすぎると「変な敬語」「壁を作る」「逆にバカにしているふうに聞こえる」ってことが起こったりします。

あーーーやっかい。
で、こんな状況で日系の幼稚園にこどもを通わせると、その保護者同志の会話の時に「敬語・タメ語のさじ加減」問題が発生する訳です。海外にいるのに、アイデンティティが崩壊した状態で日本人村にいることになるカオスです。迷子迷子迷宮入り決定!

そうしている中で、娘がインターナショナルスクールに転校することになりました。そこではもちろん親英語をしゃべっていて。第二言語なはずなのに、英語をしゃべっている方が気持ち的にとても楽に感じたのでした。

そして、日本に帰国すれば解決すると思っていた「敬語・タメ語のさじ加減」問題、結論解決しませんでした。

オンラインで仕事をしようとして、オンラインのワークショップに沢山参加していた時のことです。仕事とママという狭間でまた「敬語・タメ語のさじ加減」問題にあたり、やっぱりニホンゴってムズカシイに無事帰還したのでした。

私は、仕事はリスペクトを込めて敬語ベースで行きたい派。
でも、コミュニケーションの過程である程度の歩み寄りとリスペクトのさじ加減ってあると思っていて、でもいつもニホンゴってムズカシイって思うんです。

結局ずっとムズカシイ

教科書にはできない駐在妻、ワーママ、母の敬語のさじ加減
これって、結構奥深い話だと思うんです。

丁寧で壁をつくらず、相手を不快にさせない
よいさじ加減のことばづかいを日々探し求めています。

大人の自由研究だから、結論が必要か…。
その塩梅は料理で言うところの
塩加減、砂糖加減ににているのかも
結論になっていない。

そんなんでいいのか、大人の自由研究File No.1
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